こーすけの独り言 ~言霊を求めて~

日々感じた事、特にBOOK・OFF徘徊や歌詞に関することなど
たまに「こばな詞」というものをしたためる癖あり

小林とISSAと私

2018-11-20 00:39:51 | エンターテインメントとか言ってみる

11月19日は一茶忌らしい。(基本、前日の話になりがちです)

俳諧師・小林一茶(こばやしいっさ)の1827(文政10)年の忌日。だって。

僕はそんなに俳句を知らないからアレだけど有名な人だってことぐらいは知っている。

そういう事なので、僕も俳句を嗜んでみようと思うよ。

 

では、一句。

「ゆーえすえー 何年振りかで ISSA見た」

解説:あんまり変わってないけど、違和感があるなぁ。
季語は「ISSA」(沖縄の人なのでなんとなく夏)

 

テンポよく次へと。

「DA PUMPは 昔は四人 だったんだぜぇ」

解説:こっちの方がしっくりくるのは古い人間だと後ろ指差される感じ。
季語は「だぜぇ」(スギちゃんが夏っぽいイメージだが、冬の季語)

完全にISSAに引っ張られてスタートしました。
解説も季語もすげー適当なのが僕のスタイル。


ここからは、今回の主役である「小林一茶」をフィーチャーするよ!
(フィーチャーの意味がよくわからないのはいつもの事)

僕の中で有名な3句をメインに書いてみるね。


◎雀の子そこのけそこのけお馬が通る

解説:道に遊んでいるすずめの子よ、そこを早くのけよ。お馬が通るからあぶないぞ。
季語は「すずめの子」(恐らく春)

かなり字余りな感が否めない句だと思っている。
あと、雀の子は飛べないのでおそらく巣にいる。
地面にいる時点で危ないというか、すでに死が待っていると思われる。

 

僕風なアレンジは

水鳥は 安全地帯で お船が通る

解説:蒲郡のネトロンには水鳥がいて特等席で競艇を楽しんでいるんだなぁ。
季語は「水鳥」(冬の季語なんだって。知らなかったぜぇ。)

かなり現代風になったね。アレは何て言う鳥なんだろうな。


ではサクサク進めて、2句目。

◎やれ打つな蝿が手をすり足をする

解説:それ、蝿を打ち殺してはいけない。よく見ると、手をすり合わせて命乞いをしているではないか。
季語は「蝿」(恐らく夏)

蝿を打ち殺すのは好きではない。
蝿というか虫全般殺すのは好きではない。
やむを得ず殺すのが、GとK。
そういう観点からも、可愛い句だなぁと思うよ。

 

では、僕風アレンジ

やれ打つな 僕が手をする 涙する

解説:ここぞというときに打ってしまう金本知憲に敬意を表した句。
季写真は「野球」(春。球春到来って言うでしょ?)

これも2006年です。
この年は確か阪神と中日が首位争いをしててね。
この阪神戦で阪神ファンが騒ぐのは構わないのですよ。
だけどね、阪神ファンが横浜‐中日戦でライトスタンドに座りベイスターズが負けたら暴動を起こすのはいかがなものか。
マナーの悪さは世界一だよ(←一部の心無いファンの事ですよ。でも阪神ファン以外でそういう輩は見たことがない)


ムードが悪くなったので気を取り直して、3句目です。

◎やせ蛙まけるな一茶これにあり

解説:かえるがけんかをしている。やせたカエルよ、がんばれ負けるな。おれ(一茶)がここについているぞ。
季語は「蛙」(恐らく春)

僕は判官びいきは好きではない。
強いものが勝つのが素晴らしい事だと思っています。
大番狂わせというのは、もはや事故だと思う。
ただ、こと公営ギャンブルにおいては大番狂わせが大好きです。
金が絡むと人間というのは変貌するのです。

 

では、僕風アレンジ

痩せている ああ痩せている 痩せている

解説:若い頃は色々と遊びまくるから、カロリーの供給が消費に追い付かなくて何を食べいても痩せるのだ。
季写真は「半裸の夏の日の1995」(夏ってすでに書いちゃってるな)

完全に「小林一茶」ではなく「松尾芭蕉」なスタイル。
と書いてみたが、「松島や・・・」の句は「松尾芭蕉」ではなく、某とかいう狂歌師が作った物らしい。
そんなことはどうでもいいんだよ。
いいじゃねーか、「松尾芭蕉」でよ。そっちの方が名が売れてるし(←よくねーよ)

あの俳句を激しくダサくすると

松島や 天橋立 宮島へ

で、日本三景へのあこがれを表せる。
風情もへったくれもないけどね。
僕は松島と宮島は行ったことがあるので、天橋立に行ってみたいが辺鄙なんだよね。

京都でも 天橋立 日本海
青森は 津軽海峡 冬景色
三郎は はるばる来たぜ 函館~
もう一つ 与作が木を切る ヘイヘイホー
新沼は 嫁に来ないか 鳩もいる
譲二だと みちのくあたり ひとり旅
えむしーは えーてぃーきどって ぼんばへっ

演歌川柳遊びになってしまった。もはや俳句ではないですな。
最後のはおまけで。懐かしーでしょ?

 

話をば 戻して一茶 これにあり。
今日のメインテーマが「一茶忌」という事なので、辞世の句で締めたいと思うよ。
(3句とか書いたのに4句目に突入するスタイル)

◎盥(たらい)から盥へうつる ちんぷんかんぷん

解説:産湯のたらいを使う誕生から死んで湯灌のたらいを使うまでの一生は、結局、あっという間でちんぷんかんだったなぁ。
季語は「僕には謎」(ただ、亡くなったのがこの時期だから冬なのかもしれないな。「一茶忌」という言葉は冬の季語らしいし)

 

では、ラストの僕風アレンジ

不思議だな りえには盥が 落ちてこぬ

解説:なぜ志村けんがいないのだろう?やっぱり先輩たちに気を使っているのかな?
季写真は「茶」(夏かな?一応、飲んでる物と「加藤」にかかっているのがオシャレ)

季語を「サンタフェ」にしようかと思ったけど、季節がわからず考えるのをやめた。

「たらい」と言ったら「ドリフターズ」以外出てこない昭和人間です。
「ひょうきん族」など目もくれず、「8時だョ!全員集合!」を終わるまで観てた人間です。
裏録画なんかできない時代だったから、切り捨てるのはひょうきん族でした。

 

だいぶふざけちゃいましたが、最後は「小林一茶」が詠んだ中で、僕が最高だと思う句でお別れです。


あ、後述になりますが、敬称略システムでお送りしました。

ではでは。

 

「露の世は 露の世ながら さりながら」