それでもぼくはやってない!
仲間由紀恵が主演する映画は演技が気になって仕方がない。もしかすると「生島と結ばれるのは夢の中のみ・・・」などという台詞が出てくるのではないかと冷や冷やものでしたが、さすがにそれはありませんでした。その脚本を書いたのはテレビシリーズも一人で書いたという浅野妙子。『純情きらり』の脚本家として注目していたので、安心して観ることができました。
大奥というタイトルだけで、徳川時代の未知なる世界を想像させるものの、庶民的な感覚が全く感じられないのではないかと、今まで敬遠してきました。今回の映画化作品では主人公の大奥総取締の絵島(仲間由紀恵)も側用人間部詮房(及川光博)も庶民出身だし、生島新五郎も歌舞伎役者なのです。これほどまで感情移入しやすい題材だとは思いませんでした。絵島生島事件に関しては諸説あるようなので詳細は割愛しますが、最終的に1300名もの人が罰せられた事実を考えると、相当な権力争いが繰り広げられたのでしょうね。
豪華絢爛な俳優陣や贅を尽くした華麗な内掛衣装。それに歌舞伎座のセットと炎上シーンなど見所いっぱい。そして、政敵をつぶそうと策略を企てる醜いまでの女の戦いと、それにも屈しない究極のラブストーリーの表現がなかなかの出来。ただ、台詞をなんとかこなした絵島であったが、顔で演技するまでは至らなかったのか・・・欲を言えば、彼女が恋に落ちる瞬間を目撃したかったところだ。
七代将軍家継は徳川15代の中でも最年少で将軍になった人物。そんな状況だから、大奥でも月光院(井川遥)なんかが男に餓えてしまっている様子がなかなかリアル。大奥の中から女性は外に出られないけど、口実を作って歌舞伎見物に行ったというのは史料に残ってるらしい。これが生島という歌舞伎役者と色恋沙汰に陥れるプロットに見事にはまり、わくわくさせてくれました。ここでは裏で謀略に奔走する宮路(杉田かおる)が光っていました。
途中まではそれほどでもなかったのですが、金魚の伏線が外に出られない大奥の辛さを描いていたり、風車という小道具がとても印象に残りました。また、「そんなの理不尽だよ」と言いたくなるほどの裁判。実際には月光院が嘆願したらしいのですが、家継の裁量にはビックリさせられました。しかしまぁ、醜い権力争いの結果、犠牲となるのは庶民出身の者なんですね~
★★★★・
仲間由紀恵が主演する映画は演技が気になって仕方がない。もしかすると「生島と結ばれるのは夢の中のみ・・・」などという台詞が出てくるのではないかと冷や冷やものでしたが、さすがにそれはありませんでした。その脚本を書いたのはテレビシリーズも一人で書いたという浅野妙子。『純情きらり』の脚本家として注目していたので、安心して観ることができました。
大奥というタイトルだけで、徳川時代の未知なる世界を想像させるものの、庶民的な感覚が全く感じられないのではないかと、今まで敬遠してきました。今回の映画化作品では主人公の大奥総取締の絵島(仲間由紀恵)も側用人間部詮房(及川光博)も庶民出身だし、生島新五郎も歌舞伎役者なのです。これほどまで感情移入しやすい題材だとは思いませんでした。絵島生島事件に関しては諸説あるようなので詳細は割愛しますが、最終的に1300名もの人が罰せられた事実を考えると、相当な権力争いが繰り広げられたのでしょうね。
豪華絢爛な俳優陣や贅を尽くした華麗な内掛衣装。それに歌舞伎座のセットと炎上シーンなど見所いっぱい。そして、政敵をつぶそうと策略を企てる醜いまでの女の戦いと、それにも屈しない究極のラブストーリーの表現がなかなかの出来。ただ、台詞をなんとかこなした絵島であったが、顔で演技するまでは至らなかったのか・・・欲を言えば、彼女が恋に落ちる瞬間を目撃したかったところだ。
七代将軍家継は徳川15代の中でも最年少で将軍になった人物。そんな状況だから、大奥でも月光院(井川遥)なんかが男に餓えてしまっている様子がなかなかリアル。大奥の中から女性は外に出られないけど、口実を作って歌舞伎見物に行ったというのは史料に残ってるらしい。これが生島という歌舞伎役者と色恋沙汰に陥れるプロットに見事にはまり、わくわくさせてくれました。ここでは裏で謀略に奔走する宮路(杉田かおる)が光っていました。
途中まではそれほどでもなかったのですが、金魚の伏線が外に出られない大奥の辛さを描いていたり、風車という小道具がとても印象に残りました。また、「そんなの理不尽だよ」と言いたくなるほどの裁判。実際には月光院が嘆願したらしいのですが、家継の裁量にはビックリさせられました。しかしまぁ、醜い権力争いの結果、犠牲となるのは庶民出身の者なんですね~
★★★★・
いままでのイメージからすると仲間ちゃんはあまり熱い恋愛は似合わないと思っていたので、西島くんとどこまでやってくれるのかと思っていたら、やはり・・・(汗)
恋に落ちた瞬間・・・それは一目ぼれだったのですが、頑張っていたけれどいまひとつだったかも。
でも、アップに耐える主役顔だと思いました。
杉田かおるはすっかりこういった役どころが定番になってしまったようですね。たんなる犬かと思えばしっかり噛み付く女、上手かったです。
ドロドロ大奥劇はあまり好きじゃないのですが、このシリーズは明るさがあるので見てました。
TVシリーズ同様、面白かったです!
いやぁ~面白かった。
口説こうとしてもなかなか落ちない展開や、それを観察する杉田かおるの雰囲気など、見所はいっぱいでした。
仲間由紀恵は相変わらずの演技でしたが、逆に井川遥がイマイチに感じられました・・・
恋に落ちる瞬間。2回目、3回目に会ったときなど、どうもあの表情じゃ掴みきれない。周りの俳優に助けられたという印象です。
>たいむ様
ドロドロした部分よりも恋愛劇の部分が大きいおかげで楽しめました。
やっぱり町民文化を表現したおかげで明るさがありましたよね。
テレビシリーズも見たくなってきました・・・年末に放映されるスピンオフ作品も楽しみ♪
ムフフ(´qp`*) ほんと、そうでしたよね!
私も観る前までは不安でしたが、これはど引き込まれる内容だとは思ってもみませんでした。
幼い家継に涙し、また、二人の女同士の友情にも涙が出たほどでした。
私も仲間ちゃんの演技だけは、もちょっとどうにかならないものかと常々思っております。
つたない記事ですがTBさせてくださいね♪
やたらと気になる映画「それぼく」
予告編でもやってたので、ついつい書いてしまいました~
日本史は苦手なので、こういう事件があったことさえ知りませんでした。だから評価が上がってしまったのかもしれませんが、ラブストーリーとしてまとめた上手さも評価したいところです。
こんばんわでございます♪
期待通りの大奥でしたが・・・これがTVドラマだったらもっと凄いバトルがあったのだろうと、それはそれで恐いもの見たさとでもいいましょうか?(笑)
あの将軍役の男の子が可愛かったですねぇ・・・っていうか、いじらしいというかねぇ
お鈴廊下をパタパタと走り出しちゃってミッチーに抱えられたとこなんかどっちも(男の子とミッチー)可愛かったです
しかし歴史は面白いですねぇ!!
次があるんだったら、確か11代か12代かの将軍はすごい子宝なんですよぉ!!
そこ狙ってるんですけど(笑)
そっかぁ~テレビのほうが凄いバトルがあるんですね!
たしかにブラック・スリーアミーゴスも友情出演だし、イジメの部分は少なかったかもしれません。
なんといっても5歳の将軍さまですから、演技も心配でしたけどしょうがないところです。ミッチーがとても楽しそうに演じていたのも好印象です。
子宝に恵まれるというのも権力争いが激化しそうですなぁ。そういや、6代家宣の子は4人いたらしいけど、みな早世だったんですね・・・
たくさんの女優さんがいながらも個々の存在感を見せつけてくれたのでとても楽しめました。
邦画の場合、洋画とちがって主演順とかアルファベット順そのままにすることは少ないようです。
大物俳優を使うにも出番が少ない場合に最初にもってくるのもおかしいので「特別出演」「友情出演」として、終わりの方に持ってくるなど・・・(笑)
ハリウッド映画とは違いますよね~
浅野ゆう子まで友情出演だったけど、見せ場はちゃんとありましたよね。
私も、家継さまにはビックリです。
(最初から、あの子に頼めば無罪にでも出来たんじゃ。。。^^;)
可愛かったですね~。
5歳ですもん。凄すぎます!家継くん。
なんだかね~すっかりでっち上げ事件の被害者にさせられて、それも密通だけですからね~生島が死刑になる筋合いなんてないじゃんっ!てな感じでした。
まぁ、月光院の恐ろしさですね・・・
今回は何より「宮路」ですよね。
杉田かおる、すっかり怖い女に定着しちゃいました。
嫉妬とは、げに恐ろしきものですなー
宮路といえば、宮路おさむです。
宮路おさむといえば、殿様キングス!
やはり宮路は殿様だったのか・・・
いや、しかし杉田かおるの淡々とした恐ろしさ。すごかったですよね~
まず、「それでもぼくはやってない!」に悶絶爆笑。更に、「生島と結ばれるのは夢の中のみ・・・」で、笑い過ぎて腹筋が鍛えられました。
1月公開の映画のタイトルと、生島の状況はシンクロ。そして、久しぶりに「SHINOBI」での仲間由紀恵さんを思い出しました。仲間さんは、相変わらず、「命がけの恋」のはずなのに、淡々としていると思いました。
俺も「夢の中のみ」では笑っちゃいました・・・と他人事のように(笑)
迷った挙句最終的に4点にしてしまったのは、実は「SHINOBI」を3点にしていたからで、あの時の演技よりは上手くなったかな~なんて感じちゃいました。
なんだかんだ言っても、最後にはあのポーカーフェイスが生きてきましたね~
結果は当たり前のように収まったみたいだし。
やっぱ何事も健康がいちばんだなぁ(笑)
しかも正室は子供を二人亡くしているし・・・かなり精神的にはまいっているような。
もしかして、将軍であっても浮気は許されない?(笑)
いやぁ~でも陰謀によってはめるのは・・・
いや、それも「恋愛」を初めて経験したと思えば絵島自身は後悔していないみたいだし、なんと言っても月光院は「おいた」してたわけだし(笑)
史実では生島は「島流し」らしいので、そこも史実どおり流人扱いじゃ、やっぱ弱いと思ったのかもなぁ
う~ん自分の受け取り方に自信なくしそう(笑)
役者は揃った(揃えすぎ~~^^)、さぁどっこい
大奥のドロドロドラマかと思いきや単なる恋愛物で、肩透かしを食らってしまいました~(=^‥^A アセアセ・・・
「それでもぼくはやってない」
ナイス ( ̄一* ̄)b
処罰の違いはあったけど、俺はそのおかげで評価が上がってしまいました。あれで流刑だったら、ちょっと弱いかな~なんて・・・でも1000人以上が裁かれたというのは凄いですよね。
絵島さんはその一夜の恋の思い出だけで生きていくのですが、そこからも文学的な物語になりそうですね。一歩も前進しそうもないですが・・・
>とんちゃん様
俺がテレビ版「大奥」を見てないこともあって、新鮮でした。それが一番大きかったのかな・・・
それに史実を扱ってるし、これほど醜い世界だったんだと思い知らされましたよ・・・これが架空の物語だったら、評価は低かったのかも・・・(笑)
観てきましたよぉ~!
女性の嫉妬、欲望、見栄、執念の怖さを体験しました(笑)。この映画ってドロドロした内容だけじゃないんですねぇ~。
絵島と生島が描く悲しく切ないラブストーリーがすごくジーンときましたよぉ~。
大奥で男と接することがなかった絵島。外で男と初めて手を繋ぎ、花火を見る様がすごく美しかったですね。
高島礼子ってこわぁ~い!
てな演技がよかったですね~
もしかするとテレビのほうがドロドロしてたのかもしれませんよね。やっぱりラブストーリーがメイン。俺も花火のシーンにうっとりしてしまいました。
確かに「豪華絢爛」出来不出来はともかく、かなりの製作費と広告宣伝費をかけて、東映の威信を賭けた一作という感じがしましたね。
面白い映画であることは確かですが、ただ女性映画なので、男性にはなかなか感情移入出来ないでしょうね。
浅野ゆう子の会話は少なかったが、一番貫禄ありましたね。
東映ってのはこういうのが得意なんでしょうか。
まぁ、フジテレビが頑張ってたおかげでなんとか形になりましたが、テレビ局の後押しってのもね・・・
たしかに女性が観たほうが感情移入しやすいのでしょうけど、俺も女になった気分で鑑賞しました!
浅野ゆう子はテレビSPで活躍してましたね・・・
なんか金魚のところなんかはあっさり見てしまっていたのですが、そう考えると深いものだったのですね。
「歌舞伎役者の命などほしくはなかった」
という天英院のセリフが一番怖かったですね。
そうですよね~正月でなければ1点減点!なんちゃって。
金魚はオープニングから登場していましたし、俺は風車になにか意味があるのかとずっと考えてしまいました・・・
高島礼子って、綺麗なのに怖いですよね・・・たしか「あずみ2」でも怖かったし(笑)
見た気がしました。
そっかぁ、あのハグちゃんみたいにね。
俺も恋に落ちてみたいっす・・・