映画ファンにとってはショッキングなニュースが飛び込んできた。日本映画をはじめ、映画業界が全体的に好成績だったことから、政府税調審議会が映画などの芸術税なるものを検討し、売上の15%から20%を課税するという方向に落ち着きそうだ。これによって通常の映画料金は2000円乃至2200円になることが予想され、審議会では5000億円から1兆円の税収を見込んでいる。「映画は人生を変えるくらいに素晴らしいモノもあるし、このくらいの税なら国民も納得するんじゃないかな?」と鈍一郎首相がコメントを残した。(協同・UIP)
などというデタラメな記事を書かれたら、ショッキングであるし、悪質な捏造と言えるだろう。映画『ニュースの天才』を観る前までは、かなり重大なデマゴーグや情報操作を想像していたのに、“ハッカー天国”をはじめとする、どちらかと言うとホノボノ系の嘘の記事でしかなかった。大統領専用ジェット機に置いてあるくらいの雑誌なんだし、元来の記事も緩いものが多そうだ。これなら『ビッグフィッシュ』のお父ちゃんのホラ話の方が絶対いいし、実話ものでいくなら、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の大胆さには到底及ばない。
色々と考えさせられたことは事実だ。日本の週刊誌記事においても、取るに足らない記事やどうでもいいけどちょっとだけ面白い記事、これらを勝手な脚色で売上部数を伸ばそうとすることくらい日常茶飯事であるようにも思えてしまうし、重大な事件や、名誉毀損に当たらなければ罪の意識も低くなりそうだ。
俳優は良かったのではないでしょうか。ヘイデン・クリステンセンの憔悴しきったメイクや泣き出しそうな表情。沈着冷静なピーター・サースガード(今後も注目!)や、コメディアンとしてもいけてるスティーヴ・ザーンもいいですね。やはりストーリーがつまらなかったのが残念。これだけの素材があるのなら、もっとスリリングな構成にすることも出来たのじゃないでしょうか。
曖昧な書き方で恐縮ですが、冒頭の記事はあくまでも嘘ですから!ごめんなさい。
★★★・・
・ニュースの天才@映画生活
などというデタラメな記事を書かれたら、ショッキングであるし、悪質な捏造と言えるだろう。映画『ニュースの天才』を観る前までは、かなり重大なデマゴーグや情報操作を想像していたのに、“ハッカー天国”をはじめとする、どちらかと言うとホノボノ系の嘘の記事でしかなかった。大統領専用ジェット機に置いてあるくらいの雑誌なんだし、元来の記事も緩いものが多そうだ。これなら『ビッグフィッシュ』のお父ちゃんのホラ話の方が絶対いいし、実話ものでいくなら、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の大胆さには到底及ばない。
色々と考えさせられたことは事実だ。日本の週刊誌記事においても、取るに足らない記事やどうでもいいけどちょっとだけ面白い記事、これらを勝手な脚色で売上部数を伸ばそうとすることくらい日常茶飯事であるようにも思えてしまうし、重大な事件や、名誉毀損に当たらなければ罪の意識も低くなりそうだ。
俳優は良かったのではないでしょうか。ヘイデン・クリステンセンの憔悴しきったメイクや泣き出しそうな表情。沈着冷静なピーター・サースガード(今後も注目!)や、コメディアンとしてもいけてるスティーヴ・ザーンもいいですね。やはりストーリーがつまらなかったのが残念。これだけの素材があるのなら、もっとスリリングな構成にすることも出来たのじゃないでしょうか。
曖昧な書き方で恐縮ですが、冒頭の記事はあくまでも嘘ですから!ごめんなさい。
★★★・・
・ニュースの天才@映画生活
最初の6行、やられました。
「えーーーっ!マジで?!」と思ったら、嘘なんですね。(笑)
よかった、よかった。(^^)
でも、小泉さんなら言いそうやし。
まぁ、一国の首相がそう思われる方が問題ですが。
アレ以上は膨らませれないのでは?
主人公関係者含めて実名ですし。
捏造者の映画で捏造するわけにいかないし(笑)
この映画では「悲しい嘘つきのせつなさ」を感じられたので自分は結構お気に入りです。
でもこの映画もそういう感じになる可能性があったということも言えますからね。
そう思うとちょっと怖いです。
最近でもNHK朝日問題とか、なんか映画を上回るヘンテコ報道がまかりとおってますからねえ。
驚かせてすみませんでした。
とりあえず鈍(ドン)一郎首相です(笑)
実際に決まったとしたら、こういうことを言いそうですよね~
入場税が国会で議論されたときに、政府側は「ぜいたくなんだから!」と税金を正当化していたようです。
>arudenteな米さま
事実だからしょうがないんですよね・・・
と思いつつも、エンドロール後に「実はこのエピソードは嘘でした」みたいなものを期待してしまいました・・・
>rabiovskyさま
あり得るな~と思わせるところがずるいところですよね。
「ありえねーー」と感じたら、シャレということになるのでしょうけど。
俺が書いた文に関しては、芸術などの文化が為政者によって破壊されるという事実の歴史をみればわかりますので、十分可能性があるんですよね・・・
>prisonerさま
“続きをみる”をクリックしなかったら、結構危険ですよね。正直言って、ドキドキしています。
NHK朝日問題は、もうわけがわかりません・・・
そもそも、観劇だ、コンサートだって、料金すっごく高いじゃないですか。
映画くらいですもんね、安くでこんなに楽しめちゃう娯楽って。
それでも、昔に比べたら高くなったな~って思うのに、税金まで特別徴収されたら困っちゃいます。
でも、我々レディースは強い味方の1,000円鑑賞日があるので、ふふっふ~お得に楽しませていただいております・・・
それにしても、冗談、しゃれも行き過ぎれば嘘や捏造になってしまう。
真実とは???むつかしいテーマでした。
普通の映画評を書くよりも、誰も書かないことを書いた方がいいかと思いまして・・・すみません。
戦時中~終戦直後にもあったのですよ、入場税。
そのときは200%の税というとんでもないもの!
1954年からまた復活し、1989年まで入場税が課せられていました・・・そして消費税とともになくなりました。
その復活した1954年というのも、日本映画が海外でも認められて業界全体的に上向きだった時代なのです。
だから今の状況と似ていますよね・・・経済状況は全く違うんですけど。
で、今のようにデフレに近いくらいモノが安くなる時代(給料も低くなって・・・)に値上げされると本当に痛いです!
メンズデーが石川県にも出来たらなぁ・・・
映画を撮る以上脚色とかするわけで。
厳密に言えば交わされてない会話はウソで、
そんな事言うてたら作れませんけど。
その人らに許可とるほうが大変だったんとちゃうかなと。
人に認められたい、親を見返したい、
でも手にいれた成功に酔いしれて転落していく。
彼はサンプルで、たまたま事件になっただけで
世の中そんなふうにダークサイドに堕ちて行く人は
いっぱいいるような気がします。
頭はめちゃいいんだけど、精神年齢がオイッっていいたくなるくらい幼いというか、子供じみた大人。
・・・自分も??きゃー追求なしってことで。
そっか・・・彼はダークサイドに落ちていくところだったのですね!
精神年齢が幼いってことは、ジェダイの騎士になる修行ばかりしていて、わがままな感情に動かされていたと・・・
インターネットの世界では結構あるような気がします。2ちゃんねるとか、彼みたいな人がいっぱいでてきて、やがては「2ちゃんの天才」と呼ばれることになるのかもしれません・・・
この映画、正直ドキュメンタリーみたいでしたね。ドラマが弱いというか。本当ヘイデンの目を見ていると、そらダークサイド落ちるわって感じが伝わってきますね。
すみません、驚かせちゃいまして。
実話を元にした映画って難しいですよね~
事実を羅列するだけになったり、ドラマ性がなくなったりで。
彼もスターウォーズの撮影途中に出演したのでしょうか、ダークサイド顔でしたよね・・・(笑)
DVDにはリアルの編集長さんやらグラス本人やら
出てきてしゃべってました。ヘイデンの演技はそういう意味ではグラスになりきってましたよ。
どうしようもない精神的な弱さとか幼さとかを
そのまんま画面に出し切ってたと思います。
そのわりには主人公のキャラそのものがあんまし魅力的じゃなかったから目立たなかったのかなと。
どうせなら一瞬でもニヤリとかしてくれたらまだ悪役だったのに。
最初っからあんなにおどおどならすんなよってイライラしっぱなしでしたね。
う、うけてしまった・・・
Ageha様の言葉をお借りしただけのつもりだったのに(笑)
SW3の印象が残ってるうちに『ニュースの天才』も見直したくなりました!
ヘイデンくんには期待していますが、どうなんでしょう?
「海辺の家」は年齢的にもピッタリだったと思いますが。
それでも、SWのような特撮、コスプレものの間を縫ってこのような作品を選んでいる彼はクレバーだと思います。
大画面で観るべきほどの映画ではなかったような・・・
やはりヘイデン君を売り出そうと躍起になっているのでしょうか。批評家の目もかなりシビアなような気がします。
今後も楽しみですね。
ヘイデンは駄々っ子のような子供っぽい役が多いですね。
それが嵌るのですが…
今回も狼狽するところとか、いい演技を見せていたとは思うのですが、内容がちょっと物足らなさを感じました。
グラス自身の、なぜ捏造をしたのか?の心情が描かれていなかったので。
ですが編集長のチャックはとてもよかったです。
正直……彼が主役?と思うときさえありました。
今回TBさせてください。
はじめまして。
コメントありがとうございます。
ヘイデンが捏造記事を書くようになる心理描写はズバっとカットされているかのように表れていませんでしたね。
泣きじゃくるシーンが子供っぽいように、嘘をつきはじめる心理も、嘘をついているという認識がない子どもの心だったのかもしれません。
世の中にはこの捏造記事や情報操作が氾濫している、と考えると、怖い世の中になったと痛感いたします・・・
コメント&TB。ありがとうございました。
情報が多いこのご時世。
あまりそれに流されないで、受信する私たちもきちんと判断できるようにならないとダメですね。
いえ・・もう、この作品は内容はどうあれ・・
ヘイデンくん出てると言う事で見ただけです・・笑
んん・・いい役者になると思うのですよね・・。
しみじみ・・
俺は天才じゃないっす(汗)
記事はたま~に転載されますけどね・・・
ヘイデンくん、回りが彼を売り出す姿勢が見えます。
数年後にはアカデミー賞候補にもあがってくるでしょう。
俺も楽しみにしています・・・
チャック役のピーター・サースガードが、とってもいい!と思ってたら、『フライト・プラン』にも出てましたね。
これからも注目したいと思います(^-^)。
サースガードに目をつけるなんてサースガーなどとオヤジギャグしか言えませんが、男から見るとスティーヴ・ザーンというコメディキャラに注目したいところなんです(汗)
いい俳優っていっぱい埋もれてるんですよね~
『ニュース』はネタ=実話自体が弱かったという、皆様のTBを見たのか…と思うほど、大事件・実話の映画化。
『ボーン』シリーズでもCIA悪徳エージェント役だったクリス・クーパーが、今作でも勤続25年退職間近の古参FBIエージェント(ロシアの二重スパイ)を名演。
昇進を夢見る努力家・野心家・自信家の新人FBI捜査官はライアン・フィリップ。
ぴったりのキャスティングでした。
また、新人捜査官にとっては、希望どおり、出世街道に乗る大金星をあげたにもかかわらず、事件後、彼は退職し、弁護士に転職。
リアルです。
【まともな神経していたらあんな世界にいられない】と訴えているかのようでした。
FBIという特別な機関で、職務や必要性、重要性を頭では理解していても、国に忠誠を誓う、その重圧、特殊性、異常性、への疑問が残る作品でした。
また、作品中、同じように、【軍人】も職業の選択肢として登場しますが、人に嘘をつくこと、家族に秘密をもつことに、戸惑いをみせ、退職した主人公には、理想や大義名分をかかげても、戦地での職務は(敵を壊滅・勝利すること=)人殺しはできなかったでしょう。
道理、常識、善悪の概念を越えた、犯罪や、戦争、心の深淵を覗いたとき、常人は何かを壊されます。
人間らしさを放棄しなくてはいけない状態、事態、職務?
その考え方自体が異常では?
国に麻痺・洗脳されているのではないか?
考える作品でした。
『アメリカを売った男』ですか~ちょいとメモしておきます!
自分の記事を読み直してもストーリーを思い出せません(汗)