国土交通省と焼津市が共催した「「国土政策フォーラム in 焼津」~東日本大震災の教訓を踏まえた津波防災まちづくり~」に、参加してきた。
充分に余裕を持って会場に到着するはずが、駐車場は満車、会場は満員で、結局は2階席の立ち見!
フォーラムの途中からは座り込んでしまう人もでて、主催者側の『想定外』の事態になってしまったようだが、市民の関心の高さを物語っているようで、みんなが真剣に聞き入っていた。
基調講演を行った“中央防災会議「東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策に関する専門調査会」座長”を務める関西大学教授の河田惠昭氏から飛び出す
「私は、震災が起きてから、東京まで110回行ったけど、毎回日帰り。だって、東京ディズニーリゾートの真下を震源とする地震が必ず起きるんだから、あんなに恐いところにいたら、心配で眠れない!。」
「私は、震災が起きてから、東京まで110回行ったけど、毎回新幹線で静岡県を通過するときに、生きた心地がしない。だって、転覆防止装置がついているから安心とJRは言ってるけど、時速300km/hで走っていて線路ごともってかれたらお終いでしょっ!」
「私は、震災が起きてから、東京まで110回行ったけど、初めて藤枝駅に降りて、恐くて足がすくんだね。だって、津波が来たらお終いじゃん!」
等々の独特な言い回しが、聴衆を河田ワールドに引きずり込み、「地震はいつ起きてもおかしくない」ということを、参加者の意識に刷り込んでくれた。
基調講演後のパネルディスカッションでも、地震・津波に対する備えについて、様々な示唆を受けたが、大震災から10ヶ月が過ぎ、復興もままなっていないにも関わらず、意識は日常生活に押し流されてしまいつつあるという現実を、改めて実感した。
一番大切なことは「喉元過ぎても熱さを忘れない」ことに尽きる。
これからも、「また津波ぃ」等と思うことなく、このような催しには、積極的に参加していこうと思う。
それにしても、知り合いの多いこと&多いこと。
催しの数だけ、飲み会も増えそうだ・・・
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