ネタバレ映画館

映画ドットコムに記事を移行してます!

憑神(つきがみ)

2007-06-24 23:24:28 | 映画2007
 まぁ、落語みたいな映画なんだから・・・by人生の落伍者

 降旗監督の時代劇は初めてでもなかろうに、どうもしっくりとこなかった。それとも監督自身が言っていた「落語のような映画」がそれほど功を奏しなかったのか。多分、妻夫木や笛木優子の演技がパッとしなかったためなのでしょう。それでも脇役陣は夏木マリ、佐々木蔵之介、香川照之がとてもよかったし、死神おつや役の森迫永依ちゃんが大人顔負けの演技でした。

 ストーリーはテンポよく、わかりやすく、最後の死神はどう対処するのかな~などと、期待感溢れるばかり。主人公も下級武士だったこともあって、庶民感覚もいい雰囲気だ。だけど、どうも違和感が残る。妻夫木と笛木のキスシーンもそうだったし、貧乏神、疫病神、死神が全ての人に見えるところもファンタジーさを欠いていた。佐藤隆太がせっかく祈祷を熱演してたのに、それを活かし切れないところも・・・

 主人公の家系が代々徳川家の影武者を勤めてきたという設定は面白かった。死神の登場により、自分の人生を省みる彦四郎。最後に武士の本分を全うする道を選ぼうとするのですがが、まさしく「武士道とは死ぬことと見つけたり」でした。まぁ、死ぬことが商売なんですしね・・

★★・・・

コメント (17)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ダイ・ハード4.0 | トップ | アパートメント »
最新の画像もっと見る

17 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
TBさせていただきました (MIYAUCHI)
2007-06-24 23:34:41
こんばんは。
正直期待していただけにがっかりでした。
出演者陣は良かったと思うのですが、どうももう一つしっくりこなかったですね。
しかし香川氏と森迫永依ちゃんの演技はいつ観ても感心しますね。

最後の場面が一番がっかりでした。
返信する
あら、どうしましょ。。 (サザエ)
2007-06-24 23:52:38
最近私は読書で浅田次郎ブームなんで、
この作品も是非映画館で、、、と思ってたんですが、
★2つですかぁ、、、。
そうですかぁ~、、じゃあ、キサラギにしようかなぁ~。。
返信する
森迫たん (kossy)
2007-06-25 00:41:21
>MIYAUCHI様
俺も期待してました・・・
台詞が多過ぎたためなのか、ちょっと噛んでるような喋りも気になりました。
子役の森迫たん・・・凄すぎます。『ラストラブ』でも自然な演技でよかったですよ。

最後の場面というと・・・浅田さんね・・・

>サザエ様
う~む、申し訳ない。
細かなところで笑えるんですけど、全体通してみるとそれほどでもなかったです。
もちろん『キサラギ』はオススメですよ~~!!!
返信する
今まで妻夫木くんの映画は (bakabros)
2007-06-25 08:44:04
外さないと思っていたのですが、これはちょっと……でした。
どろろも時代劇だったけど、あれは漫画なのでそんな違和感なかったのか?? 一体何が……、と色々考えちゃいました。
森迫永依ちゃんは素晴らしかったですね!
私もラストにはびっくり仰天しました。あれがまた映画のランクをグ~ンと下げてしまった気がします。
返信する
Unknown (あんぱんち)
2007-06-26 00:14:37
ホント勿体無いです。
これだけの素材がそろってるのに、料理人がやる気なしw
返信する
意味のないラブシーン (たいむ)
2007-06-26 18:47:07
kossyさん、こんばんは。
妻子にも特別思い入れがあるようにも思えないいい加減な男なのに、なぜ神様に誠実な男と評価されるのか・・・
「おつやっ」と無邪気に言う死神には「ぷっ」と吹き出しちゃったけど、いまひとつノリきれませんでした。
返信する
演技力?エンドロールは☆5 (はななす屋)
2007-06-27 20:27:40
こんばんは。
皆さん、手前と似た感想で…ちょっとホッとしております。
ブログ(はななす屋・帳面)には、かなりハッキリ・キツクかいてしまい、言いすぎちゃったかなぁ…と、不安でしたので。

冒頭の酔っ払い歩きのシーンから、不安が募り、西田俊之が出てきて⇒喋ってから、客席が笑った
…遅い…
このシーンは、妻夫木聡がフラフラ歩くところから可笑しくなくては。
転げ落ちて、お参りする瞬間に、ヒェ~と客が思わなくては・・・
・・・ベロベロ経験無いのかな?この人・・・
なんて、思ってしまいました。
あとは、もう…
笛木優子は、綺麗~
最近、時代劇にもギャル系の人ばかりで・・・ホッとしました。
しっとりと可憐な武家の女性を魅せられる人ですね~
あれで台詞が巧ければ…もう最高!…でした

脇、特に熟練陣がよかったですね~
セットも、あの庭はダントツよかったと思います。
生活臭がして、リアルさに関心です。
光(調光)もうまい!
自然の光がとてもいい感じ。

何より、エンディング・ロールは、面白かったですね
米米のファンキーさを、久しぶりに堪能しました。
真っ暗な画面に、面々と文字が並ぶのは食傷気味。
NG集もマンネリ化。
しっかりスタッフ等の名前(あれ、各自の自筆かな?)をアピールしながらも、楽しめるなんて。
久しぶりに最後まで座っておりました。
ではでは
返信する
惜しい・・ (ひめ)
2007-06-27 21:22:49
笑えたりおもしろいところもあったのに・・・
んー、惜しい。
妻夫木くん演じる彦四郎のキャラがちょっと弱かったかなぁ、と思いました。
返信する
母上が (blog49)
2007-06-27 22:26:59
母上が楽しみにしておりまして・・・趣味じゃないな~。
返信する
感覚は・・・ (にゃんこ)
2007-06-28 00:58:59
『花よりもなほ』のコメディ感かなぁ~っと
勝手に予測したんですけどね。
あららってな具合で、すこーーんってうたた寝の世界に入っちまいました。
素材はよさそうなのに、勿体無いっていうか
エンドロールがいっちゃん面白かったので
許しちゃおう!って思わせられたのは・・・策略なんですかねぇ?(爆)

9月に舞台になるそうですが、もしかして映画じゃなくって
舞台のほうが向いてるのかも?とも思っちまいました~
(ああ、、、口調がおかしいわ、、、)^^;;;
返信する

コメントを投稿

映画2007」カテゴリの最新記事