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アサルト13 要塞警察

2006-02-21 01:55:18 | 映画2006
 俺はスマイリー小原。てんびん座だ!ちなみにカクカクとエビ動きをする健康器具はスタイリーだぜ!

 『トレーニング・デイ』でデンゼル・ワシントンに鍛えられたイーサン・ホーク。無敵のアクションスターとは違い、ちょっと弱々しい面も見せる警官でもあるし、必ずどこかを撃たれるという憎めない男だ。セクシー女性警官やインテリ女性セラピストの色香にも負けず、8ヶ月前のトラウマと闘っているし、内勤職になってもしっかり働いている(ような気がした)。同僚を信じるタイプで、ライバルとも正々堂々とやりあう性格。しかも、年寄り相手だってギャグをかます奴。男からすれば友達にしたいキャラクターです。

 そんな面白い奴のところへ、ギャグでは負けていない囚人スマイリー(ジャ・ルール)の登場です。ジョン・レグイザモのキレっぷりも好きなのですが、細○数子もびっくりの星座好きスマイリーが最高でした。この二人が輝いて見えたのもギャングのビショップ(ローレンス・フィッシュバーン)がどっしりと構えていたおかげ。緊張感が連続する隙間をぬってほのぼのとさせてくれる犯罪者だったわけです。

 この映画はジョン・カーペンター監督の『要塞警察』をリメイクした作品ですが、オリジナルの記憶がどこかへ飛んでいってしまっているので、比較のしようがありません。しかし、心理劇としてもアクション映画としても見応えのある作りになっていて、ホッと一息ついたら「ドカーン」と爆発したりするビックリ手法も冴えてます。リメイクではありますけど、演出面ではなかなかの出来だったように思います。最も気に入ったのは、お笑いキャラとシリアス・キャラをしっかり分けていることかもしれません。

 「この人は最後まで生き残るんだろう」とベタな展開を想像していたら、あっという間に殺られてしまうという最近のホラー脚本にも通ずるところがありました。「ぇっ・・・」と小さく声を漏らしそうになること間違いなしです。

★★★★・

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36 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは♪ (ミチ)
2006-02-21 09:01:29
「ぇっ・・・」と小さく声を上げました。

死ぬなんて思わなかったんだもの~。

この映画宣伝に力を入れていなかったわりには面白くて拾い物でした。

宣伝を半年前からやってたあんな映画やこんな映画よりもずーっとずーっと面白かったわ~。

ビショップは生き残ったんですから興行成績次第では続編・・・・ムリか・・。
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2度撃たれた足 (たましょく)
2006-02-21 10:26:17
 TBありがとうございますm(_ _)m



 いやぁ~ホント、スマイリーくんが

「てんびん座」と言った瞬間、同じて

んびん座として、応援したくなりまし

たw(そして、お決まり的な散り方)



 どー考えてもお色気婦警と女医さん

は、逆ですよね。つか、女医さん(生き

様が)ステキスギ♪
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ぇっ (kossy)
2006-02-21 14:25:00
>ミチ様

びっくりしました!

次は誰がやられるんだ?!などとホラー映画を観ている気分になります。

去年でいえば『セルラー』なんかと同じく拾い物だったですね。



>たましょく様

同じ星座でしたか~

性格とか似てました?(笑)

「逃げちゃだめだ!」とか声に出ちゃったりして・・・

100人だよ!なんて、もっとまともな嘘をつけばいいのにと思ってしまったのは俺だけ?

せいぜい13人よ・・・とか。
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敵の無能さ (arudenteな米)
2006-02-21 14:28:41
オリジナルの不気味なストリートギャングと違い今回はある程度装備が充実している集団の割りには無能というか…

そこ以外はかなりオリジナルの匂いを消し尽くさないようにアレンジしていると思います。
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無能 (kossy)
2006-02-21 16:39:13
>arudenteな米さま

無能っぷりは感じました。

こどものケンカみたいなイメージ。

オリジナルを観たい思いにかられましたね~

カーペンターかぁ・・・
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中学生男子映画 (キャスト)
2006-02-21 21:11:28
こんばんは。

イーサン・ホークがフィッシュバーンに比べ頼りなさそうなところがまた面白かったです。



>最近のホラー脚本にも通ずる

オリジナルにいたっては完全にホラーです。カーペンター監督は『ゴースト・オブ・マーズ』でセルフリメイクしてますね。
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頼りない (kossy)
2006-02-21 21:46:55
>キャスト様

警官の制服だって、細身に合わないダボダボした感じでした。オープニングの蝶と馬の刺青なんかはかなりチンピラ風だったのに、8ヶ月の間にかなり弱々しくなってしまいました(笑)

「ゴースト・オブ・マーズ」ってのは未見で申し訳ないです。ホラーの監督ってセルフリメイクが好きなのかなぁ。かなり多いですよね。
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カーペンター (arudenteな米)
2006-02-21 22:17:25
圧倒的な敵に対しての人間模様はカーペンター監督のテーマ性ですよ(笑)
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生き残った者 (ルナ)
2006-02-21 23:56:05
結局生き残ったのは、ビショップを含め3人だったんですよね~。

お色気キャラは、2人はいらないと言うことでしょうか?(笑)

女医さんなんて、ちゃんとドレスアップまでして、

わざわざ大晦日に、警察に診察に来てたのに~・・・

(つきあっていても、普通は来ないと思うけど)

よっぽど、気を引きたかったのでしょうか!!(~_~;)
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Unknown (わてが丁稚の定吉だす)
2006-02-22 01:33:06
「男からすれば友達にしたいキャラクター」はいい指摘でした。まさにそのおかげなんですよ、彼がビショップのカリスマ性にも負けず主人公を全う出来たのは。
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