「お父上はどこへ行ってしまわれたのですか?」
「札幌へ行ったとばかり思っていましたが、どうもハリウッドまで行ってしまわれたようですよ」
「稲は持ちかえってくれるのでしょうか?」
「向こうの人に気に入られてしまって、悪者になって登場するような気がするのです・・・」
『ラスト・サムライ』公開時からかなり宣伝していたのを思い出す。当時は内容もさっぱりわからなかったが、謙さまがオスカー候補になってから脚本を大幅に書き換えたような気がしてならないほど意外な展開があった。見る前は「どうせ『デビルマン』の脚本家だし・・・」と全く期待しなかったのが幸いして、168分も全く飽きることなく集中して鑑賞できました。まぁ、方言とか敬語とかが雑すぎますけどね・・・
馬をメインのアクションに使ったり、○○○の大群といい、開拓民とアイヌの絡みといい、まるでハリウッド西部劇大作だと感じたのですよ!もしかすると、どこかの西部劇をちょっとずつパクっている可能性もあるけど、日本の歴史を見事に取り入れた大河ドラマに仕上げたことに拍手したいです。
サユリストの方には申し訳ないですが、吉永小百合の演技はダメです。ぎこちない敬語と一本調子な感情表現は荒々しい北海道の自然に対抗できないように感じました。良かった俳優は石橋蓮司と平田満。石橋蓮司は『理由』『東京タワー』と、今年観た映画に連続して出演しているので早くも「2005年最多出演賞」にノミネートです・・・
馬のシーン以外で良かったのが吹雪の中の母娘のシーンです。『八甲田山』以来、凍え死んでしまいそうなくらい寒々としたところで、思わず凍死しそうになりました(まさか・・・)。場内には、平日昼にもかかわらず50人くらい(9割くらいがシルバー)いましたけど、みんな寒そうでした。
★★★★・
・北の零年@映画生活
「札幌へ行ったとばかり思っていましたが、どうもハリウッドまで行ってしまわれたようですよ」
「稲は持ちかえってくれるのでしょうか?」
「向こうの人に気に入られてしまって、悪者になって登場するような気がするのです・・・」
『ラスト・サムライ』公開時からかなり宣伝していたのを思い出す。当時は内容もさっぱりわからなかったが、謙さまがオスカー候補になってから脚本を大幅に書き換えたような気がしてならないほど意外な展開があった。見る前は「どうせ『デビルマン』の脚本家だし・・・」と全く期待しなかったのが幸いして、168分も全く飽きることなく集中して鑑賞できました。まぁ、方言とか敬語とかが雑すぎますけどね・・・
馬をメインのアクションに使ったり、○○○の大群といい、開拓民とアイヌの絡みといい、まるでハリウッド西部劇大作だと感じたのですよ!もしかすると、どこかの西部劇をちょっとずつパクっている可能性もあるけど、日本の歴史を見事に取り入れた大河ドラマに仕上げたことに拍手したいです。
サユリストの方には申し訳ないですが、吉永小百合の演技はダメです。ぎこちない敬語と一本調子な感情表現は荒々しい北海道の自然に対抗できないように感じました。良かった俳優は石橋蓮司と平田満。石橋蓮司は『理由』『東京タワー』と、今年観た映画に連続して出演しているので早くも「2005年最多出演賞」にノミネートです・・・
馬のシーン以外で良かったのが吹雪の中の母娘のシーンです。『八甲田山』以来、凍え死んでしまいそうなくらい寒々としたところで、思わず凍死しそうになりました(まさか・・・)。場内には、平日昼にもかかわらず50人くらい(9割くらいがシルバー)いましたけど、みんな寒そうでした。
★★★★・
・北の零年@映画生活
なんだか当方は下手です。いいたい放題でヒンシュク物になってしまいました(苦笑)
冒頭の会話、いやはや爆笑。助かった、って勝手に思ってます。スミマセン、妙なコメントで。
コメントありがとうございます。
どんなにシリアスな映画であっても、笑いの精神を保って感想を書きたいという信念を持ちたいのです。
映画での渡辺謙の台詞に「病気になってしまい・・・」というのもありましたが、完全に渡辺謙の人生をそのまま描写した映画なのではないかと思ったのです。
風変わりなレビューを書こうと思えば、これに絡めてもっと面白くできるはずなのですが・・・(笑)
行定監督の『ラストサムライ』へのオマージュ、西部劇へのオマージュ、そして渡辺謙へのオマージュ(?)なのかもしれません・・・
五稜郭は南北戦争、アイヌの民はネイティブ・アメリカンといったように。
現にハード・ボイルド冒険小説家の佐々木譲や船戸与一の作品にそうしたものがあったので、誰か映画つくらないかなぁ。と。
宣伝は吉永小百合の女性映画として売っているので、西部劇度は薄いかなと思ったら、期待してもいいですか?
ちなみに女性西部劇の傑作はセルジオ・レオーネの「ウエスタン」(ONCE UPON A TIME IN WEST)だと思います。
3時間近くだれることなく見ていた自分にもビックリしましたが、長さにびっくりでした。 「理由」を観ていたときは 早く終われーと思っていたのに。これは大丈夫でした。
内容については、あまり共感できるところがなく、コメントは無いです。(笑)
あちこちの感想で主役がいない!という評も目立ちます。吉永小百合が主人公ではありますが、かなりぼやけて共同体というモノが主人公になっています。
西部劇のメインであるヒーローは出てこないのですが、こういう物語もどこか観たことあるなぁ~と思わせてくれました。共同体そのものがヒーローだと思えばいいのでしょうけど・・・・
>祐さま
『理由』との時間感覚の比較は同じように感じましたよ(笑)
短いとも感じなかったし、ちょうどいい長さだったのでしょうね。
>國貞陽一様
國貞様のブログ記事は大変参考になります!日本史に疎い俺でもわかりやすく解説されてるのが良かったです。映画の登場人物はそれぞれ感情移入できず、結局、観ている人が共同体の一員となって観るような視点で描かれていたんでしょうか・・・
小百合さまが美しすぎて、北の大地から浮いている印象です…。
寒さが足りない事を除けば、結構好きな映画でした(^o^)
内容は私としては結構評価高めなんですけどw
お話に出てきてる八甲田山を見たことが無いのでまたみてみようと思います。
日本を代表する女優の一人なのだなあ、と思いました。
だってどのシーンをとっても絵になりますもん。
石橋蓮司は好きな俳優のひとりで、彼が出てるだけで安心してしまいます。
主役級が多すぎて主役がいない、ってことになっちゃうんでしょうか?
石田ゆり子も相変わらずきれいで、あんないきさつでも夫婦愛を感じられたし、周りがすべて知っていることもみんなわかっていて気高さを保ち続けていられるっていう難しい役をこなしているところは見事だと思いました。
主役級がたくさんっていう意味では『オーシャンズ12』よりまとまりがあってよかったような気がするのは日本人の贔屓目でしょうか???