ネタバレ映画館

映画ドットコムに記事を移行してます!

サヨンの鐘(1943)

2005-11-14 00:37:04 | 映画2005
 高砂や~~って台湾の歌?

 日本の領土であった台湾。帝国軍のためにも命を張って日本を救う高砂族。国策映画でもあるのだが、ストーリーは李香蘭(山口淑子)演じるサヨンの悲劇だ。この映画を台湾の原住民が観ると、実話を元にした悲しい映画となるところだが、民主主義国家の日本においては幾分戦意高揚映画として映る。

 アヒルや豚を追いかけて生活の糧とする小さな村。子どもたちが元気に走りまわり、昭和18年という時代を感じさせない雰囲気でもある。村の青年に次々と召集令状が届き、部族の踊りで祝う村人たち。このときの音楽がとても神秘的でいい雰囲気であった。悲しい表情を誰も見せないところが国策映画の所以。ストーリーも全く面白くない。

 しかし、帝国軍映画としてもっと酷い内容かと思っていたら、意外と映画っぽい作りだったことにびっくりでした。

★★・・・
金沢コミュニティ映画祭にて
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ブリスフリー・ユアーズ | トップ | 水没の前に »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すごい、4作品はしご? (cloud9)
2005-11-14 07:09:46
私はこともあろうにサヨンだけ見に行ってしまいました。今でも台湾で歌い継がれる古賀メロディーがどんなかと興味を持ちまして…でも、どれ?ときどき出てくる「私ゃ山の娘」みたいなあれ?



あんまりサヨンの身にふりかかる悲劇に必然性が感じられなかったですね。



でも高砂族って日本人がつけた名前ではないかな。自分たちでは「蕃なんとか」って言ってたような気がします。
返信する
古賀メロディー (kossy)
2005-11-14 08:42:38
>cloud9様

疲れました(笑)

久しぶりに4本ハシゴなるものをやってしまって・・・

古賀メロディーって、全然印象に残らなかったです。それよりも出征を祝う儀式での音楽がずーっと残ってしまい、心地よかったです。



ストーリーは実話を基にしているので、ラスト以外の方が付け足された話なのではないでしょうか。

音声が聞き取りにくいので、最初から雰囲気だけを味わおうと・・・・

パンフには蕃社と書いてありますけど、ちょっと調べると、日本語を話せるのはリーダー格の人だけとか・・・
返信する

コメントを投稿

映画2005」カテゴリの最新記事