オーディションでNO.1になりイギリス留学したのは相原こずえ。同じNO.1でも“竜巻落とし”を決めるのは鮎原こずえだ!
まず、コミックが原作らしいのでネーミングそのものが漫画的。主人公は中学生の成瀬うた(成海璃子)と音大受験を控えた菊名和音(松山ケンイチ)である。そして恋人になる予定(?)の声楽科の女子大生はカノンなのだ。“鳴らせ歌”、“聴くな和音”と音楽がらみで固めているのですが、八百屋の2階から聞こえるピアノの音がうるさいと怒鳴り込んでくるオバさんが“キク子”だったりする。ピアノの音が原因で殺人事件も起こったりするご時世なので心配になったりもするものの、弾いていた曲がベートーヴェンの「熱情」だったりしたので、本気で聴いていたために悪人にならなかったのかもしれません。
最近、音楽映画が続いているので個人的には嬉しいかぎり。天才的ピアノ少女の主人公が思春期という年代でもあり、ピアノを弾くのが嫌いになっている心理描写や、父親と同じ難聴になってゆく様子を繊細なタッチで描いていて、落ちこぼれ音大生と出会ったことにより、再びピアノを弾く喜びを見つける物語です。神童ならではの気難しい雰囲気や、うたの父が作曲した音楽に和むシーン、そして松山ケンイチの演技の上手さやピアノレッスンの成果など、見所はいっぱいあった。相原こずえ役の三浦友理枝もリヒテンシュタインも指揮者も本物の音楽家を起用しているのでリアル感も増します。さすがに貫地谷しほりの声楽だけは残念だった・・・ネズミのマスコットをつけたトランペットにすればよかったのに・・・
ピアノ連弾の雰囲気や“ピアノの墓場”のセットなども完璧。墓場などというと不気味なはずなのに、父親(西島秀俊)の面影を追い求めるため主人公うたが音を鳴らすだけで楽器が生き生きと甦るような、爽やかなイメージさえありました。墓場といえば、明日公開される作品なんて運動会までやっちゃうんですから、暗いイメージだけじゃないですよね・・・
もう一つ素晴らしかったのは効果音。水の音、鳥の音、虫の音・・・細かな音まで再現され、観客は次第に耳を凝らしていく。難聴になっていく効果音はもっと大胆に演出してもよかったのかもしれないけど、セミの音がヒグラシだったのが発見でした。全体的には無駄な部分が多かったし、疑問がいっぱい出てくる映画かと思います。手を握り、ぬいぐるみを置いただけで演奏が上手くなってしまうとか・・・780万の借金とピアノを売り払う関係とか・・・
★★★・・
まず、コミックが原作らしいのでネーミングそのものが漫画的。主人公は中学生の成瀬うた(成海璃子)と音大受験を控えた菊名和音(松山ケンイチ)である。そして恋人になる予定(?)の声楽科の女子大生はカノンなのだ。“鳴らせ歌”、“聴くな和音”と音楽がらみで固めているのですが、八百屋の2階から聞こえるピアノの音がうるさいと怒鳴り込んでくるオバさんが“キク子”だったりする。ピアノの音が原因で殺人事件も起こったりするご時世なので心配になったりもするものの、弾いていた曲がベートーヴェンの「熱情」だったりしたので、本気で聴いていたために悪人にならなかったのかもしれません。
最近、音楽映画が続いているので個人的には嬉しいかぎり。天才的ピアノ少女の主人公が思春期という年代でもあり、ピアノを弾くのが嫌いになっている心理描写や、父親と同じ難聴になってゆく様子を繊細なタッチで描いていて、落ちこぼれ音大生と出会ったことにより、再びピアノを弾く喜びを見つける物語です。神童ならではの気難しい雰囲気や、うたの父が作曲した音楽に和むシーン、そして松山ケンイチの演技の上手さやピアノレッスンの成果など、見所はいっぱいあった。相原こずえ役の三浦友理枝もリヒテンシュタインも指揮者も本物の音楽家を起用しているのでリアル感も増します。さすがに貫地谷しほりの声楽だけは残念だった・・・ネズミのマスコットをつけたトランペットにすればよかったのに・・・
ピアノ連弾の雰囲気や“ピアノの墓場”のセットなども完璧。墓場などというと不気味なはずなのに、父親(西島秀俊)の面影を追い求めるため主人公うたが音を鳴らすだけで楽器が生き生きと甦るような、爽やかなイメージさえありました。墓場といえば、明日公開される作品なんて運動会までやっちゃうんですから、暗いイメージだけじゃないですよね・・・
もう一つ素晴らしかったのは効果音。水の音、鳥の音、虫の音・・・細かな音まで再現され、観客は次第に耳を凝らしていく。難聴になっていく効果音はもっと大胆に演出してもよかったのかもしれないけど、セミの音がヒグラシだったのが発見でした。全体的には無駄な部分が多かったし、疑問がいっぱい出てくる映画かと思います。手を握り、ぬいぐるみを置いただけで演奏が上手くなってしまうとか・・・780万の借金とピアノを売り払う関係とか・・・
★★★・・
成海璃子ちゃんは「神童」というにはちょっと大きかったような?
いま原作を読んでいますが、マンガのうたは璃子ちゃんとはちょっとイメージが違うみたいです。
ワオの受験前夜にメロン二つで騒音の文句を言わなくなった隣人が面白かった~。
ピアノを売り払ったのは、ローンの督促状が冒頭に表現されていたので、売ったのだと思うけれど、ピアノ練習に目を引かせるための意図があったのかなと思いました。
音楽作品が多くって、嬉しい限りですが他もみたい作品たくさんで悲鳴を上げています。
「ラブソングができるまで」をまだ観ていないのですが、はやくみないと終わっちゃいそう!
セミの音ってキケンなんですね。ヤバイ・・・と思ったのは私だけ。。。ですよね(^^;)
私の芸能サイトで
こちらの記事を紹介させて頂きましたので
ご連絡させて頂きました。
紹介記事は
http://rukanews0003.blog96.fc2.com/blog-entry-368.html
です。
これからもよろしくお願いいたします^^
成海璃子ちゃんといい、大後寿々花ちゃんといい、U-15の時代になりましたね。
音楽を題材にした映画はやはり好きですね。
私は不器用なのでワオの気持ちが痛いほどわかったし、何よりピアノをかつて弾いていた事があったので最高の後の苦悩って本当に痛いほどわかりました。
うたも天才だったけれど、天才ゆえの孤独も確り描かれていたのが良かったです。
音を感じられる事を幸せに感じる作品でしたね。
成海璃子は将来の大女優として大いに期待しています。
次の6月の作品もかなり良さそうなので期待して良いでしょうね。
こうした傾向が続くといいですよね~
スウィングガールズあたりから多くなってきてるのかな。
俺はこっちでは公開されないもんだと思っていたので、先に月刊シナリオで読んでしまってました・・・音楽がないと面白くないんですよ・・・
>祐。さま
難聴になっていくというのが基本ラインで、オーケストラで演奏することを決意したのもこれがきっかけになっていたんだと思います。
思春期の描写とピアノ嫌いになりそうになってた心理。これがやっぱり良かったですよね。
>たいむ様
音楽映画はいいですよね~
音楽がテーマとなっていて低い評価になる映画って少ないと思います。
セミの音はパチンコ屋から帰ってきたらずっと鳴り響いてますです。次行くときは耳栓買わなきゃ・・・
>よゆぽん様
ピアノ吹替えというのも大変ですよね。音楽にあわせてそれらしく指使いを軽快に動かさなければならないし・・・
松山ケンイチはかなり特訓したようですし、実際に彼が弾いているシーンもあったとか。俳優さんも大変です。
子役という言葉はもう当てはまらないんですね。楽しみな若い子がいっぱいで、名前を覚えられません・・・
>PGM21様
ワオの気持ち。好きこそものの上手なれ。
押し付けられたわけでもなく、下手でもいいから楽しそうにピアノを弾くことも重要なんですね~
俺もバイエルを70番くらいまでやりましたけど、あれだけで飽きちゃいます・・・
天才の気持ちなんて凡人にはわからないものだけど、この映画はなかなか上手く表現できてましたよね。
成海璃子はほんとに凄い。将来が楽しみ~♪
挫折です、アハハハハ・・・・。
それはええとして。
口パクひどかったな~(ボソ)
音楽のある風景、
愛情と技術を補って(わわわ)
二人がどんどん仲良くなってく
その過程はみててほのぼのだったんですが
肝心の「神童」らしさって
あんまし感じられなかったような。
・・ん?すごいけどすごさを感じさせないのが
神童か?????
ピアノを弾くと人が集まってくる・・て
その演出だけではなんとも・・・・。
読んでみたいけどその前にマンガ「のだめカンタービレ」を読みたいです。今、アニメを嬉々として見てます。
音楽って、マンガで表現するの凄いと思うんですよね。
俺もオクターブが弾きづらいんです。小指が短くて・・・
親指と薬指だと簡単に届くところがまた絶妙で・・・
口パクというのは貫地谷さんのことですよね。
あれはちょっとひどかったです。声の質もぜんぜん違う感じでしたし。
たしかに神童らしさは感じられなかった。神童なんて言葉は都会には向いてない言葉なのかもしれないし、「田舎の神童」といえば、むしろ逆のイメージさえあるし(笑)
ピアノを弾いたら人が集まってくるシーンは好きでした。
>カオリ様
俺は『のだめ』さえ全く知らない・・・実写ドラマをチラッと見た程度でした。
のだめで使われてたクラシックだったかのCD本も欲しくなったのですが、「BEST CINEMA CLASSICS 100」というCDを買ってしまいました(なんと6枚組で3000円)。
漫画で音楽・・・CDでも聴きながら読まないと雰囲気が伝わってこないのかもしれませんよね・・・