母は大学で歴史を教える教授であるため、遺跡や建造物を娘にレクチャーする。娘もまた聡明なので、よく理解し、的を得た難しい質問をしてくるのだ。この歴史問答だけでもかなりマニアックな内容であり、かなり勉強になる。
映像はポンペイ、アテネ、イスタンブール、エジプトとドキュメンタリー教育映画のような展開なのだ。これもアテネ・オリンピックの年に向けて作られたんだな・・・と勝手に感心しながらもかなり眠くなった。前半では犬のシーンは面白かった。
そして客船の食堂では、マルコヴィッチ船長と女優や歌手がテーブルを囲み、それぞれ自国の言語で会話するというおしゃれなゲーム。ああ、カトリーヌ・ドヌーヴは一人の女優として登場することが最近多いんだな・・・と、つまらないことに記憶をたどってみたりする。ここでの会話はヨーロッパ言語についてのウンチクが満載!英文科で言語学を専攻していた私にとっては非常に興味深い内容だったのだ(特にギリシア語ネタ)。でも、これは前半のドキュメンタリータッチの旅日記とどういう繋がりがあるの?と、じわじわと映画の評価が下がってくるのだ(なんなのだ!これは!何の映画なんだ!誰か教えてくれ!と、叫びたくなった)。
しかし、しかし、思わぬラストが・・・強烈すぎて一生記憶に残りそうな映画となりました。こういう意外な結末は、観客をアッと驚かす手法なのか、それとも脚本に収拾がつかなくなったための手段だったのかわからないが、反則技に近いと思う。戦争映画やギャング映画じゃないんだからさ・・・・
映像はポンペイ、アテネ、イスタンブール、エジプトとドキュメンタリー教育映画のような展開なのだ。これもアテネ・オリンピックの年に向けて作られたんだな・・・と勝手に感心しながらもかなり眠くなった。前半では犬のシーンは面白かった。
そして客船の食堂では、マルコヴィッチ船長と女優や歌手がテーブルを囲み、それぞれ自国の言語で会話するというおしゃれなゲーム。ああ、カトリーヌ・ドヌーヴは一人の女優として登場することが最近多いんだな・・・と、つまらないことに記憶をたどってみたりする。ここでの会話はヨーロッパ言語についてのウンチクが満載!英文科で言語学を専攻していた私にとっては非常に興味深い内容だったのだ(特にギリシア語ネタ)。でも、これは前半のドキュメンタリータッチの旅日記とどういう繋がりがあるの?と、じわじわと映画の評価が下がってくるのだ(なんなのだ!これは!何の映画なんだ!誰か教えてくれ!と、叫びたくなった)。
しかし、しかし、思わぬラストが・・・強烈すぎて一生記憶に残りそうな映画となりました。こういう意外な結末は、観客をアッと驚かす手法なのか、それとも脚本に収拾がつかなくなったための手段だったのかわからないが、反則技に近いと思う。戦争映画やギャング映画じゃないんだからさ・・・・
レスをありがとうございました。良い映画=メッセージ性とするなら良作、良い映画=メッセージ性+エンターテイメント性とするなら反則、というところでしょうか?エンディングだけではなく、前半の歴史ツアーの場面も多言語会話の部分も、単にシーンとして見た場合かなり冗長ですし。個人的には、映画で何かを伝えようとする場合、エンタメ性を排除して考えるのは不可能であると思います(この間の「華紙911」もいささかその気が…)。結論としては、「映画としてはどうなんでしょう」というご意見に全く賛成です。
分析や批評とか、色々褒め称えることは出来そうな映画だと思うのですが、強烈な展開のため賛否両論になってしまいますよね。
テロに対する監督の想いだけは伝わってくるのですが、映画としてはどうなんでしょうね。
予備知識を与えず友人に見せて、感想を聞いてみたくなるような映画でした・・・