エリカを許せるかって?ええ、宍戸エリカなら許せます・・・
彼女の行動を許せますか・・・人に薦められているにもかかわらず未だに『処刑人』を見ていないので、彼女の行動を許せるかどうかまとな判断を下せません。強いて言うならば、許せないのは銃社会を容認しているアメリカという国。そして、意外な結末を用意してしまった映画そのものかもしれません。そしてそして、ブレイブとワンの間に半角スペースを挿入しなければならない面倒くささにも・・・
恋人を暴漢たちに殺されたことによって、最初は正当防衛であるものの法の裁きを与えられない悪党どもにも正義の鉄槌を振り下ろすことになったエリカ・ベイン(ジョディ・フォスター)。「人は境界線を越えてしまったら、簡単に人を殺せるようになる」と、アパートの黒人のおばさんの言葉は印象的でした。しかし、彼女の行動は明らかにやり過ぎです。護身用の銃を闇取引ながらも僅か1000ドルで買えてしまうことも問題ですが、そこはマイケル・ムーアに譲ることにします。
社会派映画としても捉えられる作品ではあるけれど、ジョディ・フォスターと刑事のテレンス・ハワードのやりとりが見所のサスペンス映画でした。地下鉄の事件の後、彼に呼び止められ、咄嗟にインタビューしたいと切り出すシーン。ラジオ番組で“処刑人”問題を取り上げたり、“もう一人の自分”と本当の自分とは違う人格だと納得する心理描写。悪党を追い詰めていくのは無意識だったような気もするけど、わざわざ刑事に電話したのは残された良心がそうさせたのではないかとまで考えさせられます。最も面白いと思ったのは彼女に命を救われたクロエの表情でした。クロスのペンダントを渡したときの駆け引き!どんな気持ちだったんだろ・・・
『デスノート』のキラのように、処刑人を救世主であるかのように崇める意見もあったりして、大変興味深いところでしたが、現実にこんな処刑人が現れたらどうなるんだろう。アメリカだとヒーロー扱いされるかもしれないけど、日本だと「どうせヤクザの抗争でしょ」となって、殺伐とした世の中に寒々としたものを感じるだけかもしれません・・・
★★★・・
彼女の行動を許せますか・・・人に薦められているにもかかわらず未だに『処刑人』を見ていないので、彼女の行動を許せるかどうかまとな判断を下せません。強いて言うならば、許せないのは銃社会を容認しているアメリカという国。そして、意外な結末を用意してしまった映画そのものかもしれません。そしてそして、ブレイブとワンの間に半角スペースを挿入しなければならない面倒くささにも・・・
恋人を暴漢たちに殺されたことによって、最初は正当防衛であるものの法の裁きを与えられない悪党どもにも正義の鉄槌を振り下ろすことになったエリカ・ベイン(ジョディ・フォスター)。「人は境界線を越えてしまったら、簡単に人を殺せるようになる」と、アパートの黒人のおばさんの言葉は印象的でした。しかし、彼女の行動は明らかにやり過ぎです。護身用の銃を闇取引ながらも僅か1000ドルで買えてしまうことも問題ですが、そこはマイケル・ムーアに譲ることにします。
社会派映画としても捉えられる作品ではあるけれど、ジョディ・フォスターと刑事のテレンス・ハワードのやりとりが見所のサスペンス映画でした。地下鉄の事件の後、彼に呼び止められ、咄嗟にインタビューしたいと切り出すシーン。ラジオ番組で“処刑人”問題を取り上げたり、“もう一人の自分”と本当の自分とは違う人格だと納得する心理描写。悪党を追い詰めていくのは無意識だったような気もするけど、わざわざ刑事に電話したのは残された良心がそうさせたのではないかとまで考えさせられます。最も面白いと思ったのは彼女に命を救われたクロエの表情でした。クロスのペンダントを渡したときの駆け引き!どんな気持ちだったんだろ・・・
『デスノート』のキラのように、処刑人を救世主であるかのように崇める意見もあったりして、大変興味深いところでしたが、現実にこんな処刑人が現れたらどうなるんだろう。アメリカだとヒーロー扱いされるかもしれないけど、日本だと「どうせヤクザの抗争でしょ」となって、殺伐とした世の中に寒々としたものを感じるだけかもしれません・・・
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リスナーの電話のとこはまんまデスノでしたね。
「私がキラです」(ちがっ)必ずいるんですね~(^^;
亀田問題のおかげで下火にはなったものの、なかなか書きづらいところなので・・・(汗)
でも、CDを出すとか・・・買おうかな・・・
>たいむ様
俺は沢尻エリカは許せますよ。
別に実害を被ってるわけじゃないし、芸能人なんてそんなものでしょ・・・と思ってますので。
リスナーの電話は笑っちゃいました!
タイミング良すぎです(笑)
エリカはやり過ぎでしたよね~
あまりにも行き当りバッタリで簡単に殺しちゃうんですもの。
まだ復讐だけに燃えるとか、夜神月のように犯罪者を調べて殺していくとかなら分かるのですが(いいと思っているわけではなく)、出会い頭にバンッ!!ですもの。参りました。
で、あの刑事がねぇ~
刑事の選択こそ許されるかどうか聞いて欲しかったわ。
たま~にあるんですよね。
たしかにブレイブ・ワンとか中点を入れるのは正しくないのかもしれません(笑)
殺人は行き当たりバッタリでしたよね~
一番怖いのは、もっともっとエスカレートして、全て自分の判断で殺人を犯してしまうこと。あれで逃がしてしまったら、境界線を越えたこともあるし、怖いはずなんですよね。あれっきりで止めるなんて考えられません・・・
刑事にしても、そこまでは考えなかったんだろうね。
まあ始めの何件かは正当防衛といえば言えば言えない事もないですが、あとはやり過ぎ感ありました。
加害者に対する復讐だけなら許せますけど、他はどうなんでしょう。
悪人がいかにも完璧悪人なのはアメリカらしいなと思いました。
やっぱりヤリ過ぎですよね~
悪を裁くのは爽快感もあるけど、その後のことを考えるとやばいです。
悪人は完璧悪人・・・どうしても敵を作りたいアメリカ人ならではの発想ですよね。
>ゆらめき様
ありがとうございます。
あちこちのブログで書いてあったことで、俺も思い出しました。単に加害者に対する復讐じゃなくて、世の中全ての悪に復讐するというのはソックリな展開でした。
話の筋とは関係ないかもしれませんが、私はジョディとその恋人との愛情の深さを感じることができなくて、前半しらけてました。
彼らがいかに愛し合っていたかを手っ取り早く示すには、ああいうシーンばかりの描写がはやいと思ったのかもしれませんが、なんか薄っぺらいというか、真実味がないというか・・・。ここでだいぶしらけちゃったからか、「デスノート」のような展開にも「ありきたり・・・」と思ってしまったし、なかなか映画自体に乗れませんでした。
しかし、最後はうまくまとめてあったと思います。ああ来るとは・・・。あれなら「許せる」かな・・・。
あと、クロエはたいした女の子だと思いました。ちょっと尊敬しちゃいます。
たしかに恋人への愛情は弱いのかもしれませんけど、殺されたことによって、彼女の心の動きがわかりやすかったですよね。
プロポーズとか結婚とかをもっと前面に出してもよかったかもしれません。
俺的には、エリカという人物に対しては許せるかどうか判断もつけ難いのですが、刑事だけは許せないんです。
クロエが黙ってたこと・・・あのシーンは良かったですね。ついつい「喋るな!」と手に汗握るシーンでしたよね。