村上龍は好きではないし、クドカンもそれほど好きではないのだが、冒頭からクリームの「ホワイト・ルーム」が流れてしまうので、音楽好きにはたまらない。
“サイモンばガーファンクル”や“チェッペリン”の台詞にもスクリーンに向かって叫びたくなってしまうのだ。また、11PMや平凡パンチ、ア太郎、狼少年ケンなど、懐かしさでいっぱいになる青春映画。そして、全共闘時代の潮流にイマイチ乗れなかった原作者の自叙伝的性質なのであるが、人生を楽しむことだけしか考えていなくて、バカをやった罪の最終的な逃げ場を学生運動に求めてしまう内容なのだ。特に、バリ封の件は思想的な根拠はどこにもなく、あくまでもマドンナのために起こすといったもの・・・私も全共闘世代とは縁が無いのですが、この行為は自己批判を強いられるだろうなぁ、と予測ができる・・・製作者側にも全共闘世代の人間がほとんどいないことがオバカに徹することができたことの要因なのでしょうね。
全編オバカコントの応酬になって、ほどよく笑わせてくれるのだが、下ネタ(エッチなのはともかく、うん○ネタはやばい!)が飛び交いすぎるという欠点もある。69年と現代という時代を超えた高校生の気持ちが同じだということを表現しているのか、自己批判と自己責任論を絡めようとしているのかは不明だ。
レビューサイトでも感想をいくつか見てきましたが、これを「左翼映画だ」と決め付けてる人が何人もいることに驚いた。この人たちって映画のどこを見てるんでしょうかね・・・
“サイモンばガーファンクル”や“チェッペリン”の台詞にもスクリーンに向かって叫びたくなってしまうのだ。また、11PMや平凡パンチ、ア太郎、狼少年ケンなど、懐かしさでいっぱいになる青春映画。そして、全共闘時代の潮流にイマイチ乗れなかった原作者の自叙伝的性質なのであるが、人生を楽しむことだけしか考えていなくて、バカをやった罪の最終的な逃げ場を学生運動に求めてしまう内容なのだ。特に、バリ封の件は思想的な根拠はどこにもなく、あくまでもマドンナのために起こすといったもの・・・私も全共闘世代とは縁が無いのですが、この行為は自己批判を強いられるだろうなぁ、と予測ができる・・・製作者側にも全共闘世代の人間がほとんどいないことがオバカに徹することができたことの要因なのでしょうね。
全編オバカコントの応酬になって、ほどよく笑わせてくれるのだが、下ネタ(エッチなのはともかく、うん○ネタはやばい!)が飛び交いすぎるという欠点もある。69年と現代という時代を超えた高校生の気持ちが同じだということを表現しているのか、自己批判と自己責任論を絡めようとしているのかは不明だ。
レビューサイトでも感想をいくつか見てきましたが、これを「左翼映画だ」と決め付けてる人が何人もいることに驚いた。この人たちって映画のどこを見てるんでしょうかね・・・
原作で自分の描いたイメージをどうしても求めてしまうんですね。
監督が74年生まれですもんね、その解釈の69年ですよね。
お客さんはこちらも10人位でした。けっこう私くらいのオバサンがいました。
ホワイト・ルームってほんと、感傷的になる曲だなあと思いました。クリームは後追いだから69年に聴いてるわけじゃないんだけど、CMでもこの映画でも、イントロきいただけでなんか古い感情が湧き上がってくる曲です。
俺もリアルタイムで聞いていたわけじゃないけど、70年安保、ベトナム戦争、ビートルズ解散と・・・ほとんど知らないのに当時の映像が浮かんできますね。
原作は読んでいないと思っていたのに、なぜかストーリーが思い浮かびました・・・やっぱり読んでたか・・・(笑)
オドロキマシタ(笑)
これは、クドカン映画の中では一番好きかも!映画館で見たせいかな(笑)元気ハツラツ躍動感をいっぱいもらえました。
難しいと思うんですよ。
世代が明らかに違うのに映画を作るということ自体。
こういう映画では時代考証なんて関係ないだろうし、オバカさがすべてを許してしまう・・・
ただ、俺的には村上龍が好きではない・・・(笑)
ちょっと気になったので、コメントを寄せさせて頂きます。
全共闘時代の潮流にイマイチ乗れなかった原作者の自叙伝的性質なのであるが、人生を楽しむことだけしか考えていなくて、バカをやった罪の最終的な逃げ場を学生運動に求めてしまう内容なのだ
人によっては人生は楽しむだけのものであり、その生き方を他人が批判する権利はないと思いますよ。
(コメントから少々ネガティブなな印象を受けましたので・・・)
また、若者とはみんなバカであり、バカなことをしなければ学べないこともたくさんあると思います。
主人公が自分の行為から逃げている体裁なんてちっとも感じませんし、むしろ本能的に肯定してる印象を受けました。
笑いながら、時には脂汗をかきながらバカなことのできる主人公を羨ましくも思いましたし、それを真正面から受け止めることの出来ない大人の少ないことに腹立たしさも覚えつつ、自分の若い頃を改めて思い起こさせてくれるすばらしい青春映画だと思います。
クリーム、平凡パンチ、お笑い、下ネタ、
全共闘・・・
ディテールだけを取りあげた表面的な批評を読んで、とても悲しい気持ちになりました。
貴重なコメントありがとうございます。
俺の批評を読んで気分を害されたようで、
大変申し訳なく思っております。
ディテールだけとか、人の人生を批判してはいけないとか、仰ることもよくわかるのですが、この映画の製作者たちの年齢を調べると疑問が沸いてくることは間違いないですよ。
それに、主人公自身がまじめに生活している人をバカにしているので、俺が主人公を批判しても別にいいかと思うのですが・・・
俺なんかの評を悲しむより、昨年論議がおこった「自己責任論」を嘆いたほうが建設的だと思いますよ(俺の批判なんて比じゃありませんから・・・)。
『パッチギ!』が上映されていますが、コチラのほうは回想録とか自叙伝的性格を持っているのに比して、『69』の映画としての描き方は俺の評以上に想像的・表面的だと感じたのです。
クリームが大好きなのでこの映画はなかなかたまりません。
妻夫木くんは青春映画にとてもよく似合いますよね。
ちょっと下ネタが多いので、すすめるのに戸惑っちゃいますけど(笑)
な、な、なんとクリーム好き?!
いや、まぁ、いい曲は結構ありますよね。
俺も聴きなおしてみようかなぁ。
最近、日本でも海外でもこの時代を扱った映画が多くなってきましたよね~作り手がそういう年代だからなのでしょうか。
今更コメントしてもらえるのかな?
青春っていいなーって思った!
なんかスッキリしました!
で、1つだけわからないんです。
最後にケンが「うそだ」みたいなこと言うじゃないですか!
あれってどういうことなんですか??
コメントは出来ると思うのですが、質問にある台詞については、覚えてないので難しいです・・・
クドカン自身もこの時代に生きていたわけじゃないし、彼らの行動自体がどこを拠り所にしているかわかっちゃいない。「うそだ」という台詞もそうした混沌とした世の中だったからこそ吐き出されたのかもしれませんね・・・(曖昧)