ジェイソン・ビッグスにウディ・アレンが乗り移ったような・・・背後霊の仕業か?と思うほど、喋り方がそっくり!
そっくりなのは吃音のような口調以外に、観客に主人公ジェリー(ビッグス)が語りかけるという手法をとったせいもあった。そして、物語はコメディ作家の先輩であるウディ・アレンが新進気鋭のコメディ作家ジェリーと仲良くなって、散歩しながらコメディの真髄を教えるような内容なので彼の口調が伝染してしまうのもしょうがないのです。
ウディ・アレン作品は10本程度しか観てないので偉そうなことは何にも言えませんが、そろそろ彼が自分自身を研究して、それを次世代の若者に投影しているような気がしました。ジェイソン・ビッグスがそのまま彼の路線を継ぐとは思えませんが、その素質は充分あったのかもしれません。
ストーリーは同棲しているアマンダ(クリスティナ・リッチ)に振りまわされて、セラピーにも通うジェリーがエージェントであるダニー・デヴィートとの関係も考え始めるといった内容。変化に富んだものでもなく、目的意識も希薄な内容なので、コケティッシュなクリスティナ・リッチの浮気や嘘が暴露されていって、徐々にイメージが悪くなるだけでした。相変わらずナチス批判や下ネタ(bathroom joke)で押しまくるのですが、それほど笑えません。
最終的にはロサンジェルスで今までの生活をリセットしたいと決意するジェリー。ひょっとするとウディ・アレンはニューヨークに限界を感じ始めたのかな?『さよなら、さよならハリウッド』でもフランスへ行こうとしていたし・・・
★★★・・
(追記)
皆様のブログを回って気がつきました。
ウディ・アレンはロンドンに活動拠点を移すとのことです。
そっくりなのは吃音のような口調以外に、観客に主人公ジェリー(ビッグス)が語りかけるという手法をとったせいもあった。そして、物語はコメディ作家の先輩であるウディ・アレンが新進気鋭のコメディ作家ジェリーと仲良くなって、散歩しながらコメディの真髄を教えるような内容なので彼の口調が伝染してしまうのもしょうがないのです。
ウディ・アレン作品は10本程度しか観てないので偉そうなことは何にも言えませんが、そろそろ彼が自分自身を研究して、それを次世代の若者に投影しているような気がしました。ジェイソン・ビッグスがそのまま彼の路線を継ぐとは思えませんが、その素質は充分あったのかもしれません。
ストーリーは同棲しているアマンダ(クリスティナ・リッチ)に振りまわされて、セラピーにも通うジェリーがエージェントであるダニー・デヴィートとの関係も考え始めるといった内容。変化に富んだものでもなく、目的意識も希薄な内容なので、コケティッシュなクリスティナ・リッチの浮気や嘘が暴露されていって、徐々にイメージが悪くなるだけでした。相変わらずナチス批判や下ネタ(bathroom joke)で押しまくるのですが、それほど笑えません。
最終的にはロサンジェルスで今までの生活をリセットしたいと決意するジェリー。ひょっとするとウディ・アレンはニューヨークに限界を感じ始めたのかな?『さよなら、さよならハリウッド』でもフランスへ行こうとしていたし・・・
★★★・・
(追記)
皆様のブログを回って気がつきました。
ウディ・アレンはロンドンに活動拠点を移すとのことです。
全作をご覧になってるんですか~!
それは凄いことです。
俺はどうしても字幕を読むのがつらくて進んで観ようとする気がないのです・・・字幕なしで観ることができればいいのですが・・・
「決別」という気持ちが表れるのは「さよならさよならハリウッド」からだと思うので、今作は前ふりみたいな意味があったのでしょうかね・・・いずれにしても、アレン作品は日本での公開が遅れがちなので混乱してしまいそうです。
しかも、kossyさんは一言も「決別」なんて仰っていない。
何の為に前の文を書き込んだか解らなくなっちゃたな。^^;
どうもすんません。ぺこり。
本作は、一人の人物を二人の役者に演じさせる手法に近い内容でしたね。
主人公がカリフォルニアへ行くのは77年の「アニー・ホール」でもやっているので、僕は実質的リメイクと思って観ました。必ずしもこれがアメリカへの決別を意味しないような・・・
次回作の「さよなら、さよならハリウッド」で本格的にアメリカとの決別宣言することになります。
分身のような男。
そうですよね~
今後はNY伝道者を誰かにまかせたいのか、
新たな自分を見つけたいのか、
とにかく頑張ってますね。
ロンドンに行ったらどうなるんでしょう・・・期待と不安が入り混じりますね♪
いくつかTBさせていただきました。
確かにここ最近のWアレン作品の主役って
彼の分身のような人物ばかりですよね。
俺もなぜか気になる監督です。オナニーネタを延々と喋られると友達になりたくないような人ですし、友達になって議論すると、こちらまで神経症になってしまいそうです(笑)
ニューヨークじゃなくなってもJAZZは愛してくれるんでしょうかね~音楽センスも好きなんですけど・・
>ミチ様
そうそう、ジェイソンが完璧に伝染してしまい・・・今後の映画もあの口調だと・・・(笑)
ウディが出ていないといえば、『ギター弾きの恋』が一番かなぁ~~『メリンダとメリンダ』も観てみたいです。
でもやっぱり気になるウディ作品です。
DVDで「メリンダとメリンダ」を見ましたが、これはウディが出ていないので非常に楽しく見ることができました!
風評通りロリコンで神経症でも(笑)、実際には友だちになりたくないけど、やっぱりお洒落で知的なウディの映画大好きです。
でも、これからニューヨークのロケが少なくなりそうなのが、ちょっと寂しいです。