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いつもの金曜日。
いつものように始発の新幹線で鎌倉へ向かった。
午後2時45分 地震発生。
かなりの大きな揺れ。
パソコンと、その上に置かれたプリンター
そして神棚が落ちてこないかが心配。
出口確保のため、入り口のドアを開け、
パソコンラックを押さえた。
長い。。。 なかなか揺れが収まらない。
そのあとすぐに停電。
パソコンはUPSのおかげでぷちっと切れることはなかったのが幸い。
すぐに通常通り電源を落とした。
「町田さん、大丈夫?」
一階から声がした。
「大丈夫です!」
こんな時に声をかけてもらえるほど、心強いことはない。
その後もずっと停電が続く。
信号のない道路でお巡りさんが交通整理に入る。
ヨット部の長男から電話
「今、浜にいるんだけど。。。無事です!」<おい!早く陸にあがれっ!
「この辺にホテルないですか?」
たくさんの帰れないお客様が宿を訪ねてくる。
レジは手動であけ、シャッターは手動で下した。
自家発電のおかげで、鎌倉駅は明るかったけれど、
そのほかは真っ暗。
電車もバスも動いておらず、
動けなくなった人たちであふれかえっていた。
お店もすべてしまっていて、何も買えない。
街灯もない。
家家からの明かりもない。
車のライトを頼りに、
一人、アパートへ向かう。
なんだか映画のワンシーンのような状態だ。
アパートの中は、もちろん電気はつかない。
ケータイ電話のわずかな光を頼りに、
トイレに入る。
幸いガスはついたので、
もっていったご飯の半分と、レトルトカレーを温め、
闇鍋ならぬ、闇カレーを月明かりで食べた。
コンセントをささなければならないガスストーブは、
停電のときは役に立たない。
寒い。
ケータイもテレビもつかないから、
情報が全くはいらない。
唯一の情報は、市内に流れる「防災かまくら」の放送。
「現在鎌倉市全域、停電しております」
まだか。
寒いし、やることもないので、
19:00 早々に布団にもぐる。
朝起きて、電気がついてほっとした。
昨日の夜送られたと思われるメールが
朝になって一気に届いた。
・・・と同時に、TVに映し出された、
各地の悲惨な状況。
何度見ても、涙が出てくる。
停電程度でよかった。
TVから流れる「長野県北部、震度6」
心配になり朝6時前、自宅に電話をかける。
「揺れてないよ。眠い。」
迷惑そうな次男(^^;) ま、なにより。
災害時に家族と離れているのは、
本当に心配なものだ。
各地で被害に遭われれている方々、そして関係者の方々、
心よりお見舞い申し上げます。
安否の確認できない方も多く、
まだまだ続く余震、そして原発問題。
一刻も早く、落ち着いた生活を取り戻せますよう。。。
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