MBAという言葉に惹かれて受講を始めたshizugin;shipゼミナールも、今回で終了。
通常であれば、1~2日間かけて学習する内容を、1コマ2.5時間に圧縮し、さらにそれを1回のゼミナールで2コマ実施するというハードワークを、3回こなしたことになる。
前回までの講義は、曲がりなりにも通常業務を延長すると言った考え方でついていくことができたが、今回のお題は“ファイナンス”。
様々な数値に基づいたシミュレーション結果から、投資判断が適正であるかどうかを判断するという、まさにザ・MBAともいうべきテーマだった。
その内容は、とにかく歯応えあり過ぎ!
学生時代は、偏微分・積分のn次元関数をコンピュータソフトに展開するといったバリバリの理系だったはずなのに、今回はシグマが出てきただけで、テキストから視線をそらしてしまった・・・
そのような及び腰で取り組んだにもかかわらず、いざ真剣に取り組み始めたら・・・“面白い”。
今までKKD(勘・経験・度胸)で行ってきた投資判断を、WACCやNPVといった概念を用いて見事に数値化することが出来、目から鱗がポロポロと落ちていった。
これからは、『利回りが・・・』等と言った投資尺度だけでなく、実質のキャッシュフローで判断することが出来る武器を手に入れたので、事業開始後に『あれっ?』ということは無くなるだろう?
とはいえ、このファイナンスに対する考え方が万能であるかと言えば、そうではない。
投資判断のベースとなる売上予測等が大きく狂ってしまえば、事業そのものが立ちいかなくなってしまう。
せっかく素晴らし武器を手に入れたのだから、武器を使いこなす能力をこれからは磨いていくこととしよう。
それにしても、久しぶりに頭に汗をかいた気がする。
・・・ということは、普段、如何に何も考えていないかと言うこと・・・か?
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