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恋とスフレと娘とわたし

2007-11-01 23:43:13 | 映画2007
 チケット売り場で「恋とセフレ・・・」と言ってしまったのだが、内容はそんなようなものだった。

 日本では「出会い系サイト規制強化」という記事が目立つ今日この頃。こんな健全な見合いがあるとは・・・と、考えすぎなのでしょうけど、ネタとしても古いような気がします。それにハリウッドのラブコメの典型的なパターンの寄せ集め感。これはあの映画と同じ、あれもこれも・・・と、オリジナリティが全くなかった。ダイアン・キートンが主演だから、絶対にいい映画だと期待しすぎたのかもしれません。

 冒頭の結婚式から韓国あかすりマッサージ。いきなり男論議を始める母親と娘たち。女性目線の下ネタ会話はいいとしても、中盤まではずっと男の外面しか見ていないところで、「バカな女たち」を描きたいのか、「セックスにしか興味のない女たち」を描きたいのか、女優たちはそれに気づいているのかいないのか・・・と、薄っぺらな内容に辟易してしまうというより、席を立ちたくなりました。

 一旦ダイアン・キートンが主演女優ぽく演じると、映画もしまってくるのですが、娘の目線になるとまたダメになる・・・。その上、物語の中心である末娘のミリー(マンディ・ムーア)の二股問題。いい男に縁がないという設定も、そうした優柔不断さがあるためだとしか思えない。フガフガとハイエナ笑いをする癖なんて関係ないでしょう・・・『デンジャラス・ビューティ』でサンドラ・ブロックもやってることだし。

 もう一人、精神科医をやってる姉マギー(ローレン・グレアム)の酷さも特筆すべき。インド系(?)の青年を明らかに見下す態度も酷かったけど、患者に対して早口でまくし立てる医者には絶対にかかりたくないものです。

 ダイアン・キートンが幸せになるのは問題ないところだけど、ジョニーに対しては失礼だろ!二股かけられて、「やっぱり貴方にするわ」だなんて・・・世の中を舐めている。脚本家の頭の中はバスの乗降客数でいっぱいになっていたに違いない。

★・・・・

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4 コメント

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いや~ (Aki)
2008-10-07 03:33:56
ダイアン・キートンはスゴイ。役年齢60才・実年齢62才で下着姿披露!驚きました。しかし、内容は下品で下ネタが多すぎ。インターネット・携帯電話操作に戸惑シーンは、職業柄、不自然な気がしました。古今東西、親が子に望むことと、子が親に望むのは、お互いの健康と幸せだと思いますが、あまりにイケイケガツガツの毒に嫌悪感を覚えるシーンが多かった。また、プライドを捨ててトカ言っていましたが、違う!とツッコミをいれたくなりました。『恋愛適齢期』『ラベンダー~』恋人募集広告連想のバーブラ・ストライザンド『マンハッタン・ラプソディ』では恋に不器用な大人達の純な可愛い恋心が描かれていたけれど、今作では皆無でした。
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ダイアン・キートン (Aki)
2008-10-08 23:56:46
『アニー・ホール』を借りてきました。
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1978年 (Aki)
2008-10-14 03:15:22
『アニー・ホール』を観ました。当たり前ですが30年前のダイアン・キートンは若い。
ウディ・アレン相手だと、すごくスレンダーで長身に見えました。
でも、今の方が、表情豊かでチャーミング。
若くて、綺麗で、プロポーション抜群の若手女優は、年々デビューし、主役を演じるけれど、年を重ね、深みを増した大女優達の助演こそ、作品の要。
よい作品にいっぱい出演してほしい。
今作のように、若い女優と一緒に下着姿にさせるような、作品は受けないでほしい。
いくら60才にしては綺麗でも、白いグンゼパンツにさせるなんて、演出家に幻滅でした。
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アニーホール (kossy)
2008-10-15 23:24:30
>Aki様
ダイアン・キートンはいい女優さんですね~
と、調べてみると、作品はあまり見てなかった(汗)
この作品ではラジー賞のほうにノミネートされてしまいましたが、もっといい映画に出てもらいたい!

「アニーホール」は数々の映画の中で言及されているくらいで、映画ファンなら見ておかねばならない一本なんでしょうね。
「恋愛適齢期」での大胆ヌードが評価されましたけど、もう脱がなくてもいい・・・あれ1本だけでいい。
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