手話通訳者のブログ

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ろう協の限界

2015-03-03 05:48:12 | 日記
ろう協の活動を否定する気は毛頭ない。
ろう協は絶対に必要だし、全国規模で当事者であるろう者の声を結集していかなければできないことがある。
例えば、手話言語法の制定に向けての活動など、組織として地道にやっていかなければ、実現しない。

しかし、ろう協の活動には限界がある。

例えば、ろう協の主要メンバーと意見の異なるろう者は、どうなるか。
自然に、ろう協と距離を置くことになる。
また、長年、「聴覚障害者の権利確立のために!」と活動してきた年代のろう者と、若いろう者たちの意識には大きな隔たりがある。

また、手話通訳者派遣制度などを抜本的に変えようとするなら、政治を動かさなければならない。
これが、とても難しい。
役所に陳情に行っても、なかなか、変わらない。
では政治家に働きかけようとすると、別の難しい問題が浮上する。
ろう協としての活動の場合、特定の政党を支持することが難しいからである。

なんとかせな、あかん。

「たいし一人がリキんでも、どうにもならへんで」
という嘲笑を受けながら、例え蟷螂の斧であっても、行動せずにはいられない。

孤独なカマキリの戦いについて、近いうち、書かせてもらいます。




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