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少林キョンシー

2006-03-02 02:12:27 | 映画2006
 ゾンビメイクの仮装行列と脱力キョンシー。VFXはなかなかだったけど、あまりのつまらなさに眠気が・・・

 ジェット・リーを生んだ『少林寺』をはじめとしたカンフー・アクションと『霊幻道士』をはじめとする80年代のキョンシー映画の融合!なんとも贅沢なジャンル・コラボレーション。ハリウッドでいうとSFとアクションの融合、イギリスでいうとスパイ映画と貴族映画の融合、日本でいうと寅さんシリーズと刑事ものの融合といったくらいに贅沢なのです。DVD発売と同じ日に1週間限定の公開とあっては観ないわけにはいきません・・・などとゲテモノ食い的な好奇心いっぱいで映画千円デーにて鑑賞。

 もともとコミカルな動きで笑いを誘うキョンシーなのですが、80年代には思いっきり楽しんだシリーズのおかげで今更登場してもなぁ~と、笑いを取るネタも苦心がうかがわれました。というより、笑えなかったというのが正直なところです。ゴードン・リュウとルイス・ファンが真面目に白と黒の道士を演じているものだから、笑っていいのかどうかもわからなくなったからです。そして少年の体から生まれた「ママ、ママ」としか言葉を発しないタマ坊もイマイチ。さらに、紅一点の黒道士のお姉ちゃんも『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』のようなエロっぽいフェロモンを放出しないし、どうもキャラにのめり込めなかったのです。

 ストーリーは道士たちが修行の旅を続けるだけの水戸黄門風な展開。目的や動機なんてありません。そんなつまらなさの中にも素晴らしいシーンがありました。少年キョンシーのダンスと、彼等と少林寺少年たちが巨大将棋盤の上で戦うところです。ここだけは声が漏れそうになるくらい面白かった。

★・・・・

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