割礼は○○美容整形外科で・・・
女性性器切除だなんて風習があるなんて知らなかった・・・イラン映画だったら男の子の割礼はよく出てくるのに・・・とりあえずビックリです。主にアフリカで行われる風習であり、人口抑制のために行われ、年間200万人がこの割礼を受けているとのこと。先進国からみれば、女性の虐待。どこを切り取ってるのかもわからないけど、死んでしまう子が多いことからも、とにかく恐ろしい風習です・・・
舞台となっているのはイスラム社会のアフリカの地。女子割礼を執り行なう産婆とも呪術師とも思える不気味な集団がやってきて、主人公コレの元へ儀式から女の子4人が逃げてくる。コレの娘アムサトゥも割礼を受けてないが、“ビラコロ”と呼ばれていた。ビラコロは結婚するには不浄とされ、毛嫌いされているのです。彼女は村長の息子と結婚する予定でいたが・・・
“モーラーデ”と呼ばれる結界のような場所。ここに匿われていたのだが、コレの夫が彼女を説得するも聞き入れない。やがて夫の兄がコレを鞭打ってでも割礼を納得させようとするのです。村人たちが集まる中、夫は泣きながらコレに鞭を打つ。最初は村人たちもビラコロは汚いものだと信じていたが、やがてコレに声援を送るようになるのだ・・・
女性の尊厳を踏みにじるような行為。割礼の強制だけではなく、知識を得るための唯一の娯楽であるラジオをも焼き払ってしまうのです。伝統を守ろうとする古い体質の人間と、人間らしさの解放を求める女性たち。そして、文化的にも向上させようとする村唯一のインテリ尊重の息子や、フランス語も堪能な“兵隊”と呼ばれる雑貨屋がこの物語にも大きな役割を果たす。一夫多妻制ではあるけれど、コレを真剣に愛していた夫。男だって魅力的な人物はいたのです。
電気も来てないような村だったけど、なぜかテレビを見たがっていた村長の息子。モスクの頂上にあったダチョウの卵がアンテナに変わったラストカットがお見事でした。もしかすると電池式のテレビだったのかもしれない・・・そして、女子割礼とイスラム教が関係ないこともわかってホッとしました。
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女性性器切除だなんて風習があるなんて知らなかった・・・イラン映画だったら男の子の割礼はよく出てくるのに・・・とりあえずビックリです。主にアフリカで行われる風習であり、人口抑制のために行われ、年間200万人がこの割礼を受けているとのこと。先進国からみれば、女性の虐待。どこを切り取ってるのかもわからないけど、死んでしまう子が多いことからも、とにかく恐ろしい風習です・・・
舞台となっているのはイスラム社会のアフリカの地。女子割礼を執り行なう産婆とも呪術師とも思える不気味な集団がやってきて、主人公コレの元へ儀式から女の子4人が逃げてくる。コレの娘アムサトゥも割礼を受けてないが、“ビラコロ”と呼ばれていた。ビラコロは結婚するには不浄とされ、毛嫌いされているのです。彼女は村長の息子と結婚する予定でいたが・・・
“モーラーデ”と呼ばれる結界のような場所。ここに匿われていたのだが、コレの夫が彼女を説得するも聞き入れない。やがて夫の兄がコレを鞭打ってでも割礼を納得させようとするのです。村人たちが集まる中、夫は泣きながらコレに鞭を打つ。最初は村人たちもビラコロは汚いものだと信じていたが、やがてコレに声援を送るようになるのだ・・・
女性の尊厳を踏みにじるような行為。割礼の強制だけではなく、知識を得るための唯一の娯楽であるラジオをも焼き払ってしまうのです。伝統を守ろうとする古い体質の人間と、人間らしさの解放を求める女性たち。そして、文化的にも向上させようとする村唯一のインテリ尊重の息子や、フランス語も堪能な“兵隊”と呼ばれる雑貨屋がこの物語にも大きな役割を果たす。一夫多妻制ではあるけれど、コレを真剣に愛していた夫。男だって魅力的な人物はいたのです。
電気も来てないような村だったけど、なぜかテレビを見たがっていた村長の息子。モスクの頂上にあったダチョウの卵がアンテナに変わったラストカットがお見事でした。もしかすると電池式のテレビだったのかもしれない・・・そして、女子割礼とイスラム教が関係ないこともわかってホッとしました。
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陰核からの性的快感を奪うことで、女性の権利を奪い抑圧するのが目的と言われています。性交渉もあくまで男性主導なのです。
正式な医師ではなく呪術医(ウィッチドクター)によって行われるため不衛生で感染症の怖れもありいかにも危険そうです。
女子割礼については何年も前から知っていたのですが、やはり「いまだに」行われているようですね。
悪しき風習とはいえ何千年も行われている事は簡単には止められないのかな(泣)
↑の方も仰っていますが、陰核だけではなく、大陰唇など全てを取り去ってしまう場合もあるそうです。
なんせあのナイフでやるのですからね。
少女の泣き声を聞くだけで身体を硬くしてしまいました。
まだ各地で上映されているのですね。うれしいことです。
FGM(女性性器切除)というとても重いものをテーマにしていましたが、音楽や色使い、そしてコレの笑顔などによって明るい映画に仕立てられていました。
信じられないような残酷な慣習を、知らしめることにも、この作品は大きな役割を果たしましたね。
詳しい内容のコメントありがとうございます。
性交渉はあくまでも男性主導で・・・やはり女性の地位が低く扱われているのですね。
それよりも感染症とか、ほんとに多そう。
一体何パーセントくらいの子供たちが割礼によって死んでいくのか、かわいそうです・・・
>ミチ様
俺のようにこの映画によって実態を知った人も多いんでしょうね。この残酷な風習が早くなくなることを願ってやみません。
最初はドキュメンタリー映画かと思ってたものだから、切実さが伝わってきましたです。
>りん様
これはもっと拡大上映されるべき映画ですね!
俺のように無知な人も多いだろうし、見るべき映画でした。
音楽と色使いはほんとに素敵でした。
あの呪術師さえも綺麗に見えたものです・・・実態を知ると怖かったけど・・・
NHKとかで放映されないかなぁ・・・
男性の方にも見ていただけてうれしいです。
私、女性の快感を奪うための割礼が、あれほどの率で死亡を招いているとは知りませんでした。
一人の母親の「私のかわいいbabyが・・・」と泣き叫ぶ姿に涙があふれて止まりませんでした。何も知らない小さな女の子たちの命さえ奪うような、そんな風習がなぜなくならないのでしょうか。いくら古くからの習慣だからって、子供の命を奪い、難産を余儀なくされている姿を見てもなんとも思わないのでしょうか?
ショックでした。
余談ですが、その後ある遊園地で、とあるおみやげ物ショップに入ると、そこは「アフリカのグッズ」のお店でした。それらしい首飾りや、タンガ(?)など、おしゃれな品々が明るい店内に並び、壁にこの映画のポスターが・・・。
思わず立ち止まって眺めていると、若くてかわいい女性店員さんが声をかけてきたので「この映画、ご覧になったのですか」と聞くと、「いえ、見てないですぅ」と言われてしまいました。たしかに背景や色使いは美しかったですものね・・・。
そちらでもご覧になれたのですね~。
映画のおばちゃんたち、表情が生き生きしていて、しゃべることも面白いし、しぶといくらい元気なところなど、本場(?)当地のおばちゃんとそっくりで、何だかとっても親しみありました。
長老格男性二人も「アンタ、寝たことあるか?」って、ほんとは興味ありありだったみたいですよー。布を各自工夫したファッションも、戸口に暖簾?垂らしただけの家が集まって出来た「ひとつのうち」も、卵の乗った礼拝堂も、「兵隊さん」の店先も、興味深いもの揃い。
他の映画には無い物が見られる映画だと思います。
どちらかというと女性向の映画だとは思いつつ、勇気をふりしぼって見てきました~(笑)
割礼の事実とともに、こうした悲しい出来事がいっぱい起こっているのに、なぜ無くならないのか不思議ですよね。やっぱり女性の地位が低いまま、制度廃止を訴えることさえできなかった土壌があったのでしょう。
一夫多妻制そのものも、男からすれば「また産めばいい」という発想になるのかもしれないし、これもなんとかしないといけないのかなぁ。
美しい映像もあるんだし、多くの人に観てもらいたい映画でしたよね。
>j.f.s.様
お久しぶりです。
普段の生活なんてどこでも一緒だよな~と思わせるほどほのぼのした会話。だけど裏側にはこうした悲惨な出来事があるんですよね。
最初は「兵隊」さんも無知な人から暴利をむさぼってるな~などと思ってたけど、実は人間らしいところがあったりと、感動でいっぱいでした。
ちょっと見ただけでは、ああいう生活もいいな・・・などと思ったのも束の間。やっぱり住みたくないです。
なんとか悪しき風習を無くしたい!そう感じる映画でした。
もっとアフリカ映画を紹介してもらいたいものです。
アフリカばかりかアジアのイラスム圏でも女性の割礼は行われてます。
いくらコーランに記載されてないといえ、一旦宗教と結びつくと、因習の廃止が難しいのです。
アフリカの映画、頑張ってもらいたいです!
どうしてもアメリカやヨーロッパから見たアフリカを描いたものが多いので、“魂の叫び”みたいなものを感じられずにうずうずしてました。
アジアにも女子割礼があるんですか・・・それは知りませんでした。どこかの悪しき時代に宗教に結びつけた奴がいるんでしょうね・・・