しまぬきを温めて 丹波布を織る

丹波の山奥、昔々の織物を温め(おさらいするの意味)ていきたいおばちゃんの織り物語

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少しずつですが、

2013年01月24日 20時19分09秒 | 織り
11月から12月、1月にかけて、

ほんの少しずつですが、

織りは続けてきましたよ。



地味ーな帯と、



派手ーな帯と。

そして丹波布な帯!

まだ、

綜絖通し・・・・

私は糸の塊を織機の櫓の上に乗せて通します



一人で出来ないのでいつも夫に助けてもらいます

筬通しが済んだら、



櫓から降ろして



手ぬぐいに結びます。

この手ぬぐいは工房の代表から頂いた手ぬぐいです。

上等なので長持ちしています。


ぼつぼつですが織ってます

2012年12月22日 09時08分57秒 | 織り
今回はお客様の注文で初めての色遣いの帯でやんす

一重の帯にするということで、

糊をびしっと・・・・つけすぎたかな・・・。

写真撮すの忘れてたので、もう筬(おさ)通しまで進んでたわ。



みんな通ったらこんな感じ。

私は、綜絖(そうこう)と筬通しは千切りに巻いた糸の固まりは

織機の櫓の上に乗せて行います

それから、丹波布では 日本手ぬぐい に結びます。

私は手ぬぐいに結んでから織機の上から降ろします。



これがなかなかで、綺麗に短く結び直すまでに

結構時間がかかります。

あーー、疲れちゃった!

昔は綜絖通しから筬、手ぬぐいまで、1日で済んでいたのに、

集中力も体力も無い病人では、

3日もかかったよ。やれやれ・・・・!



君たちは長閑だねえ!


熱中症?

2012年08月14日 21時01分07秒 | 織り
病気持ちはやっぱり弱くなってるのかしら、

会議の後デパートをちょこっとウロウロしていたら、

目がしょぼしょぼ、頭がずっきん!

あれー、胸の辺がみょう・・・・

母の家に帰り着いたが最後、ばたり!

初めての熱中症にて、1週間ほど、汗の出にくい身体とたたかいましたわ。


お盆休みに夫が仕上げた新しい織機。

一番に使うのは私!



なかなか、調子が良く、「これがいいなあ!」

「つこても良いで!」

やっほー、私の専属になりそうな織機さんです。

6畳の部屋に、織機2台、絵本1000冊・・・

せっばいわー!

なーかなか、進みません!

2012年06月12日 21時06分33秒 | 織り
めんどくさい仕事になってしまったので

織りがちっともはかどりません!

まだ、新聞は5枚落ちただけ!

で、今日は、経糸を張るテンションでも・・・



織り端を見てもらったらわかりますが、

私は、端が上にも下にもならないように、

経糸を張ります。

昔はびんびんに張って、両端がだんだん斜め上になってしまっていましたが、

なるべーーく、張りをゆるめにしています。



押さえるとこれくらい下がります。

これ以上緩いと、糸がとんで直しがしんどい!

腰掛けと呼ばれる、経糸の飛び出しも増えます。

なにより、最後のアイロンかけで、楽ですから。


で、20㌢織ったら、手でなでながら、直しをし、

次の20㌢に取りかかるのです。

この20㌢ごとに30分!神経が持たないので、

病気持ちの今は

1日1時間がいいとこかな?

次の織りのちきりは済んでるし・・・

その次の染めも終わっているのにね。




綜絖(そうこう)通しと筬(おさ)通し

2012年05月26日 21時28分44秒 | 織り
千切り巻きも2本巻き終わりました。、

さあ、織りに入ります。

織りの為の準備作業、まずは綜こう通し



糸も垂らすと縞の雰囲気がでるなあ。

綜こう通しもおさ通しも

けっこう面倒な作業であるわけで・・・

でも、たかが、(352×2)本・・


絹織物の人はどんなに面倒なんだろう!



これで、みいんな通ったよ、

部分に網代模様を入れるので大変ちゃあ大変でした

続いてオサ通し



私はカマチにオサを置いたまま糸を通します

竹オサが割れちゃったので、

今回は金オサです。
(タイトルの時はコード入力出来たのに、もうさっぱり!)



こうやって、通したオサをくるっと反対向けたら

織れる状態になるのよ。

手ぬぐいに糸先を結び、

千巻に手ぬぐいを巻き付けたら

機の鳥居に置いていた千切箱を下ろし、



織機に千切りをセットします。

それから、しばらく、緯糸入れを一人楽しみ、悩み・・・

焦げ茶と、つまみ糸だけに・・・決定!



こんな縞になりました!

遠くから見ると只の縞に見えるかな



良い着尺と思わない?

茜のピンクも効いてるし、縞がランダムなのも・・・

私、一人悦に入っているんだけど・・・なあ!






終わった!織り終わった!

2012年03月12日 10時18分13秒 | 織り
一昨日のことでした。
お客さんもあり、無理かと思っていたけれど、



残りの経糸がこれだけになり、

綜絖も開きにくく・・・



残りの緯糸が藍が少しだけになり、

終わり!織り終わりました!

やれやれ・・・・・・、

カマチに掛けたら・・・・・



ちがうやん!あ、ちがうやん!



あたりまえやけど、

色も雰囲気もさすがに、名人やん!

ほっとしたような・・・悲しいような・・

けど、そんなもんや!

名人にあこがれて、頭の角にあったんやろうけど、

まったく、違う布になっていましたわ。おほほ。



布を切った、残り糸です。

はい!お疲れ!お疲れ!

今は、始末といって、直しをしています。

アイロンをかけたら・・・伝承館へ届けて、

陶芸美術館の展示会のお仲間にしてもらいます。


新聞紙が!竹が!

2012年03月09日 20時32分32秒 | 織り
今日、最後の新聞紙がパラリと落ち!



巻き取りの布も分厚いぞ。



もう少し、頑張って・・・・



竹がみーんな落ちました!

千切り巻きの時の竹が落ちたということは、

もう、そろそろ、終わりが近いと言うこと。

竹の落ちる音はいつ聞いてもうれしい音です。

計ってみると、残りは1㍍30㌢だった!!

明日にはなんとか織り終わることだろう。

終わったら、織機を修理して、次の整経して、茜染めを・・

ふふふ、それとも、ちょこっと、お休みにしようかな?




他も織ります

2012年02月24日 09時40分17秒 | 織り

丹波布が中心ですが、

前回書いたように、自分用には

自由に織りたいです。



経糸が木綿手紬糸、緯糸が全て染色つまみ糸(太いの)

片羽といって、筬の一羽に糸一本ずつ入れた経糸に

緯糸を透かしつつ織りました。

使ってみると、絹の柔らかさと、木綿のさらっと感で

とっても、心地よいので、

(残り2枚は販売用にと思っていたのに)

みんな、私用に残しています。


また、時間があれば、織りたいですね。




これは、経糸250本で、小物用(小銭入れや、テーブルセンター)

に織りましたが、一応丹波布です。

緯につまみ糸も入っていますが、

ランダムに入れてますので、当たりはずれがあります。ふふ。


まだまだ先です

2012年02月22日 21時15分53秒 | 織り

今日、6枚目の「新聞」が落ちました。

新聞の長さが81,2㎝、あと、千切り一巻きが25,6㎝。

新聞が一枚落ちたら1㍍くらい織れた計算です。

やれやれ、織り上がりはまだまだ先です。

これから、最後の3㍍ぐらいまでが織りがしんどい時。



経(たて)の糸で白く見えるのはベージュです。

丹波布では木綿の生成糸は使いません。

これも栗の皮で浸透剤なしで、2回ほど染めています。

ところが、緯に入れる「つまみ(きぬ)糸」は

生成のまま、染めずに使います。

「しまぬき」では染めたつまみ糸もあったようですが、

丹波布として市場へはだせません。


木綿中心の手紬の糸の着物は、これがまた、

「どすこい!」とお腹をたたきたくなるので、

自分の着物にする布はつまみ糸を多く使ったりして

出来るだけ軽くやわらかく織ります。


もっとも、細くて軽い糸を紡いで、十算(とよみ)で織れば、

着尺も売り物として・・・

そのうち、やってみるべ。




つい、長い時間座ってしまいます

2012年02月07日 21時52分31秒 | 織り
たんば布の場合、緯糸を巻く管は篠竹を使います。
出来れば12月の間に切ってきた方が虫が入らないと聞きました。
篠竹は、少し短くしておき、湯の中で炊きます。これも、虫が入らないように。
6,7センチくらい・・自分の杼(ひ)に合わせて切り、
きれいにヤスリをかけて使います。

私は木綿の糸は自分で作った竹のものを使い、
つまみ糸(絹糸・中央の白い糸)には購入した木の管を使っています。



今回、縦糸の茶と同じ糸を使うつもりだったのが、
織ってみると、くらくて濁った感じになったので、
急遽、染め直しました。

下が緯糸に染めたもの。
これで、私好みの色に織れそうです。

染め直したかいがあったというもの。
(出来れば、染めて3ヶ月くらい経って、色が落ち着いた方がいいといいますが)


いいんじゃないでしょか、気に入ってます。

織機の前に座っていると、つい、時間が経ってしまって、
腕が・・、足が・・、
とうとう今日は、腕が動かず、仕事になりませんでした!