久しぶりに死なない竹内結子を見ることができて安心した。と思っていたら清顕の夢の中で死んでるではありませんか!!
今回はできちゃった結婚というおめでたいニュースが飛び交っての公開となった映画。死んでしまったらさすがに縁起が悪いけど、堕胎というシビアな内容のためか、顔色も良くなかったように思われる竹内結子。四季の変化とともに顔色も変化していったように感じたのですが、気のせいでしょうか。撮影はアジア映画で大活躍するリー・ピンピン。自然美を撮らせれば超一流なのですが、人物画になるとちょっと弱いような気もします。ちなみに、彼が撮った作品ではベトナム映画の『夏至』が好きです。
原作は三島由紀夫。国粋主義者で割腹自害した彼は、人間的には好きになれないが、小説は美しく素晴らしい・・・いつも途中で挫折して読了せず。そんな彼の遺作となった“豊饒の海シリーズ”四部作の第一巻「春の雪」。華族社会を舞台に家を重んじる両家の確執の間で、運命に翻弄される二人。しかし、悲恋は清顕の自業自得のような気もするし、蓼科の計らいで上手く逢瀬を続けられたので、充分といえば充分。問題があったとすれば、キンゼイレポートが発表される以前の話だということと、避妊の知識もなかったことなのだろう。
夢日記、蝶、百人一首、と伏線も充実していて映画としても面白いのですが、清顕の心情変化が上手く表現できていなかったりして、竹内結子の演技が際立っていたような気がします。清顕の親友本多(高岡蒼佑)も終盤ではいい演技を見せてくれたのですが、田口トモロヲに美味しいところを持っていかれたのが残念でした・・・
観た直後、日本アカデミー賞では衣装デザイン賞が確実なんじゃないか?!と思ったのですが、そんな部門賞は無いみたいです。多分、主演女優賞、撮影賞、音楽賞をもらうんじゃないでしょうか(最優秀を取れるかどうかはわかりませんが)。
★★★・・
今回はできちゃった結婚というおめでたいニュースが飛び交っての公開となった映画。死んでしまったらさすがに縁起が悪いけど、堕胎というシビアな内容のためか、顔色も良くなかったように思われる竹内結子。四季の変化とともに顔色も変化していったように感じたのですが、気のせいでしょうか。撮影はアジア映画で大活躍するリー・ピンピン。自然美を撮らせれば超一流なのですが、人物画になるとちょっと弱いような気もします。ちなみに、彼が撮った作品ではベトナム映画の『夏至』が好きです。
原作は三島由紀夫。国粋主義者で割腹自害した彼は、人間的には好きになれないが、小説は美しく素晴らしい・・・いつも途中で挫折して読了せず。そんな彼の遺作となった“豊饒の海シリーズ”四部作の第一巻「春の雪」。華族社会を舞台に家を重んじる両家の確執の間で、運命に翻弄される二人。しかし、悲恋は清顕の自業自得のような気もするし、蓼科の計らいで上手く逢瀬を続けられたので、充分といえば充分。問題があったとすれば、キンゼイレポートが発表される以前の話だということと、避妊の知識もなかったことなのだろう。
夢日記、蝶、百人一首、と伏線も充実していて映画としても面白いのですが、清顕の心情変化が上手く表現できていなかったりして、竹内結子の演技が際立っていたような気がします。清顕の親友本多(高岡蒼佑)も終盤ではいい演技を見せてくれたのですが、田口トモロヲに美味しいところを持っていかれたのが残念でした・・・
観た直後、日本アカデミー賞では衣装デザイン賞が確実なんじゃないか?!と思ったのですが、そんな部門賞は無いみたいです。多分、主演女優賞、撮影賞、音楽賞をもらうんじゃないでしょうか(最優秀を取れるかどうかはわかりませんが)。
★★★・・
往年の大映スター女優のそろい踏みでしたね(^^;
2歳上の幼馴染の女性に教えてもらいたいものです・・……(-。-) ボソッ(笑)
大楠道代を忘れてました。
可能性大ですよね。
あの父親たちの演技はちょっと空回りしてたような気がするので、全体的には演技賞は弱いかなぁと感じてしまいましたです。
トモロヲは確かに美味しいところさらっていきましたね。
カメラワークは私の感性には合わなかったようです。
『夏至』はまだ見ていないんですが、興味が湧いてきました。
ではでは・・・
俺もリー・ピンピンの撮影はいつもの彼と違うような気がしてました。ま、大正時代というイメージを強調したくて試行錯誤していたのでしょうけどね。
『夏至』はそれほど面白い映画じゃありません。
映像がすっごく綺麗なだけなんです。
響いてこないドラマ部分が勿体なく感じました。
もうちょっと感動というか,
何かを考えさせる映画にしてほしかったなぁ
原作のイメージの映像化は絶対無理!と思っていたので、意外とうまく表現されていて一安心でした。
(意外と・・・という部分を強調!)
清様は原作でもものすごく複雑な理解しづらい人物なので、あんなもんかなぁ~と思いました。
ドラマへの共感というのは難しいですが、ただひたすら三島文学の映像化を楽しめばいいんだと思います。
大楠道代の「やりてばばぁ」的存在感には参りましたね~。
原作を知らないので何とも言えません・・・
岸田今日子は存在感がありましたね~
清さまが金を持っていった直後の「ニカッ」と笑うシーンが素晴らしかったです。
しかし、長かったですね~~~。これを機会に原作読破に挑戦決定。
俺ももちろんわかりませんでしたよ。
本物の尼さんかと思っていましたし、瀬戸内さんじゃないよなぁ・・・なんてわけのわからないことも考えました。
確かに長かったですよね・・・終盤はもうちょっと短いほうがよかったかな。
原作未読だったのが良かったのか、
某所でのあまり良くない映画評を気にしつつ
観に行ったのですが、
値段相応の(前売り1,280円)満足でした。
衣装とか、対象の雰囲気は出ていたと思いますね。
>問題があったとすれば、キンゼイレポートが発表される以前の話だということと、避妊の知識もなかったことなのだろう。
笑っちゃいました。。
>しかし、悲恋は清顕の自業自得のような気もするし
同感です。
幾らでも事前に打つ手はあったと思うので。
そのせいか、今ひとつ感情移入しきれず、
泣くべきシーンなんだろうけど、
泣けずに終わっちゃいましたね~。
贋作は読んでみたいですね。