
連休読んだ本の中で、一番印象に残ったモノは、京都吉兆総料理長である、徳岡邦夫氏の言葉だった。
氏の言葉を引用させていただくと、
『会社が生き残っていくために、社員教育のやり方を見直しました。昔の職人は「技術は盗んで身につけろ」といって教えませんでしたが、それは先輩が自分の存在価値を維持するための方便だったのではないかと思います。若い料理人も、丁寧に教えればきちんとできるようになるし、その経験が人をさらに成長させます。最初はパッとしなかった若者が、いつの間にかこちらが驚くくらいの腕を見せることだって、珍しくはありません。』
確かに氏の言われるとおりの側面が、「盗んで身につけろ」という言葉の裏に存在していると自分も考える。
翻って、当社にもその様な考えを持つ人間がいたとすれば、伸びようとする若い芽を摘んでしまう行為に他ならない。
ましてや、自分の心の奥底にその様な考えがあった場合には・・・と思うと、正直ゾッとしてしまった。
これからは、「自分の行動は他者の伸びゆく芽を摘んでいないか?』ということを、常に考えて行動することとしよう。
氏の言葉を引用させていただくと、
『会社が生き残っていくために、社員教育のやり方を見直しました。昔の職人は「技術は盗んで身につけろ」といって教えませんでしたが、それは先輩が自分の存在価値を維持するための方便だったのではないかと思います。若い料理人も、丁寧に教えればきちんとできるようになるし、その経験が人をさらに成長させます。最初はパッとしなかった若者が、いつの間にかこちらが驚くくらいの腕を見せることだって、珍しくはありません。』
確かに氏の言われるとおりの側面が、「盗んで身につけろ」という言葉の裏に存在していると自分も考える。
翻って、当社にもその様な考えを持つ人間がいたとすれば、伸びようとする若い芽を摘んでしまう行為に他ならない。
ましてや、自分の心の奥底にその様な考えがあった場合には・・・と思うと、正直ゾッとしてしまった。
これからは、「自分の行動は他者の伸びゆく芽を摘んでいないか?』ということを、常に考えて行動することとしよう。
存在価値を維持するための方便だったのではないかと思います。若い料理人も、丁寧に教えればきちんとできるようになるし、その経験が人をさらに成長させます。
本当にそうなんでしょうか?
>当社にもその様な考えを持つ人間がいたとすれば、伸びようとする若い芽を摘んでしまう行為に他ならない。
本気でそんな風に思ってますか?
昔の職人が教えなかったということは、出来ない奴と出来そうな奴をフィルターにかける行為という側面はありませんか?
職人が人生をかけて身につけてきたことは、簡単に言葉では教えられないし実地にやって見せても、なかなか出来ない分かり難いことを経験上知っていたから、或る程度の月日をかけて盗め、とやったのではないかと私は思います。
そして、丁寧に教えても出来ない人を淘汰するだけでなく、出来そうな人でも、師匠のやる理不尽さや自らの素直さのない人間を振るい落とすことは必須だと先人は知っていたと思いませんか?
なぜなら、教えられたことをやるだけでは次のステージへは到達できない苦労が待っているのが職人の世界だという世界観から、まず盗み、自らの
世界を拓けということなんじゃないか…?と、居酒屋からアルコールの染みた頭で書いたものを送らせてもらいます。
こんばん話です。いい勉強してますね。
まず、はじめに今日の言葉
★マネージャーはシステムと機構に、リーダーは人材に焦点をあてる。
★マネージャーは管理しようとするが、リーダーは信頼感を高めようとする。
★マネージャーは近視眼的であるが、リーダーは長期的視野に立つことを知っている。(W・ベニス)
職人の技・ベテランの知恵(暗黙知)、これらについては、どこまで標準化できるか?、すべきか?そして、中堅・若手にどう教え、育てるのか・・・重要なテーマですね。
原理・原則、理論、知識は数式とか技術標準とか各種マニュアル等々の形式知(業界では、施工計画書とか工程表?ですか)で共有化できますね。
『天賦の才』例えば、遼君のスコア58なんてのは、まさに、神がかりであり、ご本人も説明できないでしょう。
我々の業界は、スポーツや芸術の世界と趣が異なりますが、京都吉兆の総料理長さんがおっしゃる、昔の職人から技術者へ、どう頭を切り換えるのか、これができない、わがままな昔気質の職人さんは組織(チーム)としては、排除すべきではないですか。
今後、この業界に限らず、若い世代の方も、机上ではなく、現場で真剣に仕事に向き合い、自分自身の弱点なり、未熟さを、よく理解し、先輩・ベテラン社員に相対するべきではないでしょうか、まじめに、本気で懐に飛び込めば、心ある人であれば、必ず答えてくれるはずです。
ベンチマーキングとか、コンピテンシーとか同業、異業種問わず、他社の良い点は素直に見習い、さらに加工・改良した橋本イズム・橋本標準を確立して欲しいですね。(現在進行形)
苦しく、地味かもしれませんが、その努力のプロセスが、競争優位につながると思います。
行動については、率先垂範(健康・安全第一)経営者としては前述のことを、心して実践できれば、会社も、ま→くんの人生も素晴らしいものになると思います。
ちょっと、長くなりました。本来、ブログの趣旨には、そぐわないのかもしれませんが、しつこい、ふ~さんですから、お許しください。
深い読みですね。
「職人」に対する定義付けから入りませんと、なかなかこの世界の解釈は難しいと思います。
しかしながら、無くなってしまった「船場吉祥」と、繁盛している「京都吉兆」の差が、徳岡邦夫氏の方針が正しかったと言うことを表していると思います。
次回京都を訪れる際には、自分の舌で氏の経営哲学を味わってきたいと思います。
☆藤井先生
自分が影響を受けた本の中で3本の指に入る「なぜ会社は変われないのか」の作者である柴田昌治氏が、藤井さんと全く同じ趣旨の事を仰有っておりました。
やはり、物事の「本質」をおさえなければ、何事も上手く運ぶことができないと言うことなんですね。
これからも、ご指導の程を宜敷お願いいたします。
ありがとうございました。
定義をしないと、というま→くんの言う通りです。私は、正直職人を定義出来るか?と聞かれたら、返答に窮するものですが、一言だけ言えば
何事も**道と云わずにいられない日本人の職人気質と、経営も学校で教えることがーMBAのことですー出来ると考えるアメリカの考え方が理解しえるか、疑念を持ちます。そして、イラク戦争以後、帝国として君臨するアメリカの力を背景に認めるグローバルな考え方を疑った方がいいと考える者です。そのことについては以下の文献を参照のこと。
Jpseph Nye.,The Paradox fAmerican Powe:Why the World's Only Superpower Can't Go it Alone.Oxford University Prss,2002
自分も若気の至りで、アメリカでのMBA取得を志したこともありましたが、「アメリカの正義は、世界の正義ではない」ということは普段から感じております。
ただ、一部の人達しか楽しめなかったものを、システム化により誰もが楽しむことのできるようにするための努力には、素直に敬服もしております。
幸せをみんなで分かち合える社会を、何とか実現したいものです。
ありがとうございました。