しまぬきを温めて 丹波布を織る

丹波の山奥、昔々の織物を温め(おさらいするの意味)ていきたいおばちゃんの織り物語

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栗の皮いっぱいあります!

2012年07月20日 17時17分11秒 | 染め
少し、お天気が回復してきたようなので、

またぞろ、染めを始めます。

今回も栗の皮!

こんなに沢山!650㌘!



それでも、まだ、後ろの米袋にいっぱいあります。

5年も前のものなので、早く使い切って・・・・

古くて、虫がわいてる方が濃い茶色になるとも聞きましたが、

虫は・・・わいてないぞ。どうなのかなあ、

薄い色も又、むずかしわあ!

2012年07月09日 18時11分25秒 | 染め
晴れ間が続いた昨日、今日。

染め日よりなので、

今日も、染めました!

ベージュの薄い色を2色・・・・

何度も染め入れたいので、

ほんの少しの栗の皮で、

うっすい、うっすい色を出して

3回の奴と・・・・

倍の6回の奴と・・・・



それぞれにあわせて、すこーしの石灰で

媒染・・・・・

染液に浸けて・・・・一休み!

薄い色も又、大変だわ・・・・。

終わった頃には、晴れ間も、夕方色に・・・

あーれー!



それでも・・・大きな寸胴さん達・・ありがとね!!

今日は、がうまいぞー!

ようやく、ぴきっ!も治りました!

2012年07月08日 21時46分42秒 | 染め

今日は帯用の600㌘を栗で染めました。

昼から、あおがき和棉の会に出席するので、

干してから出かけようと

それはそれは悲壮なお仕事でしたが、

なんとか、ベージュに染まっておりました。ほっ!



今年は、もう無理かと思っていた「小鮒草」を

家の前で見つけました!



沢山ではないけれど、



ほーら、くるりと巻いた葉が特徴です。

これで、今年の黄色は 「確保!!」

その上ベランダ横のクルミに



結構沢山の実がついていました!

織機部屋の屋根をはがしそうな勢いで伸びているので

切っちゃうつもりのクルミの木でしたが・・・

クルミの実で染めてみたいので・・・

もうちょっと、おいといてあげよう!

お天気の良い日は

2012年04月20日 14時01分53秒 | 染め
最近、テレビの天気予報を探して見ます。

一日晴れ間が続きそうな日は

朝から、ばたばた・・この日は2色

濃い濃い茶色と濃い濃い緑色を染めたくて、



茶色は「栗のおにがわ」を煮出した染液で 

何回も重ね染め、石灰で媒染します。

丹波布では、「中干し」と言う作業で

(康子先生が上村六郎さんから直に教えてもらったんですって)

空気に当てて乾かした後、再び染めます。



うーーん、濃さがもうひとつだけど、

しかたない、横糸でなんとかしよう・・・。

緑色は・・・

藍に染めて貰った糸に「小鮒草」という草で

黄色をかけます。

(小鮒草は八丈カリヤスともいって黄八丈の染材でもあります)

藍の糸は熱をかけると色がぬけてむらになってしまいます。

糸をディスポン液という浸潤剤でぬらしておいた後、

小鮒草をたーっぷり煮出した染液に浸けすぐ放冷します。



どうだ!よい色になった!



染色に使ったお鍋達、ご苦労さん!

干しあがって・・・



写真よりも、濃くてよい色になりましたよ。

これで、古い「しまぬき」によく似た「丹波布」を

さあて、何時、織れるだろうか?






茜で染める

2012年04月13日 10時37分11秒 | 染め
2月に掘りあげた「茜」で染めました



夫が貰ってきてくれたホーローのお鍋に

お酢(氷酢酸がないので)と一緒に入れて煮出します。

青木青樹さんの本にあったように20分煮出し、

もう一回分20分。

その間に、糸を洗って、

絹のつまみ糸2枷、木綿の糸1枷(100㌘)

丹波布は、絹のつまみ糸は染めずにつかいます
で、この絹糸は、丹波布でない織りに使うのです・・・)

木綿糸はディスポン液に浸けて、絞っておきました

絹糸は、つけ込むだけで放冷。

木綿は10分煮て、放冷。

酢酸アルミで媒染中!

これが、絹。



これが、木綿。



乾いたら、



絹の糸はなーんか、オレンジっぽい!

うーーーん、何故か?

そこで、風月堂にて、吉岡先生に質問したわけです!


赤根、あかね、茜、

2012年02月11日 16時32分13秒 | 染め

畑の梅の木につぼみがついていました。ありゃ、もう、春?!

放ってあった「茜草」の鉢を思い出し、

急いで、ひっくり・・・「重たい!」・・・返し・・

「茜」を収穫しました。今年は大きいバケツの半分くらい。



赤い根っこです。きっと、赤根から茜になったんだろうな。

昨年は一昨年の11月に採ったので、量は少ないけれど、

もう少し、赤が強かったように思います。

土をおとして、近いうちに染めます。

計画は・・まだないけれど・・ピンク色がいいな。

「丹波布は地元に生えている木や草で染めるので地味ですよ。
よその織物のように藍がばかりではないし」

とは、足立康子先生の言葉

でも、アホタレ弟子の私はピンクが好きです。へへ。



プロフィールの写真は康子先生のお宅で展示会をしたときのもの

こんな風な、もう、3,4年前の展示会でした。



もちろん、自分の織った着物と帯です。