猛暑の夏、三次の馬洗川の川面に夜の帳(とばり)が下りる頃、鵜匠と鵜が織りなす豪華ショーが繰り広げられます。
450年という長い年月の間受け継がれてきた、伝統ある三次の鵜飼です。
7月30日、すぐ近くの鵜飼乗船場に行ってみました。
この日は日曜日とあって沢山観光客が来て、4艘の鵜舟遊覧船が出ていました。
全国11か所鵜飼の中で
三次の鵜飼の特徴は、
①鵜匠たちが乗る笹のように細い船
②鵜舟とお客が乗る遊覧船が並走することで間近で鵜が魚を捕らえる瞬間を見ることが出来ること
③腰から延びている手縄も7mと長く、1人の鵜匠が1度に8羽をあやつるのは日本一だとも言われています。
出番を待つ鵜
水に潜って早くアユを捕りたいな。
観光客が鵜舟遊覧船に乗り込みます。
全国11か所の鵜飼
- 大分県日田市:三隈川の鵜飼
- 福岡県朝倉市:筑後川の鵜飼
- 山口県岩国市:岩国錦帯橋鵜飼
- 広島県三次市:三次の鵜飼
- 愛媛県大洲市:大洲鵜飼
- 京都府宇治市:宇治の鵜飼
- 京都府京都市:嵐山の鵜飼
- 岐阜県岐阜市:ぎふ長良川鵜飼
- 岐阜県関市 :小瀬の鵜飼
- 愛知県犬山市:木曽川鵜飼
- 山梨県笛吹市:石和鵜飼
「三次の鵜飼(うかい)」を盛り上げようと、鵜匠(うしょう)と妻、市民たちで結成した「鵜匠ん家(ち)」が土産用のグッズを完成させました。
鵜の愛らしさや漁の歴史を伝えるポップなイラストを考案。
売り上げの一部は、物価高のあおりを受ける餌代などに充てるという。
鵜匠の妻たちが、乗船場広場にグッズを販売しています。