いきなりジョニー・デップの右手がハサミになってる・・・初っ端から『シザーハンズ』のセルフオマージュで攻めてきた!
甘いチョコレート。肥満、高血圧、糖尿病、鼻血・・・かつては様々な病気の原因になるようなイメージしかなかったのだが、カカオがポリフェノールを大量に含み、ココアと同様にチョコレートが動脈硬化予防になる等々。お昼の番組でみのもんたが宣伝してたような・・・と思い出したら、さぁ大変。ウンパ・ルンパ(ディープ・ロイ)がみのもんたに見えてくるのである。何人ものみのもんたが歌い踊り、画面いっぱいに登場するのです。今宵見る悪夢はこれで決まりです!
予告編を1度でも見ていると、主人公のチャーリーがゴールド・チケットが当たることは明白なのに中々当たらない。「これはもしや、予告編に騙されるという新しい手法の映画か?!」と思いましたが、大丈夫です。そこまで詐欺師のような映画ではありません。しかし、会場ではどよめきが起きました。しかも、拾ったお金で当ててしまったのです・・・この辺りは賛否両論になるかもしれません。
日本でも高齢者社会となり、介護問題が世間を騒がせていますが、このチャーリーの家では4人の老人が体を寄せ合って生活しています。しかも年齢の合計が381歳です!これは大変なことです。普通の三世代同居は年齢の構成からいうとピラミッド型になると思うのですが、これは完璧な逆ピラミッドです。まるで将来の少子高齢化の図式を大胆に描いたものとしか思えません。そして父親の失業。どん底のような貧困家庭においても明るく健気に育つチャーリー少年。一方で、強引にゴールド・チケットを当てた4人の悪ガキたち。このキャラクターのコントラストとファンタジックな工場内の映像で満足いたしました。
途中、『2001年宇宙の旅』のオマージュがあり、板チョコがモノリスになっているというサービス精神旺盛なティム・バートン監督。ウンパ・ルンパも『マジカル・ミステリーツアー』のビートルズになっていたり、楽しませてくれます。人間を転移させるという機械は『ザ・フライ』のオマージュだと思ったのですが、これはいかがでしょう?2回観ると、もっと発見があるかもしれません。
悪役ではないクリストファー・リーも良かったし、ジョニー・デップも良かったのですが、一番のお気に入りは母親役のヘレナ・ボナム=カーターです。先祖は英国首相、叔父が映画監督、両親も上流階級と、恵まれた環境に育ちながら、庶民の役が似合う女優さんです。最も好きな彼女の出演作は『ヴァージン・フライト』。他の出演作も観てみたいなぁ。
★★★★・
甘いチョコレート。肥満、高血圧、糖尿病、鼻血・・・かつては様々な病気の原因になるようなイメージしかなかったのだが、カカオがポリフェノールを大量に含み、ココアと同様にチョコレートが動脈硬化予防になる等々。お昼の番組でみのもんたが宣伝してたような・・・と思い出したら、さぁ大変。ウンパ・ルンパ(ディープ・ロイ)がみのもんたに見えてくるのである。何人ものみのもんたが歌い踊り、画面いっぱいに登場するのです。今宵見る悪夢はこれで決まりです!
予告編を1度でも見ていると、主人公のチャーリーがゴールド・チケットが当たることは明白なのに中々当たらない。「これはもしや、予告編に騙されるという新しい手法の映画か?!」と思いましたが、大丈夫です。そこまで詐欺師のような映画ではありません。しかし、会場ではどよめきが起きました。しかも、拾ったお金で当ててしまったのです・・・この辺りは賛否両論になるかもしれません。
日本でも高齢者社会となり、介護問題が世間を騒がせていますが、このチャーリーの家では4人の老人が体を寄せ合って生活しています。しかも年齢の合計が381歳です!これは大変なことです。普通の三世代同居は年齢の構成からいうとピラミッド型になると思うのですが、これは完璧な逆ピラミッドです。まるで将来の少子高齢化の図式を大胆に描いたものとしか思えません。そして父親の失業。どん底のような貧困家庭においても明るく健気に育つチャーリー少年。一方で、強引にゴールド・チケットを当てた4人の悪ガキたち。このキャラクターのコントラストとファンタジックな工場内の映像で満足いたしました。
途中、『2001年宇宙の旅』のオマージュがあり、板チョコがモノリスになっているというサービス精神旺盛なティム・バートン監督。ウンパ・ルンパも『マジカル・ミステリーツアー』のビートルズになっていたり、楽しませてくれます。人間を転移させるという機械は『ザ・フライ』のオマージュだと思ったのですが、これはいかがでしょう?2回観ると、もっと発見があるかもしれません。
悪役ではないクリストファー・リーも良かったし、ジョニー・デップも良かったのですが、一番のお気に入りは母親役のヘレナ・ボナム=カーターです。先祖は英国首相、叔父が映画監督、両親も上流階級と、恵まれた環境に育ちながら、庶民の役が似合う女優さんです。最も好きな彼女の出演作は『ヴァージン・フライト』。他の出演作も観てみたいなぁ。
★★★★・
わたし、この作品思いっきりつぼにはまりました。
摩訶不思議な世界!大好き!
ウンパ・ルンパの踊りと歌最高です!くすくす笑いがとまらなくなりそうで・・・。
小さなおっさん達が踊っているからいいんですよね。
(きれいな女性の踊り子だったらぜんぜん面白くないもん)
ジョニーデップは、きわもの役が最高です。ピーターパンも、もちろん良かったけれど
今回の役はジョニーにしか出来ません!
パイレーツオブカリビアンに匹敵するはまり役!
もう1回観たい!
ヘレナ・ボナム=カーターずっと前に「眺めのいい部屋」という作品に出ていた女優さんですよね。私もその作品でしか見た事がなかったので、あの女優さんだ~と思って嬉しかったです。
それから絶対チョコレートが食べたくなると思ってバッグに忍ばせていって良かった。
前半で食べてしまいました。(笑)
みのもんたにモノリスまで出てくる・・・凄い作品でしたね(笑)
チョコと猿人たちが出てきた瞬間、やられた...って感じでした。それまでは観ていてちと展開に飽きつつあったのですが、そこから気分的に盛り返しました。それにしても温かい家族はいいものです(^^ゞ
「2001年~」だけでなく、いろいろパロってたんですね。
その辺りの遊び加減がよいです。
ヘレナ・ボナム=カーターはティム・バートン作品によく登場しますね。
この映画の前作(30年くらい前?)を数ヶ月前に子どもとDVDで観ました。アメリカでは有名なお話のようですが、日本ではあまり有名ではないのがわかる気がしました。原作が、いわゆる日本人好みではないような・・・。だから、今回も吹き替えを上映している映画館が少ないのかしら?
でも、明日は一人で楽しんできまっす。
拾ったお金で買ったことは私は全然気にしませんでした。なんかチャーリーはいい子だから許されるみたいな感じで勝手に解釈してました。
シュールな映画だけどそのシュール加減が妙にツボにはまりすごく楽しかったです。
『ヴァージン・フライト』、よかったですよね。
彼女の出演作のなかでは、ぼくも好きな方です。
「何だバカヤロー」って言いそうな…(笑)