「テンタマ」などと略されるとちょっとやばいかも・・・
「あなたみたいな娘が嫁に来てくれればね~」などと息子歩太(市原隼人)が店に連れてきた夏姫(沢尻エリカ)を一目で気に入ってしまった一本槍幸恵(戸田恵子)でしたが、『純情きらり』では宮崎あおいが嫁に来てくれたので大満足していました。そんな母親も夫が精神を病んで入院中。やがては新たな恋人と再婚なんてことも考えてたのでしょうけど、その恋人は『純情きらり』での宮崎あおいのお父さんでした・・・
美大を目指す浪人生の歩太は恋人である夏姫を鬱陶しく思っていたのかもしれません。受験があるからと距離を置いていたにもかかわらず、デートに誘ったり電話をしたりで、かなり積極的な様子。しかも10年も入院している父親のことも気になっているし、どちらかといえば心のやすらぎを求めていたのかもしれません。そして年上の女性に憧れを抱く年代だし、落ち着きのある小西真奈美に一目惚れするのも理にかなっている。彼の揺れ動く気持ちもよくわかるし、そういう時代があったものだと妙に心に響いてくるいい雰囲気の前半でした。
しかし残念なことに、ストーリーが大きく転換してからが一気に熱が冷めてしまいました。基本的に医者は自分の患者の葬式には出ないもの。医者に成り立ての五堂春姫が感情を抑えきれずに出席したのは許せるけど、同僚まで参列するのはどうかしている。まぁ、彼もどこかおかしい医者でしたが・・・
時代の設定においても、現在のシーンは4年後の世界。何度も行ったり来たりするのは映画の編集としては当たり前ですが、時代の差を感じられないことも痛かった。原作が1994年発表作なのだから、小道具を思い切って古いままにしたほうが潔いと思う。そうすれば、携帯も薄型ハイビジョンテレビも要らないし、和田アキ子の「あの鐘を鳴らすのはあなた」だって似合っていたかもしれません(無理か・・・)。
泣いている観客も何人かいましたけど、春姫の過去の聞いたあとには頭の中が疑問符だらけになってしまい、全くのめり込めませんでした。春姫の夫が死んだ時に妹が小学生だったというから彼女はまだ10代。結婚したのは高校時代だったのかもしれません。そして、未だに傷が癒えない弱々しさと同時に、夫の家から籍を抜かない逞しさを兼ね備えていたのです。
あぁ、絵を書くシーンも美しい景色もよかったし、俳優の演技もよかったのに、なぜか泣けない映画となってしまいました。尚、続編の『天使の梯子』でも女性が8歳年上らしいのですが、作者はこうした年の差カップルがお好きのようです。
★★・・・
「あなたみたいな娘が嫁に来てくれればね~」などと息子歩太(市原隼人)が店に連れてきた夏姫(沢尻エリカ)を一目で気に入ってしまった一本槍幸恵(戸田恵子)でしたが、『純情きらり』では宮崎あおいが嫁に来てくれたので大満足していました。そんな母親も夫が精神を病んで入院中。やがては新たな恋人と再婚なんてことも考えてたのでしょうけど、その恋人は『純情きらり』での宮崎あおいのお父さんでした・・・
美大を目指す浪人生の歩太は恋人である夏姫を鬱陶しく思っていたのかもしれません。受験があるからと距離を置いていたにもかかわらず、デートに誘ったり電話をしたりで、かなり積極的な様子。しかも10年も入院している父親のことも気になっているし、どちらかといえば心のやすらぎを求めていたのかもしれません。そして年上の女性に憧れを抱く年代だし、落ち着きのある小西真奈美に一目惚れするのも理にかなっている。彼の揺れ動く気持ちもよくわかるし、そういう時代があったものだと妙に心に響いてくるいい雰囲気の前半でした。
しかし残念なことに、ストーリーが大きく転換してからが一気に熱が冷めてしまいました。基本的に医者は自分の患者の葬式には出ないもの。医者に成り立ての五堂春姫が感情を抑えきれずに出席したのは許せるけど、同僚まで参列するのはどうかしている。まぁ、彼もどこかおかしい医者でしたが・・・
時代の設定においても、現在のシーンは4年後の世界。何度も行ったり来たりするのは映画の編集としては当たり前ですが、時代の差を感じられないことも痛かった。原作が1994年発表作なのだから、小道具を思い切って古いままにしたほうが潔いと思う。そうすれば、携帯も薄型ハイビジョンテレビも要らないし、和田アキ子の「あの鐘を鳴らすのはあなた」だって似合っていたかもしれません(無理か・・・)。
泣いている観客も何人かいましたけど、春姫の過去の聞いたあとには頭の中が疑問符だらけになってしまい、全くのめり込めませんでした。春姫の夫が死んだ時に妹が小学生だったというから彼女はまだ10代。結婚したのは高校時代だったのかもしれません。そして、未だに傷が癒えない弱々しさと同時に、夫の家から籍を抜かない逞しさを兼ね備えていたのです。
あぁ、絵を書くシーンも美しい景色もよかったし、俳優の演技もよかったのに、なぜか泣けない映画となってしまいました。尚、続編の『天使の梯子』でも女性が8歳年上らしいのですが、作者はこうした年の差カップルがお好きのようです。
★★・・・
(#ノ-_-)ノ彡┻━┻彡┳━┳彡┻━┻エイヤッ!
って感じになりそうな出来でしたね。
話の繋がりが理解できないし、感情移入は出来ないし・・・
昨日に引き続き、明日も生・沢尻エリカを拝んできます。。。
原作の雰囲気は良さそうですね。
時代が携帯のない時代なので、歩太を探し回る夏姫のシーンはかなり熱中しそうな雰囲気でした。
いきなり4年後になったりしなければいいのに・・・などと、紅葉が美しい割りに、他の木々が緑だったことにも違和感が・・・
生沢尻は羨ましいかぎりです。
確かに病院側が葬式に参列するのは確かに筋じゃないと思います。でも病院側のメンツを差し引けばそれでもその罪を感じて出席した春妃の気持ちは理解できますね。それだけでも遺族にとっては救われる時がある事もありますし、何言われてもその責任を感じている事がその場で伝わりますから。
時代背景としては難しいところです。
携帯は2000年にもありましたからね。
特に突っ込む部分ではありませんでした。
夏姫が小学生でも27、8歳の設定なら20歳ぐらいになりますよ。設定上10代で結婚したかもしれませんけれどね。
今『天使の梯子』を観終わりました。
全てを許す気持ちになっています。
医者が葬儀に参列すること・・・これも罪の意識が大きかったのでしょう。続編を見ると全て気持ちが理解できてきます。
なぜだか10年の時差を突っ込む気にもなれませんでした。不思議です。
もしかすると金を払って観た映画と、金を払わないテレビの差かもしれませんが・・・
春妃をメインに描くはずの話が
彼女が妹役になったことで
どうしても彼女がキラキラして見えるから
・・・彼女が悪いんじゃなくって
配役のバランスがな~と。
ひとり目立ってませんでしたか?
小西真奈美さんの二役とも
聞いてたんですが・・?(それも違うか~)
市原くんもちょっと原作の歩太からすると
あのしゃべり方(「チェケラッチョ」参考ですが)
ではイメージがちゃうような・・・。
そうなんですよね~
TVドラマスペシャルでは泣けました。
でもそれも卵があってこその涙。
とても長い前振りだったのかもしれませんよね。
>Ageha様
たしかに!
小西真奈美と沢尻エリカ。
どちらに感情移入するかと聞かれれば、エリカちゃんを選んでしまいます。
原作の性格はどのような違いがあるのかわかりませんけど、映画でも積極的なエリカちゃんの姿を見ていると、彼女のほうが感情移入しやすくなってました。
小西真奈美が真剣に市原くんを愛しているなんて感じ取れませんでした。
評価が下がったのは多分そこなんだろうなぁ・・・
市原くん、『虹の女神』では良かったですよ♪
へ~、原作は良さそうな感じですね~
たしかに両親のことは序盤でしっかり描いておきながら、徐々に忘れ去られるようなストーリーでした。
戸田恵子にもっと心の葛藤を演じさせてもよかっただろうし、逆に削ってもいいところがいっぱいあったような。
沢尻エリカも出演作がどんどん増えてきてるんだし、控えめにしてもいいのにね。
観たんですけど、雰囲気は良く出ていると
思いました。
コニタンが市原君にすぐ傾いたのがどうも
気に入らなくて(笑)あまり共感出来なかった
んですけど、ドラマ版(梯子?)もご覧に
なったんですね~拝見したら夏姫は先生
やめちゃうんですか・・。
>作者はこうした年の差カップルがお好き
落ち込んでる時に市原君が満面の笑みで
フルコース!作ってる場面とか、ああ
こういうのに憧れあるんだろうなぁって
思ってしまいました(笑)
TBさせていただきます!