今日から始まった中学生の全国大会、第41回リトルシニア日本選手権大会を見に府中市民球場まで行きました。第1試合は三河安城対東京神宮、第2試合は世田谷西対長野東。この大会を見たのは久しぶりで、私は浦島太郎状態で変貌した中学生のプレーを見ていました。
3回裏、無死一塁の場面で東京神宮の1番五十幡亮汰(3年・中堅手)はセイフティバントを試み、アウトになったもののこのときの一塁到達タイムは3.68秒というとんでもない速さでした。私はストップウォッチの「スタート・ストップボタン」を押すタイミングに絶対的な自信を持っていますが、このタイムが表示されたときは押すタイミングが早すぎたかなと思いました。しかし4回表、2死一、二塁の場面でライト線に三塁打を放ち、このときの三塁到達タイムを見て五十幡の俊足を確認しました。ストップウォッチに表示された数値は「11.20」。私が今年見たプロ35試合、アマチュア146試合の中で、この11.20秒は8位の記録です。選手名簿で東京神宮の監督・コーチを見ると次のような顔ぶれ。
監督 丸山完二
コーチ 三橋豊夫
青木 実
川畑盛幸
水谷新太郎
かつてのヤクルトのフロントやコーチ、選手たちではありませんか。高校野球が今、元プロの受け入れに躍起になっていますが、中学野球の世界ではもう前に進んでいるんですね。東練馬のコーチの中には「徳元敏」という名前が見えます。98年のドラフト会議でオリックスから5位指名された投手でしょうか。
ちなみに、東京神宮の3番山本賢太(3年・左翼手)は4回に3ランホームランをレフトスタンドに、世田谷西の4番岡敬太郎(3年・一塁手)は1回に3ランホームランを左中間スタンドに放り込んでいます。両翼95m、中堅120mの広い球場ですよ。中学野球をもう少しちゃんと見ないといけないなと反省した次第です。
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