昭和35年(1960年)、大学を卒業後、広島県北の田舎の小規模中学校へ理科教師として赴任しました。
中学校1年生の担任となり、3年間一緒に学校生活を送ったものです。
みんな素朴で素直でいい子どもたちでした。
60数年前の話です。ここの学校は公立小学校と中学校ですが、通称〇〇学園とも言って、今でいう小中一貫校でした。
一つの校舎に小学校1年生から中学校3年生まで学んでいました。
職員室も小中教員が一緒。授業は小中別でも、運動会などの学校行事は、小中一緒でした。小学校教師が中学校の一部の教科も担当し、中学校教師も小学校の一部教科を教えていました。
このような学校は当時広島県内でも他にはなかったと思います。
この学級は、卒業後数年ごとにクラス会を開いてきました。
あれか六十数年、当時は教師と生徒の関係でいわゆる師弟関係でしたが、現在はみんな後期高齢者で、同類項です。
社会人になって、それぞれが各方面で活躍し、今は悠々自適の生活を送っているようです。
同級生のうち、4名が亡くなっています。
先日、卒業生は77歳の喜寿となり、7年ぶりのクラス会となりました。
次は3年後に傘寿(80歳)と卒寿(90歳)のクラス会を開こうということになりました。
持病をいくつもかかえ、通院している身ですので、90まで生きられるかどうか分かりませんが、何とか現状維持で、過ごしたいものです。