しまぬきを温めて 丹波布を織る

丹波の山奥、昔々の織物を温め(おさらいするの意味)ていきたいおばちゃんの織り物語

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吉岡幸雄・日本の色

2012年04月13日 10時59分17秒 | イベント
先日、4月8日に一人で神戸に出かけました。



ほら、ノンチャンが作った作品がある!

元町です!

ちょっと前に、「染司よしおか」のブログ(?)で見つけた

風月堂での吉岡先生の講演を聴くためです

「吉岡幸雄・日本の色 王朝のかさねの色目」と題して

先生のお話を聞き、風月堂さんの今日限りのお菓子を頂き、

嬉しさに、まわりの桜も見えないほどでした。

吉岡先生は、一昨年、柏原の西垣邸で、お会いして以来・・

私は、講演会では真ん前の席を確保!

やっほー!最後には厚かましく「質問」までしました。

会場には、先生の染められた「かさね」が展示されていました。







休憩時間には特別調整の御菓子「桜の襲」が・・・



あらあ!失敗!

綺麗な色が台無しだ!

それにしても、吉岡先生のお話は楽しい!

飽きることなく耳ダンボでみーんな聞いていました。


それで、質問時間に、一番に手を挙げて、

茜の染めについてきいたの。

わかりました!わかりました!

茜は2年以上経たないと赤い色が出にくいんですって!

今年の鉢は2年してから掘ることに・・・

あと、2年は、どうしても、生きぬかなくっちゃ!


茜で染める

2012年04月13日 10時37分11秒 | 染め
2月に掘りあげた「茜」で染めました



夫が貰ってきてくれたホーローのお鍋に

お酢(氷酢酸がないので)と一緒に入れて煮出します。

青木青樹さんの本にあったように20分煮出し、

もう一回分20分。

その間に、糸を洗って、

絹のつまみ糸2枷、木綿の糸1枷(100㌘)

丹波布は、絹のつまみ糸は染めずにつかいます
で、この絹糸は、丹波布でない織りに使うのです・・・)

木綿糸はディスポン液に浸けて、絞っておきました

絹糸は、つけ込むだけで放冷。

木綿は10分煮て、放冷。

酢酸アルミで媒染中!

これが、絹。



これが、木綿。



乾いたら、



絹の糸はなーんか、オレンジっぽい!

うーーーん、何故か?

そこで、風月堂にて、吉岡先生に質問したわけです!