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長い散歩

2007-02-23 19:15:42 | 映画2007
 主人公は安田松太郎。一瞬でもサッカーを思い浮かべると、松木安太郎の名と混同してしまう・・・

 高校の校長だった主人公。この団塊の世代の教師は「でもしか先生」と呼ばれる方が多く、いざなぎ景気を背景に「教師にでもなるか」「教師にしかなれない」と志願すれば誰でも教職に就くことができた世代だ。とはいってもレベルが低いわけではなく、逆に教師になってからがむしゃらに教育に取り組んで自分の家庭をも省みることがなかったのだろう。この安田松太郎(緒形拳)もその一人。娘に「人殺し!」と罵られるほど、アルコール依存症の妻を死なせてしまった悔恨の念を持っているのです。

 一人暮らしを始めたアパートでは隣人が夫婦喧嘩(実際はヒモ)が絶えなく幼児虐待をもうかがわせる。その被害者である5歳の少女サチ(杉浦花菜)の虐待を受けた痕跡がとても痛々しく、耐えられなくなった松太郎が彼女を連れ出してしまうストーリー。高岡早紀の狂ったかのような演技も凄まじく、胸が苦しくなりました。また女の子の叫び声や、しつけの行き届いてないことがわかる粗暴な態度。メロンパンしか食べたことがないような食生活。そして、「死」ということが未だ理解できていない、いたいけな少女なのです。

 虐待から解放したかっただけなのに、世間ではそれを誘拐というのが当たり前。行くあてもないような旅を続ける二人の間には、頑なに心を閉ざしていたサチが徐々にストックホルム症候群のように心を開き、信頼関係も生まれてくる。なにしろ、最初に名前を聞いたときには「ガキ!」と答えたほど。途中、唐突に現れたザンビア帰りの青年との微妙な関係も緊張感を与えてくれるが、ここでもまた「死」を考えさせられ、「おーい君、おーい天使、おーい青い空」という松太郎の詩の意味が浮かび上がってくるのです。目的地は家族で行ったことのある山の風景だったのだ。

 サチはずっと天使の羽を背中につけていましたが、新聞紙を破いて羽根のように切り貼りしたもので、最後のほうにはボロボロになっていました。もしやファンタジー映画だったのか?と思わせるシーンには驚きましたけど、急降下するようにラストの現実へと戻されてしまう展開もまたいい。人生は長い散歩。贖罪や巡礼という言葉にも象徴されるように、誰もが感じるような人生の重い十字架もいつかは晴れる日がやってくる。天使のパンツを被って反省しなければならないなぁ・・・

★★★★・

コメント (27)    この記事についてブログを書く
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27 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そうですね (Aki)
2008-01-23 00:53:42
話がそれすぎました。



幼児虐待や、巡礼や、青年の自殺が行われる以前に、何か方法がないかと考えていまして。。



家庭や、教育カリキュラム・制度の見直しや、地域のサポート等を取り扱う作品を観たら、考えます。

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話がそれて・・・ (kossy)
2008-01-23 00:00:36
>Aki様
かなりそれてしまってます(汗)
児童虐待がテーマではあるけど、緒方さんの贖罪のような行動が本来のテーマなのかなぁ・・・
この映画だったら問題点は幼児期の教育に限られてますけど、今の日本じゃ学校教育にまかせるなんてのは不可能に近いです。教師の技量の問題じゃなく、制度そのものというか・・・たとえば少人数クラスにするとかの。
まぁ、そのうちもっと鋭い視点の映画が出てくることを願いましょう~
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文章力がなくて (Aki)
2008-01-22 20:43:09
上手く表現できないのですが・・(涙)



本作で、少女は幼児虐待、自殺した青年は治安の悪い国からの帰国子女、緒方サンは育児を母親任せで家庭崩壊でした。



学校は一つも絡んでいないのですが、

不登校・ヒキコモリ・自殺の増加を考えると、

育児・教育には、家庭(両親)・社会・学校(教師)の三つ巴の体制教科が必要で、

大人も子供も、困難な状況にブチあたった時、方向を見失わないよう、理想や目標が必要で、

現実と理想のギャップを埋めたり、問題解決する能力や、生きる力の育成が必要で、

育児・教育の見直しが必要で、

親・教師の責務は本当に重責だと思いました。

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教師とは (kossy)
2008-01-21 22:25:59
>Aki様
子供から見た教師像。
子を持つ親から見た教師像。
そして、教職を目指すものの教師像。
これだけでかなりギャップがあるはず。
しかもなかなか選べない現実。
しょうがないんですよね・・・

ま、俺は教職をあきらめた人間ですから、何も大きなことは言えません。ただ、教師側から生徒を見ると、教師に対する考え方も変わると思いますよ。
理想は理想であって現実はかなり違うモノ。俺にはこんな重責に耐えられません・・・でも、教師のみなさんは上手くこなしてるんですよね~
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続けさせて頂きます (Aki)
2008-01-21 16:37:02
何様でもない。

清廉潔白でもない。

未熟で、愚かで、情けない、弱い、底辺の人間。

だからこそ、理想や目標が必要。

厳しい過酷な現実。

狂った歯車・挫折・試練を修正・乗り越えなければ、潰さる、弱肉強食。

だからこそ、等身大の自分、理想とのギャップの認識が必要。

転んでも、起き上がり、つきおとされても、這上がり、再び歩き始める生きる力が必要。

ダサイ・時代遅れのモノ(目標・理想・真面目・一生懸命・努力・根性・誇り・恩義・愛?)や、イニシエのセンジンのオシエ・過ち。

全てを総動員、リメイクし生きる力を学ぶ。

ソレが教育・ソレが子供に関わる人の責務。

成す方を心から尊敬致します。
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教師・先生 (Aki)
2008-01-21 13:35:08
子供は、家庭(家族)・学校(教師)・地域社会(政府)で育てるモノ。



教師が善き家庭人であるかは、別の話。

大学デタテの社会経験ゼロの若輩者が、いきなり先生と呼ばれ、カリキュラム以外に、人生までも教えることは難しい。

(今は、研修で数年一般企業に勤めたり、カウンセラーや特別講師が補うケースも多いようですが)

人にモノを教える人、特に子供達に教え、育てる【育児・教育】は、子供の人格形成に多大な影響を及ぼし、未来の社会を作ること。

知識やテクだけではなく、自ら学習意欲を持ち、忍耐強く、人に優しく己に厳しい人でなくては勤まらない重責と認識して欲しいです。。

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先生 (kossy)
2008-01-15 08:41:17
>Aki様
年をとるごとに、教師になっておけばよかったと痛感する今日この頃。
若いうちは生徒に人生までをも教えるなんてことは考えたこともなかったけど、「世の中は大変だぞ」と教えるためには教師ではなかなか難しい。最近になってようやく教師採用枠を大きくしてるみたいですけど、実施するのが遅すぎ・・・

他人の色んな人生を眺めるためにも映画ってのは必要かもしれませんね~
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同級生 (Aki)
2008-01-14 19:26:23
私の同級生・従兄弟・友達にも教師はいますが、コイツガ?!というヤツが半分くらいいます。

教員テストに資質テストを追加してほしい(涙)



多才なkossy樣は教員免許をお持ちになりながら、他の選択しされたようですが・・kossy樣の授業はムチャムチャ楽しそうです。



多才で器用貧乏になってしまっている人。

不器用で一つの選択しかなく成功している人。回り道して、やっと見付けた人。

まだ迷っている友人。



いろんな人生を歩む人がいて、いろいろな価値観・幸福がありますが、とりあえず、目の前のやるべきことをコナシつつ、自分の求めている幸福を手にいれたいものです。
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あおげば尊し (kossy)
2008-01-14 05:44:16
>Aki様
早速ご覧くださったようで、ありがとうございます。
命の尊厳がテーマだっただけに、ちょっと物足りないところもあったけど、いろいろと考えさせられましたよね。

親が教師だったら同業者として見てしまうという発想はなかなかのものですね~鋭いです。家にいても教師なんだと見てしまうことがあるのかもしれませんね。
それでもしっかりと使い分けている教師も多いはずですし、単に子供の受け取り方なんでしょうけど・・・
俺の知り合いは教師っぽくない人が多いので一概には言えないんですけどね(汗)
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親が教師の子 (Aki)
2008-01-13 16:26:07
考えてみました。

親が教師でない人は、教師を教師として見ますが、親が教師の人は、教師を親の同業者として見る。

教師の裏も表も知っている。

所詮、教師も人間さ、学校や教師はこんなもんと冷めている。

物知り顔・悟ったような顔をしているからではないでしょうか。

え~と(汗)

飲食店でバイトをして、原価、作り方、厨房の裏事情を知ると、それまで描いていたイメージが、崩れ、違う見方をするようになる感じ。

え~と(汗)

映画裏事情に詳しいkossy様やブロガー様が映画を観る時と般ピの違い?ギブです。



P.S.不安定は、本当に安定を望んでいるかどうかかと。。。
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早速 (Aki)
2008-01-13 15:52:47
『あおげば尊し』を観ました。小学生に命・死の尊厳を、どう教えるのか、興味深々でしたが・・まさか父に頼るとは・・父の功績を軽視していたのに・・葬式で合唱を聞き、一番驚き、学んだのは息子カモ。

しかし、アレが今の教職員室なら、他の職場と変わりませんね。

プロ意識・誇りバラバラ。

非協力的・非育成的な上司。

団結・チームワーク皆無。

労働意欲・目標・達成観・喜び・充実感は自分で見い出すモノだけれど、日々、擦り減り、疑問・不満が蓄積されるだけ。

単なる職員室。

年々増加する子供・若者の自殺。いじめ(子供の行為)より、【今の先生】の資質不足、バッシングか?と感じました。

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ぐさり (kossy)
2008-01-12 00:24:26
>Aki様
自分の生活の優先順位をというところでドキリとしてしまいました(汗)
まぁ、映画ブログを貫いてきたのは、自分の不安定な路線を修正させるためなのかもしれません。

親子二代の教師の家庭は円満ではあるのだろうけど、どこか違うんですよ・・・はっきりと言えないけど。
そういえば親子二代教師の映画もありました。
『あおげば尊し』
もし未見ならば是非・・・
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教師 (Aki)
2008-01-11 22:41:41
親子二代教師という、同級生の方は、家庭円満だったのでしょうね。



教師の親をもち、辛い嫌な思いをしていたら、絶対に同じ職業には就かない。



親がイイ教師か、子供がイイ教師になるかは別の話ですが。



教師は聖職ではなくなり、教壇もなくなり、家長・大黒柱もなくなり、母性さえも・・。



女らしさ・男らしさ・子供らしさも・・。



迫害や人権を無視したり、固定観念に縛られることは嫌ですが、自由を手にいれ、大切なことを見失っては。。

温故知新。

心のゆとり。

人生の、生活の、人としての、優先順位を、みつめなおす時期ではないかと思います。

まずは自分から。
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校長 (kossy)
2008-01-09 18:45:43
>Aki様
俺が教育系大学だったせいか、両親が教師という人が結構いました。そういう人たちってどこか違うんですよね。
だから家庭をおろそかにしてしまった彼の設定はかなりリアルだと感じました。まぁ、民間企業であっても家族を顧みない人はいっぱいいますが・・・
ただ、今の時代のように一般公務員と同じ感覚の教師が多いと、また違った問題も起きてくる。

ゆとり教育なんて目的は受け入れられるけど、残念ながら、受験というシステムが変わらない限り成果は表れないと思いますよ。
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幼児虐待 (Aki)
2008-01-09 02:11:13
仕事と家庭・学校と家庭・父親と母親・本来、どういう役割を担うものかを問う作品。

幼児虐待・育児ノイローゼ・家庭内暴力・ドメスティックバイオレンス・親殺し・自殺。

歪んだ家族関係・事件の増加。

校長という教育現場の長・プロでさえ、自分の家庭・夫婦関係・育児を破綻させた。

経済成長を支えたダンカイ世代を親に持つ子供達は、詰め込み教育・受験戦争を経て、親となり、モンスターペアレンツ、孫はモンスターチルドレンと化した。

日本は大切な何かを失った。

ゆとり教育の成果はこれから。

でも、社会は家庭の集合体。

平均寿命80歳。

家庭が円満でなければ、苦痛を強いられるだけの80年は長すぎる。

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長い散歩 (kossy)
2007-08-31 23:38:53
>miyukichi様
良かったですよね~
この子が将来幸せになることを願うばかり。
緒形拳も良かったですよね。

散歩というのは普通は短い時間のものだし、やっぱりセンスがいいんですよね・・・違和感がないもん。
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こんばんは♪ (miyukichi)
2007-07-30 00:56:48
 すごくよかったです、この映画。
 後半は号泣しながら観てました^^;;

 「長い散歩」っていうこのタイトルもいいですよねー。
 センスを感じます。
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トラのパンツ (kossy)
2007-02-25 19:06:49
>にゃんこ様
あはは・・・年齢がばれる。
ピンポンパン体操は今でも全部歌えそうで怖いのですが、大ヒットしましたよね~
俺も劇中のネタだと思ってましたよ~♪
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天使のパンツ (にゃんこ)
2007-02-25 10:57:35
あら、天使のパンツってちゃんとお遊戯の歌として
あるんですね?^^;;;
映画の中の創作だと思ってました(笑)
猫もピンポンパン体操のトラのパンツくらいしか
わかりません(爆)
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長い散歩 (kossy)
2007-02-24 09:50:28
>悠雅様
俺は「天使のパンツ」を知りませんでした・・・(汗)
俺が知ってるのは「ピンポンパン体操」くらいです。
トラのパンツはしましまパンツ~♪はいてもはいてもすぐ落ちる♪
保育園での発表会のシーンでは、高岡早紀が仲間に入れず、外で一人泣いていたシーンが妙に思い出されます。それにしても今の親たちはみんなビデオカメラ持ってるんですなぁ・・・

子供を連れてあちこち旅するところは『鬼畜』そっくりでしたよね。俺は『復讐するは我にあり』を思い出してしまいましたが、どちらと比べても主人公はこれらの映画の贖罪のために歩き回ってたのかもしれませんよね・・・

>ぢもと様
たしかにワタルの存在がなければ重くなりすぎていたかもしれません。映画全体としても飽きさせないためのポイントとしていいキャラでした。深く描写しないところはロードムービーだったら普通だし、「散歩」をイメージさせるためには通りすがりの人物だと思わせる手法なのかもしれません・・・

「人生は長い散歩」だということの意味が一番必要だったのはワタルだったのかもしれません。松太郎とサチと出会ったのが目的達成する直前だったら、死を考え直すこともできたのかな~と考えると可哀想な青年でした・・・
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ワタル (kossy)
2007-02-24 09:35:10
>かのん様
この作品が逆にトラウマになったら・・・悲しいことですよね。でも周りの大人がそうさせないはずです!まだまだ幼い子なのでこれからですよね。児童虐待に対する問題もかなり提起されていたように思うのですが、子供をただ産めばいいといった某大臣のことまで思い出されました。
心を開いていく過程もよかったですけど、ご馳走してもメロンパン以外を全てひっくり返す演技が凄かったですね~

>ミチ様
脚本もがんばってましたよね~
一人ではできない。親子合作の脚本というところがリアルな家族を描くことができた要因かもしれません。
松木安太郎・・・全日本の監督だったときにはなぜか彼を応援してました。最近は外人監督ばかりでつらまらないです。

>aq99様
もしかしたらサッカーのシーンでも出てくるのかな~なんて考えてたのですが、マラソンと剣道だけでしたよね。そういや竹の棒で情夫を襲ったことは不問にされたのでしょうか?気になるところでもあります。

丁度金八先生も同じ年代なのかな。
同じく妻を亡くしてしまったし、星野真理ちゃんは脱いでしまったし・・・関係ないか・・・

>祐。様
ワタルの自殺は唐突でしたね~
拳銃を持ってた理由はなんだろうな~と不思議に思ってましたけど、ザンビアでのトラウマや帰国してからの疎外感が彼を悩ませていたんでしょうね。
彼のエピソードはかなり浮いてしまってますが、サチの将来を想像するには重要な要素。サチが「死」ということの意義をずっと考えさせることになったのでしょうし、虐待に対する態度も変わるんだと思います。
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ワタルの存在 (ぢもと)
2007-02-24 06:21:44
松太郎とサチだけならズシンと重くなってしまうところですが、
若者のワタルが加わることで、重苦しくならない。
サイドストーリーとしてのワタルの展開が浅いかなぁとは思いましたけど、
それを展開しすぎるとメッセージが広くなりすぎるかなぁと。
彼は死を選びましたし、
彼だけじゃなくどの世代にも悩みなんて尽きないけれども、
「人生は長い散歩」とあるように、
もっと気楽に生きた方がいいのかもしれませんね。
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天使のパンツ (悠雅)
2007-02-23 23:45:41
こんばんは。
昔々、わが家の子どもたちも歌っていた「天使のパンツ」が
こんなところで出て来るとは思わなかったので、ビックリしながらも、
歌詞を全部覚えていた自分に、またビックリ…
考えたら、変な歌詞なんですけど。

緒形拳さんが小さい子どもを連れているのって、
『鬼畜』を思い出させました。
随分年月が経って、全く逆の形で子どもと歩いている姿が
何だか感慨深かったです。
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ワタルの死 (祐。)
2007-02-23 23:08:16
この映画で、一番の疑問は、ワタルが何故自殺したかです。何を悩んでいたのか、不透明でした。子供に対する観察力はとてもすごかったのに、疑問でした。サチのお墓を作らなくちゃならないというために死んだのでは お話になりませんよね。ストーリー上浮いているような気がしてなりません。
KOSSSYは分かりましたか?
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松太郎 (aq99)
2007-02-23 23:06:33
安田松太郎って、どっかで聞いたことあると思ってたけど、「いい~ですよ~。もう1点ほしいですね~」「まだまだたりませんね。もう1点!」の人でしたか。
すっきりしました。

金八って実際におったら、松太郎タイプやってんね。
金八の家庭、あんなん、やっぱドラマやってんな~。

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こんばんは♪ (ミチ)
2007-02-23 23:03:53
この映画、昨年中に見た方はベストテンに選んでおられる方も多数見受けられましたよね。
奥田監督の奥様や娘さん達の名前が【脚本】にずらっと並んでいて壮観でした。
それにしても奥様の安藤和津を発見できなかったわ(汗)
安田松太郎・・・・どこかで聞いたことがあると思ったら松木安太郎でしたか。脱力~(笑)
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子役 (かのん)
2007-02-23 21:17:57
子役の杉浦花菜ちゃんの演技がとても素晴らしかったです。あんな幼い子でもちろん虐待された経験なんて無いと思うのですが、怯えて机の下に隠れてるとことか、この作品での体験が逆にトラウマになるんじゃないかと心配なくらいのリアルさにビックリでした。それゆえに松太郎に心を開いていく様子が感動的でした。
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