しまぬきを温めて 丹波布を織る

丹波の山奥、昔々の織物を温め(おさらいするの意味)ていきたいおばちゃんの織り物語

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綺麗な色が好き

2013年06月20日 11時52分56秒 | 染め
長いことおやすみしてお友達に心配をかけました。

新しい治療が始まり、身体が慣れるのに随分かかりましたが、

なんとか、やっとります。

自然の恵の綺麗な色に惹かれます。

赤い色が好きです。



何年ぶりかで赤いバラが咲きました、うれし!



こんな赤もあるわ。なーーんだ?



そう!「さくらんぼ」樹の枝持ってむしゃむしゃ食べれるなんて・・・最高!



吉岡幸雄先生の赤色が大好きで、



いつか、木綿でも綺麗な赤をそめてやろうと・・・・・



残念!まだまだだ!

茜を植えています。



先日、吉岡先生のドキュメンタリー映画「紫」をみてから・・

どうしても紫草が欲しくって、

夫の友人の知り合いの知り合いの方から譲って頂きました!



やっほー!ヤッタネ!

まだまだ小さな紫草ですが大事に育てて、命のある間に

木綿の紫を染めてやるぜい!  

ふらふらしながらも、 元気ばってる私です。








春らしくなりました

2013年03月28日 12時34分46秒 | 染め
展示会のあと疲れ果ててぼんやりテレビの前でしたが、

気持ちの良い春らしいお日様光に、
畑から散歩に。


つくしんぼうを採って来ました。

今年も、土筆のお浸しが食べられる幸せ!!

昨日、ともちゃんが染め上がった、藍糸を持って来てくれました。
私の糸は柔らかいので、横に入れることができるな。
今まで、藍糸は購入糸ばかりだったので着尺に沢山使えなかったから嬉しい。

ひさえちゃんに本も借りた。


あー、今年も藍と棉を植えよう!

時雨(しぐれ)の季節です

2012年11月20日 21時46分09秒 | 染め
奥丹波に住んでいて、ちょっとつらいのが

この時雨の季節です。



どう!このちゅーと半端な「雲」?「霧襖}?

降るのか・・・晴れるのか・・・?

あっ!晴れてきた!!



「緑の砂漠」と呼ばれた青垣の山にも

紅葉がぽつぽつ見られるようになって・・・・

あっ、そうだ!

私はあわてて 糸に糊を付けました!



ところが、

まあ、なんてことでしょう!

今日は竿を持って部屋に入れたり

外に出したり!

ちゅーと半端な天気

とても忙しい一日でしたが・・・・

結局は、薪ストーブさんに乾かしてもらうハメになりました。

夏に乾きかけを雨に濡らしてくさーーい糸になったのを

思い出して・・・ぞーっとしましたわ。

色がつきました

2012年11月16日 09時19分51秒 | 染め
織機の上にトンボがしんじゃっていました

寒くなって、窓を開けなくなっていたから、

逃げることが出来なかったのね。ごめんよ。



色はついてないけど・・・

たぶん・・・赤とんぼ?



紅葉ロードのほうは結構色がつきましたよ!

我が家から高源寺に向かうここが写真ポイント!!



オホホ・・撮し手が良くなかったかしら、



小鮒草で染めた糸にも色がつきました。

3日かかって、1㌔500㌘も!!

なにすんだろ?

やれやれ、他の色にするものまで、

黄色に染めてやんの。

自分のぼけ加減にうんざり!!だよー!



えーー?これこそ撮し手がわるい!!

結構濃い色が出て満足してたのに・・・

こりゃあ・・・・!

織り上がってから、実物見てもらうしかないな・・・




久しぶりに染めに入りました

2012年11月14日 20時46分02秒 | 染め
青垣・・・いや、丹波名物の



きり!霧!キリ!KIRI!

川向こうの工場も・・・



こんな時節に染めを始めました。



帯用の糸をしっかり精練したあと、

ディスポン液(浸潤剤)に浸けています

熱湯の量が沢山必要なので台所染めは大変です。

今回は小鮒草を使って「濃い黄色」にするつもり。

今年収穫の小鮒草を洗濯ネットに入れて煮出しました

細かい目の洗濯ネットは大成功!

染液を濾さなくてもいいぐらい!

ディスポン液から取り出した糸をいれて・・・

結構煮てみました。

只今 放冷中!



まあまあの色が出たようです。

今朝の高源寺の天目楓も良い色が出ていましたよ。




今年も!

2012年11月12日 13時09分46秒 | 染め
今年も何とかゲット!

とうとう一人では採りに行けなくて、

夫の軽トラで、出かけ、

夫が高枝きりはさみで、

「臭木」の実を採ってくれました!



これから、中の青い実をとり、

染料にします。

青に染める染料は「藍」とこれしかないのですが、

藍は染められるまでが大変なので、

ブルーなどはこれに限ります。

茜さん

2012年08月22日 17時18分19秒 | 染め
茜の葉っぱがグングン伸びてきました。

あんなにかわいかったのに・・・



この植木鉢は直径50センチ高さは70センチです。

だんだん、お行儀が悪くなって、たれさがって・・・

ちっちゃなお花が咲きます。

11月頃に鉢をひっくり返して根を取りだし

茜色に染めますが、

今年は、がまんがまん!

茜は2年以上育ってからのものでないと

赤くはならないんですって!


大あわてでした

2012年08月17日 16時21分06秒 | 染め
今年、初めて実ったクルミの実

染料にしようとは思っていたのですが、

あまり、気にもせずほうっておいたの。

イリちゃんのブログ見てたら、あーらっ!

青い実の時に収穫するの?

あわてて、山崎青樹さんの「草木染め染料植物図鑑」をひらいたら・・・

・・・・「オニグルミ」果皮は青いうちでないと染まらない・・・

ひえーっ!

あわてて、高枝切りばさみを持ってきて、

挟んだつもりなのに

「ぽーん、ぽん、ぽん、ぽん!」ころころころころ・・・

ストーブ用の薪置き場に散ってしまいました。

私「コマーシャルとちがう!

夫「使い方がちがう!

それでも、なんとか、無事、ストッカーの奥へとおさまり、

いつか、茶色に染まる日を待っております。


丹波布の染めの続き・・・・あー!どこまで書いたのか・・

思い出すまで、待っててくださいませ!。

丹波布の茶色、栗の皮染め

2012年07月25日 21時08分47秒 | 染め


これは、栗の木・・ではありません!

くるみの木です。中央に実がなっています、

実は食べません。染料に使うつもりです。


昨日の続きを書き込みます。

ざるに栗の皮をとりあげ、煮汁を今日と明日の2回分に分けておきます。

再び鍋に入れて、60℃まで沸かします。

 染液の量は、何㍑でも、糸が浸かれば良い

 「色が薄いときは染め重ねる」

 「草木染めは陽に弱く水(洗い)に強い」

 媒染ー発色剤

  栗・・消石灰で茶色に。消石灰ー粉の場合糸の20%
                液の場合水1㍑に対し10㏄
  湯の量は糸が浸かるだけたっぷりがよく、かき混ぜて使う。

  湯の方が赤色に早く反応する。水で石灰媒染すると、しばらくは焦茶色
  だが、そのうち赤みがかってくる

  畑の石灰の場合は水で溶いて、上澄みを使う。

60℃で、鍋に糸をいれて、

沸騰後、20分煮て染色。
    20分後に鍋から竹棒で取り出し竹2本使って2人で絞って
    ぱん!ぱん!と2人で引っ張る
    (空気を入れ、糸をさばく)

糸を鍋に入れ再沸騰後20分煮て染色
    同様に鍋から取り出し、竹2本を使って2人で絞って
    ぱん!ぱん!
    (空気を入れて、糸をさばく)

糸を鍋に入れ、再々沸騰後、20分煮て染色
    同様に鍋から取り出し2人で絞って
    ぱん!ぱん!(空気を入れてさばく)

媒染液(石灰)に浸ける
   少したったら、絞って発色を見る
   再び媒染液につけること20分。

2人で、竹で絞り、中干しする。
 
「石灰媒染の場合、水洗いせずに干した方が赤味がきれいにでる傾向がある」

明日の分の染液を加えた鍋の中に浸けておく。

        1日目の作業終わり、片付けてかえる。

             2日目の作業はまた明日かきます。

他の染色の本などとはすこーし違うのがわかってもらえたかな。


   



染色は力仕事です

2012年07月24日 21時31分58秒 | 染め
2日かかって、焦げ茶4色染めました。



帯用に2色、太い糸で。

着尺用に2色、細い糸で。

ついでに、お財布用の鹿の革も!



これは、赤茶、石灰で媒染しましたが、

糸は鉄、私はお歯黒ではなく、硫酸第一鉄を使います。

私が伝承館で教えてもらった時はこれだったから。

今回はこんなに沢山のお鍋達とたらいが活躍しました。




私は今では、自分流に染めることも多いですが、

丹波布の染めの基本を康子先生に「習ったとおり」に書いておきます。



「たんばぬのノート2000年、4月~」より

染色 一日目

栗の皮 茶色

糸を計る。  300㌘
栗の皮の量を計算  作年の乾燥栗皮 糸の半量  150㌘
糸を洗剤で洗う。
(しばらく、水に浸けておいてから洗った)

栗の皮・・生の栗の皮を渋皮ごとむいて天日で干しておく
ヤシャブシもこぶな草も干して1年後に使う

湯を沸かす。
100℃に沸騰したら、栗の皮を入れる。
沸騰したまま、温度を落とさないようにして30分以上煮出す

洗った糸をディスポン液に浸ける
(日光退色を防ぐため)
ディスポン液は熱湯1㍑に4~10㏄入れてよくかき混ぜる
5分~10分たったら絞る(竹2本を使う)

              明日に続きます