天津飯を食えるのはいつだ?あ、今日だ、今日に違いない!腹減ったぞ・・・
傲慢で自惚れ屋、しかも自尊心が強い霍元甲=フォ・ユァンジア(ジェット・リー)。少年時代からのライバル趙が猫拳を使うのなら、『ダニー・ザ・ドッグ』で培った犬拳で対抗だ!「俺は強くてしょうがないんだ」と言わんばかりに誰の挑戦でも受けてしまう格闘家となり、父が同じ道に進ませたくなかったという気持ちもわからずに天津一を目指していた。この前半部分ではジェット・リーに感情移入できないほど、嫌味たっぷりな性格付けをしてあります。勝っては親友ノン・ジンスンの店で酒を飲み、弟子入りしたいと申し出る若者は全て受け入れ、酒を振舞う。この権力者の慢心のような態度をとるジェット・リーはまるでエリック・ツァンのように見えてしまったほどです。すでに町の人々からも天津一であると認められていたのですが、そんなある日、最大のライバル秦に出くわしてしまう。
矢倉を組んだ高所を格闘場にした趙との格闘シーンも見せ場たっぷりで凄かったのですが、秦との闘いは『キル・ビル』に出てきた青葉屋のセットを彷彿させ、縦横無尽に動くカメラワークに目がまわりそうになってしまいました。そして、剣の歯が欠けるところまで細かい演出にも驚かされるはずです。
そして報復。家族を失った霍元甲は失意のどん底。さまよい歩き、山奥の村で助けられるのですが、弁髪の髪も真っ白になるほど苦労してました。目の不自由なユエツーをはじめ、心温かな村人たちに和んでしまい、一緒に森林浴を楽しめるところです。余計なお世話かもしれませんが、白髪になってしまった彼が冒頭の試合までに黒髪に戻るのだろうか?と心配してしまいました。
霍元甲が故郷天津に帰り、墓参りをするシーンでウルっときてしまい、いつのまにか列強に支配されていた天津の姿を見て浦島太郎状態になった彼にどんどん感情移入してしまいました。精神的に成長し、友情も復活し、精武体操会を設立・・・あ、ブルース・リーの『ドラゴン怒りの鉄拳』だ。反日感情が強い映画ではあったけど、大好きな映画。いつも通りまったく予備知識を持たずに観たため、霍元甲が実在の人物だとわかるまで時間がかかりました。すでにジェット・リーはブルース・リーを超えていたんだ・・・しかも報復の連鎖や中国の悪しき伝統を反省し、武術本来の目的を理解した、真の意味で最強の男に・・・。もう涙が止まらなくなっていまい、中村獅童との闘いが霞んでよく見えなくなってしまった。
本当は日本人を憎むための映画になるはずだったんでしょうけど、時代が時代ですからね。それに、三節棍対日本刀などというマンガみたいな試合ですから、国同士のいがみ合いは考えなくてもいいのでしょうし、その上悪い日本人は全て原田眞人が被ってくれました。それにしても中村獅童は美味しい役をもらったものですね~頭に刀が刺さったという不運もあったらしいけど・・・
★★★★★
傲慢で自惚れ屋、しかも自尊心が強い霍元甲=フォ・ユァンジア(ジェット・リー)。少年時代からのライバル趙が猫拳を使うのなら、『ダニー・ザ・ドッグ』で培った犬拳で対抗だ!「俺は強くてしょうがないんだ」と言わんばかりに誰の挑戦でも受けてしまう格闘家となり、父が同じ道に進ませたくなかったという気持ちもわからずに天津一を目指していた。この前半部分ではジェット・リーに感情移入できないほど、嫌味たっぷりな性格付けをしてあります。勝っては親友ノン・ジンスンの店で酒を飲み、弟子入りしたいと申し出る若者は全て受け入れ、酒を振舞う。この権力者の慢心のような態度をとるジェット・リーはまるでエリック・ツァンのように見えてしまったほどです。すでに町の人々からも天津一であると認められていたのですが、そんなある日、最大のライバル秦に出くわしてしまう。
矢倉を組んだ高所を格闘場にした趙との格闘シーンも見せ場たっぷりで凄かったのですが、秦との闘いは『キル・ビル』に出てきた青葉屋のセットを彷彿させ、縦横無尽に動くカメラワークに目がまわりそうになってしまいました。そして、剣の歯が欠けるところまで細かい演出にも驚かされるはずです。
そして報復。家族を失った霍元甲は失意のどん底。さまよい歩き、山奥の村で助けられるのですが、弁髪の髪も真っ白になるほど苦労してました。目の不自由なユエツーをはじめ、心温かな村人たちに和んでしまい、一緒に森林浴を楽しめるところです。余計なお世話かもしれませんが、白髪になってしまった彼が冒頭の試合までに黒髪に戻るのだろうか?と心配してしまいました。
霍元甲が故郷天津に帰り、墓参りをするシーンでウルっときてしまい、いつのまにか列強に支配されていた天津の姿を見て浦島太郎状態になった彼にどんどん感情移入してしまいました。精神的に成長し、友情も復活し、精武体操会を設立・・・あ、ブルース・リーの『ドラゴン怒りの鉄拳』だ。反日感情が強い映画ではあったけど、大好きな映画。いつも通りまったく予備知識を持たずに観たため、霍元甲が実在の人物だとわかるまで時間がかかりました。すでにジェット・リーはブルース・リーを超えていたんだ・・・しかも報復の連鎖や中国の悪しき伝統を反省し、武術本来の目的を理解した、真の意味で最強の男に・・・。もう涙が止まらなくなっていまい、中村獅童との闘いが霞んでよく見えなくなってしまった。
本当は日本人を憎むための映画になるはずだったんでしょうけど、時代が時代ですからね。それに、三節棍対日本刀などというマンガみたいな試合ですから、国同士のいがみ合いは考えなくてもいいのでしょうし、その上悪い日本人は全て原田眞人が被ってくれました。それにしても中村獅童は美味しい役をもらったものですね~頭に刀が刺さったという不運もあったらしいけど・・・
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予感は当たり、とーーーっても良かった~!
自分のアクション好きを再認識しました(笑)
「ドラゴンボール」の天下一武闘会(でしたっけ?)が大好きだったのでさもありなんですね。
おはようございます。
俺もそんなにジェット・リーを見てきているわけではないのですが、これは良かったです。
アクションも最高。
今回は特に成功、失意、再生といった道のりを上手く表現できていて、俳優としても見直してしまいました。
「ドラゴンボール」は見てないんです・・・・
いいタイトルですね~ビギンズかぁ・・・
怒りの鉄拳といえば、『世界の中心で愛をさけぶ』でもサクが好きな映画に挙げてましたけど、セカチューといえば行定監督。行定監督といえば『GO』ですね・・・
【spirit】は、日本人がそんなに悪くかかれていないと聞いたので、久しぶりに映画館で見てきました。(原田真人除く)
良かったです、やっぱり李連傑(ジェットリー)は弁髪が1番!
上海でもすごく評判がいいんですが、霍元甲の本当の子孫が今、映画会社相手に今訴訟中なんだそうです。『あれじゃあ、一家断絶みたいじゃないか!』って理由らしいんですが…。
しどうちゃん、頭に刀がささったんですか?ありゃりゃ。
リー・リンチェィ(←私はあえてこう呼びます!)と戦うシーンで三節棍で顔面(?)打つしどうちゃんにはププッときてしまいましたが。
・・・ところで前半の彼のイヤ~なイメージがエリック・ツァンって・・・kossyさんの彼に対するイメージってそんな感じなんですかぁ??
そういえば、盲目なのにお料理上手のユエツー(月慈)。おもいっきりお腹が空いてきてしまったですわ。笑
作品としてもテーマが共感できたしアクションもすばらしかった。kossyさんが大泣きするなんて。
私より涙腺弱い?…って、勿論私も涙涙涙
「日本人の恥だ!」という台詞でドキリとしてしまった俺でございます。恥と言われないようにしなければ・・・
ドラマの中盤までは、あの弁髪は本当に剃ってるんだよな~などと余計なことまで考えてしまいましたけど、いいですよね!弁髪。
一家の断絶とか批判されるくらいだから、日本人の扱いに関しては文句がないのでしょうね。
ホッとしました。
>sabunori様
エリック・ツァンに似てるというのは顔じゃなくて性格です。いや、声も似てたんですよ・・・あのシーンでは。
ジェット・リーもリー・リンチェイに戻ったかのような役作りでした。なんだか懐かしささえ覚えましたよね。
>charlotte様
ユエツーの女の子は日本の誰かに似てますよね?
いい雰囲気でした。料理も上手そう・・・さすが中国ですよね。
映画館で泣いてた人は男性が多かったような気がするんです。女性のほうがあっさりしてたような・・・
中村獅童いい役でしたね!しかも、頭に刀が刺さったんですか?それ観たかったな~あっでも、プスっとか笑える感じじゃなかったのかな、やっぱり。
スタッフとかあせったでしょうね。
俺も見たかったです、そのシーン(笑)
刀だから、自分が持ってた日本刀ですよね~
本物じゃなくてよかった・・・
ジャッキー映画のようにエンドロールにNG集があれば、その貴重なシーンがあったかもしれないですよね。DVDを待つしかないのかなぁ・・・