世の中には二通りの人間がいる。『タッチ』を観た者と観ない者だ。
少年サンデーに連載されているとき、双子の上杉兄弟の弟和也が交通事故で亡くなったシーンの辺りまで読んでいた。その後、コミックス、TVアニメと大ヒットしたにもかかわらず、アマノジャクな性格のためか、一切見なかったのです(ガンダムに対するものと同じかな・・・)。懐かしのアニメベスト100といった特番でも必ず上位3位以内に入るほどのヒット作品。おかげで名シーンやテーマ曲だけは知ることとなった。以下、その程度の知識しか持たない者の感想です。
全く思い入れがないためでしょうか、この作品のタイトル“タッチ”の意味がずっとわからなかったのです。いや、今でもわかりません。多分、野球用語のタッチだろうとは思っていたのですが、主人公達也の愛称なのかとも想像していましたし、原作者あだち充の愛称なのかもしれないとも考えました。それとも、乳児が立っちすることを達也の立ち直りにひっかけたのか・・・もう自分がおじさんの域に達してしまったら、オサワリ禁止のキャバレーで「ノータッチ」とか「ドント・タッチ」と注意された苦い想い出しか浮かばない単語です(うそです)。まぁ、この作品は野球よりも恋愛の要素が大きいので、「朝倉南のハートにタッチする」という意味を持たせてあるのでしょう(違ったらごめんなさい)。
全編通して、こんな構成でいいのかな~と疑問に感じました。双子の兄弟愛というテーマも重要なのでしょうけど、原作を知ってる観客がほとんどなのだろうから、和也の死はもっと早い段階で見せてもいいのじゃないでしょうか。一本の映画としては緊張感もなく、和也と達也の南に対する想いも交錯しないし、ばっさりと切り捨てることが可能な箇所がいくつもあった。双子の若手俳優を起用することが重要ではないことくらい、『デビルマン』で実証済みのはずですから、和也さえも要らなかったのかもしれない。それに双子のどちらか一方だけが長澤まさみとキスできるのですから、後々の兄弟喧嘩の火種を作っただけかもしれません・・・このキスシーンでは、隣に座った男子中学生が生唾ゴクゴクとすごい音を立ててました!一緒に観てるお母さんにも聞こえただろうなぁ・・・
原作無知のために疑問点も少々でてきました。後半のストーリーがかなり短縮されたためか、南が3人の勉強部屋に寄らなくなってからの頻繁な部屋の模様替えが不自然だったこと。高架下の水たまりが不自然だったこと(台風の後?)。息子が地方大会決勝戦に出場するのに、喫茶店のテレビで鑑賞?そして、決勝戦では守備側の応援が派手すぎたこと(いいのか?)。
ほぼ長澤まさみのためのアイドル映画といった雰囲気で、他のキャスティングでは松平孝太郎役の平塚真介が良かったくらい。新田役の福士誠治はどうしても『スウィングガールズ』を思い出してしまい、試合の後、ブラスバンド部の女の子たちとカラオケへ行くんだろうなぁ~と想像してしまいました。しかし、草野球でのスペシャルゲストは最高でしたよ。この映画で一番良かったかもしれない。
そして、クライマックスの試合が終わった途端、笑い声が聞こえてきました・・・アニメ「タッチ」に夢中になっていたであろうお母さん方がせっかく息子を映画に連れてきているのに・・・【注意】タッチが好きなお母さん方へ。タッチを知らない息子たちを映画に連れていくのは止めた方がいいと思います。彼らはかなり冷ややかに観ますよ。
★★・・・
少年サンデーに連載されているとき、双子の上杉兄弟の弟和也が交通事故で亡くなったシーンの辺りまで読んでいた。その後、コミックス、TVアニメと大ヒットしたにもかかわらず、アマノジャクな性格のためか、一切見なかったのです(ガンダムに対するものと同じかな・・・)。懐かしのアニメベスト100といった特番でも必ず上位3位以内に入るほどのヒット作品。おかげで名シーンやテーマ曲だけは知ることとなった。以下、その程度の知識しか持たない者の感想です。
全く思い入れがないためでしょうか、この作品のタイトル“タッチ”の意味がずっとわからなかったのです。いや、今でもわかりません。多分、野球用語のタッチだろうとは思っていたのですが、主人公達也の愛称なのかとも想像していましたし、原作者あだち充の愛称なのかもしれないとも考えました。それとも、乳児が立っちすることを達也の立ち直りにひっかけたのか・・・もう自分がおじさんの域に達してしまったら、オサワリ禁止のキャバレーで「ノータッチ」とか「ドント・タッチ」と注意された苦い想い出しか浮かばない単語です(うそです)。まぁ、この作品は野球よりも恋愛の要素が大きいので、「朝倉南のハートにタッチする」という意味を持たせてあるのでしょう(違ったらごめんなさい)。
全編通して、こんな構成でいいのかな~と疑問に感じました。双子の兄弟愛というテーマも重要なのでしょうけど、原作を知ってる観客がほとんどなのだろうから、和也の死はもっと早い段階で見せてもいいのじゃないでしょうか。一本の映画としては緊張感もなく、和也と達也の南に対する想いも交錯しないし、ばっさりと切り捨てることが可能な箇所がいくつもあった。双子の若手俳優を起用することが重要ではないことくらい、『デビルマン』で実証済みのはずですから、和也さえも要らなかったのかもしれない。それに双子のどちらか一方だけが長澤まさみとキスできるのですから、後々の兄弟喧嘩の火種を作っただけかもしれません・・・このキスシーンでは、隣に座った男子中学生が生唾ゴクゴクとすごい音を立ててました!一緒に観てるお母さんにも聞こえただろうなぁ・・・
原作無知のために疑問点も少々でてきました。後半のストーリーがかなり短縮されたためか、南が3人の勉強部屋に寄らなくなってからの頻繁な部屋の模様替えが不自然だったこと。高架下の水たまりが不自然だったこと(台風の後?)。息子が地方大会決勝戦に出場するのに、喫茶店のテレビで鑑賞?そして、決勝戦では守備側の応援が派手すぎたこと(いいのか?)。
ほぼ長澤まさみのためのアイドル映画といった雰囲気で、他のキャスティングでは松平孝太郎役の平塚真介が良かったくらい。新田役の福士誠治はどうしても『スウィングガールズ』を思い出してしまい、試合の後、ブラスバンド部の女の子たちとカラオケへ行くんだろうなぁ~と想像してしまいました。しかし、草野球でのスペシャルゲストは最高でしたよ。この映画で一番良かったかもしれない。
そして、クライマックスの試合が終わった途端、笑い声が聞こえてきました・・・アニメ「タッチ」に夢中になっていたであろうお母さん方がせっかく息子を映画に連れてきているのに・・・【注意】タッチが好きなお母さん方へ。タッチを知らない息子たちを映画に連れていくのは止めた方がいいと思います。彼らはかなり冷ややかに観ますよ。
★★・・・
無意識のうちに、青春の1コマとしてこの作品があったのかもしれません。
無意識のうちの青春のひとコマって、なんとなくわかります。いい表現ですね~
俺も意識してなかったけど、タッチのテーマ曲が流れてくると懐かしい気持ちになりましたから・・・懐かしいと思う方が多いんでしょうね~
>和也と達也の南に対する想いも交錯しないし
この映画の欠陥はこれに尽きるんじゃないでしょうか。お陰でなにもかもが薄ぺっらい感じになっちゃいましたね。
犬童一心監督だけに期待もしたんですけどね。
欽ちゃんの場面なんて監督の意図とは思えないんですよ。
制作会社や出資会社の問題なのかも。
見分けるのは難しかったです。
髪型までほとんど一緒ですもん。
達也は右頬ににきびが出来てたとか、和也はちょっと暗い顔をしていた、くらい。
ほとんど原作は知らないんですけど(多分立ち読みしてたから)、和也と南が恋人同士のように思える描写が必要だったのかも・・・
犬堂監督は名作の陰に隠れてけっこうはずしますよ!
『死に花』なんてのもダメダメだったし・・・
期待外れ、というレヴューが多いですね。私は原作もアニメも全部見ましたけど、天邪鬼なので南ちゃんが大っ嫌いで(笑)斉藤双子は好きなんですけど長沢まさみちゃんの南ちゃん、と聞いただけで見る気がなくなりました…それは世の中に逆行してるかもしれませんけど…
かっちゃんが死んでしまって、南ちゃんが病院に辿りついた時のたっちゃんの「綺麗なカオしてるだろ」というせりふに未だに泣ける私としては構成がだめな「タッチ」はだめでしょうね…
「死に花」は、あれはたるかったですねぇ…
原作に思い入れがある作品は怖いです(笑)
ふりまわされてはいけないとは思うんですが、
・・・どうも厳しいですね。
「NANA」でも懲りたはずなのに、
やっぱり原作ファンは過剰な期待と無理な注文を
してしまうんじゃないでしょうか?
長澤まさみちゃんはかわいい。
もう単純にそこに的をしぼって楽しめる方は
わくわくするでしょう。・・ってキツイ?
ちなみに中学生の娘でも主題歌歌えます。
友達同士のカラオケ盛り上げソングらしいし(!)
クラブの応援歌や運動会の応援団なんかでも多用するため
しっかり覚えちゃってますね。
たった一言なのに笑ってしまうのは流石ですよ。
長澤まさみは可愛いんですけどね~
演技がセカチューと変わりないので、「ひょっとすると南が死んでしまうんじゃないか?!」と大胆なことも考えてしまいました・・・
病院のシーンは・・・
俺もそこだけは知っているので、決勝戦前のシーン想像してウルウルきてしまいましたが、病院シーンに入ると、「あれ、終わったの?」くらいにしか感じませんでした。
構成では、後半がとにかくダメ。
前半はまぁまぁでした。
>Ageha様
原作ファンのほうが、酷評しちゃうんでしょうね。
俺は一本の映画として判断しました・・・それでもイマイチ。
でも、原作ファンを大切にしていると思われるところ(想像ですが)もあったりして、サービスしようとしてるんだなぁ~と思いましたですよ。
歌を歌えれば、見てもいいかも!です。
ただ、そのシーンでも笑い声がありましたけど・・・
>メルブロ様
みなさん、ちゃんと実名を書いてますね・・・
おれは気が弱いので書けなかったです(笑)
ファンと言うほどではないですけど、一応原作も持っているので、期待はずれになりそうですし。
長澤まさみを観にいこうかとも思ったのですが、東宝のシンデレラなので、これからも観る機会は沢山あるでしょうしね。
上杉達也は朝倉南をどうしたかったんだろうか。
上杉達也の意思が中途半端に展開していくので、理解に苦しみました。三角関係の展開にしたかったら そうすればよかったのに、中途半端だったと思います。
また、夏の甲子園予選大会なのに、制服が長袖は無いだろうなぁ。 そして庭の木はシャクナゲだったような。
責めて夾竹桃にしてくださいな。
不自然な水溜り同様、季節感も不自然でした。
季節のリアルさを出すため、冬でも夏のシーンを撮影する場合は日水に入水していく韓国映画のリアルさを求めては巣いけないんだろうか。
いろいろ書いたけれど、金返せとは思わなかったのは、新田君と真剣勝負に挑んだ潔さと球場の応援合戦が楽しかったからかも。。(笑)