ふと聞えてきた漫才はトミーズか?
20年前のヨーコさんと過ごしたひと夏を回想する薫(ミムラ)。なんの変哲もない展開の映画かと思いきや、普通でない家庭環境を見事に普通に描いているところが凄い。母親が家出をしてしまい、その間に夕飯の世話をするのが父親(古田新太)の愛人であるヨーコ(竹内結子)。父親は怪しげな中古車販売業を始めてしまうし、家の中にはパックマンのゲーム機を持ち込んだり・・・
時代背景も1980年代であり、流行でもある昭和30年代を描いた映画たちとは一味違った雰囲気を作り上げている。車やスーパーのお菓子コーナーなどはよく集めたな~と感心させられるけど、年代はバラバラだったり、80年代でも珍しい駄菓子屋が存在感をアピールしていたりします。違和感はほどほどに感じながらも、冷蔵庫の位置はおかしいだろ!と勝手につっこんでみたりするのも楽しいかもしれません。コーラを飲むと歯が溶けるというネタもいいけど、その昔はチクロという発がん性物質のネタもいいかも・・・古っ。
物語としても大きな展開があるわけでもなく、少女時代をノスタルジックに描いただけなのですが、松本花奈ちゃんが演ずる小4の薫のとても繊細な心理がスクリーンに広がるんです。ヨーコさんがガサツで図々しいと第一印象を植え付けられたのに、彼女に対して徐々に傾倒していく様子。「新しい母親になってほしい」と言いたいのだろうけど、大人の世界とは距離をおいた物の見方をしているかのようでした。
伊豆への気ままな旅行がクライマックスとなっていましたけど、脇役として登場する樹木希林がツボでした。100万円を拾った住所不定の男の奇妙な話を聞いたばかりの薫が、愛人が相手の男の子供を誘拐という話をも鵜呑みにするシーンだとか、「お母さん」の言葉に敏感であるヨーコさんを気遣うところも微妙にリアルでした。
「嫌いなものを好きになるより、好きなものを嫌いになるほうが難しい」などという印象的な台詞もさることながら、「飼われているのがいいか、自分が飼うほうがいいか」などと男女の仲とも大人の縦社会ともとれる意味深な言葉も心に残ります。飼い犬として扱われることへの反発もなく、それでも幸せなひと時を感じられる子供時代。そして、ヨーコさんの面影と決別することによって大人しく周りに流されてきた自分も硬い皮から脱皮することができるんでしょうね。
★★★・・
20年前のヨーコさんと過ごしたひと夏を回想する薫(ミムラ)。なんの変哲もない展開の映画かと思いきや、普通でない家庭環境を見事に普通に描いているところが凄い。母親が家出をしてしまい、その間に夕飯の世話をするのが父親(古田新太)の愛人であるヨーコ(竹内結子)。父親は怪しげな中古車販売業を始めてしまうし、家の中にはパックマンのゲーム機を持ち込んだり・・・
時代背景も1980年代であり、流行でもある昭和30年代を描いた映画たちとは一味違った雰囲気を作り上げている。車やスーパーのお菓子コーナーなどはよく集めたな~と感心させられるけど、年代はバラバラだったり、80年代でも珍しい駄菓子屋が存在感をアピールしていたりします。違和感はほどほどに感じながらも、冷蔵庫の位置はおかしいだろ!と勝手につっこんでみたりするのも楽しいかもしれません。コーラを飲むと歯が溶けるというネタもいいけど、その昔はチクロという発がん性物質のネタもいいかも・・・古っ。
物語としても大きな展開があるわけでもなく、少女時代をノスタルジックに描いただけなのですが、松本花奈ちゃんが演ずる小4の薫のとても繊細な心理がスクリーンに広がるんです。ヨーコさんがガサツで図々しいと第一印象を植え付けられたのに、彼女に対して徐々に傾倒していく様子。「新しい母親になってほしい」と言いたいのだろうけど、大人の世界とは距離をおいた物の見方をしているかのようでした。
伊豆への気ままな旅行がクライマックスとなっていましたけど、脇役として登場する樹木希林がツボでした。100万円を拾った住所不定の男の奇妙な話を聞いたばかりの薫が、愛人が相手の男の子供を誘拐という話をも鵜呑みにするシーンだとか、「お母さん」の言葉に敏感であるヨーコさんを気遣うところも微妙にリアルでした。
「嫌いなものを好きになるより、好きなものを嫌いになるほうが難しい」などという印象的な台詞もさることながら、「飼われているのがいいか、自分が飼うほうがいいか」などと男女の仲とも大人の縦社会ともとれる意味深な言葉も心に残ります。飼い犬として扱われることへの反発もなく、それでも幸せなひと時を感じられる子供時代。そして、ヨーコさんの面影と決別することによって大人しく周りに流されてきた自分も硬い皮から脱皮することができるんでしょうね。
★★★・・
この映画は今年度のキネマ旬報ベストテンに入ってますなぁ・・・
そういや弟がいたっけか。印象に残らないほどだったけど、洋子さんの存在を感じるには幼すぎたのでしょうね。
親以外の大人との接触ですかぁ・・・そういや、俺も親戚以外ではそんなになかったかも。あの頃の大人は他人の子でも叱ったものですよね。
薫には弟がいて、同じ家庭で育ち、アッケラカンとしているので、薫の性格や年齢によるかもしれませんが・・
核家族化・少子化が進み、ご近所付き合い・親戚付き合い・地域の行事の減少、家グルミの付き合い等、人間関係・交流の希薄化と、治安悪化。
子供が先生や親以外の大人との接触する機会が減少。
反比例し、親の子供への影響が増大しているように思います。
【親の顔が】アノ母親、離婚するにしても、子供(特に娘)に父親の悪口を言うなんて・・家庭秩序崩壊・男性不審を招く。薫が独身は納得です。
この映画の評価ってのも難しいですね~
演技の面では文句ないんですけど、ストーリー展開が弱いため、印象も薄れてきました。俺が男だからかもしれませんが・・・
ま、一人の女性のノスタルジーと思えばいいんでしょうけど、それをストーリーにしてしまうほど薫にとっては存在感があったのかと思います。
あのお父さんに惚れる洋子。やっぱり変わってるんでしょうね・・・
ピンとこない。
今の薫の仕事の現状はわかるけど、恋愛や結婚観がみえない。
洋子が薫に問う、質問ではない質問。
アレを複線にした、今の薫がもっと見たかった。
子供の頃はわからなかったことがわかった今の薫が見たかった。
自転車に乗れるようになり、世界はかわったか?
今も歩くときは人の左、どうでもよくなったか?
好きなモノを嫌いになれなる方が大変か?
なんか、いい玉投げてるのに・・投げっぱなしな感じ・・フクラハギだけじゃもったいない。
まあ、一番の疑問は、洋子がなぜ彼に惚れたかですが(笑)
出没度数の高そうなお馴染みの映画館『シネモンド』の支配人に
消息を訊いたところ、
「あ、昨日も映画観にきていましたよ」。
とりあえず、良かった良かった。
近いうちの復帰をボチボチ何となく待ちわびていますよー。
どこ?^( ̄. ̄; )( ; ̄. ̄)^どこ?
あれ~?kossyさ~ん、何処いったぁ~~~???
夏バテしてませんか?お~い^^
kossyさん、お元気ですかぁ。
サイドカーに乗って迎えに行きましょうかぁ?(笑)
復帰をお待ちしてますよー
管理人sがいなくなったからとはいえ、ココは人のHPです。勝手な嘘ばっか言って、人に迷惑かけないでください
最低ですよ。人間として
それも下ネタばかりで気持ち悪くなりますし、不愉快です
管理人sがいなくなったからとはいえ、ココは人のHPです。勝手な嘘ばっか言って、人に迷惑かけないでください
最低ですよ。人間として
それも下ネタばかりで気持ち悪くなりますし、不愉快です
1ヶ月も更新がないようなので…。
多忙なだけなら仕方ないのですが。
またくだらないオヤジギャグ満載のブログを待ってます。
ブログ内のどこかで報告されてるのかもしれませんがケータイからのアクセスなので確認もできず気になって…。
映画へのコメントではないのですが、こちらに書き込ませていただきました。
お休み中ならいいのですが、いつも楽しみにしていたもので、心配になっちゃって…。
もちろんご本人のご都合しだいなのは重々承知していますが、誠に勝手ながら、継続・更新、ホントに心からお待ちしております。
ぬっくん(温水洋一)が見て笑っていたテレビですよね。
アレはたぶん吉本新喜劇で、パチパチパンチの島木穣二だと思います。
死なない(消えちゃいましたが)竹内結子が、妙にカッコよく、ステキに見えました。
離婚したらフリーだな。ねらい目(ないない)
人の迷惑かけて、同じような書き込み何度もするなよ!!
嫌がらせですか?もう来ないで下さい!!
やっとブログに復帰し、久しぶりに書いたのがこれでした。
そういえば私は「サイドカーに犬」というタイトルにはあまりこだわれず、他のことばかりに眼が行っていて、あまり書きませんでした。
「嫌いなものを好きになるより、好きなものを嫌いになるほうが難しい」というのは、全くその通りで、しかし嫌いになれずに飼われっぱなしになったら、どこにもいけなくなるんだよなあ、と、上手くいかなかった恋愛を思い出しました。
子ども時代は、親がいないと生きていけませんから、反発もできないですが、そこに全然、親と違うキャラのヨーコさんとの交流により、内面を成長させて
、ヨーコさんの面影とも上手にさよならできた30歳で(それにしてもミムラ、20代前半なのに老け役ばかりですね)、薫は自立した大人になり、サイドカーの犬からも卒業したのだろうと感じさせられました。
こちらのブログにも、またお越しくださいね♪
人間休暇も必要だということを教えてくれたヨーコさんの影響は偉大だ。休暇を取ることでサイドカーの犬からも卒業できたかな。
観た当初は「・・・」といった印象でした。
薫役の松本花奈ちゃんの演技が良かったという印象だけだったのですが、kossyさんのレヴューを読んでいると「なるほど」と思え案外、後から「じわじわ」くる作品のようです(笑)。