手話が上達しない聴者

１０年以上手話の勉強を続けているのに、ろう者とまともに会話できない聴者がいる。
なぜ、こんなことになるのか。

ろう者と会話する機会がないからや。

「それなら、ろう者とたくさん会話すればいい」
言うのは簡単だが、そういう環境に身を置くことは簡単ではない。

自分自身を振り返ると、「そういう環境」に身を置くことになったのは、ただの偶然である。

ろう者とまともに会話する機会がほとんどないのに、コツコツと手話の勉強を続けている人たちに敬意を表する。

ただし・・・
有資格の手話通訳者は別である。
手話通訳者として資格をもらっているのに、「ろう者とまともに会話できない」というのは恥である。