広汎性発達障害(自閉症・ADHD)の男の子を育てるクリスチャン・ホームの日記

素敵な青年に育ったにいにと一緒に、サポート活動もするようになりました☆

宗派について パート3 (パパの見解)

2019年01月12日 | パパ登場
今日は僕がたどった道でハッとしたことを書きます。

まず、ユダヤ人と異邦人の位置付けがわかりませんでした。
聖書を適当に読んでしまうと、有名な聖句だけをつまみ食いしてしまい、
??って場所がたくさんあります。

たとえば、イエス様とやもめのやりとりで子犬にパンくずの話を思い出してください。
あの時、冷淡にも思える口調で、イエス様はやもめの懇願を断ります。
しかし、やもめが食い下がってあの箇所があります。

そもそも論ですが、神様はユダヤ人を選ばれ、ユダヤの救いのためにイエス様は遣わされました。
だから、異邦人であるやもめに断りを入れるのは当然の話であります。

しかし、当のユダヤ人はイエス様のことをうけいれることも理解することもせず、十字架にかけました。

聖書を読んでいると、使徒ペテロでさえ、ユダヤ人以外が神の恵みとして、救いを得ることをイエス様の
復活後、まぼろしをみて、気が付きます。

本格的に異邦人(ユダヤでない民)に福音が伝えられはじめたのは、パウロが召命されてからです。

僕はこのユダヤ人と異邦人の位置付けがずっとわかりませんでした。
なので、ロマ書とか読んでも、意味がわからず、ちんぷんかんぷんでした。

この位置付けがはっきりわかって聖書を読むと、目からうろこがとれたみたいにいろいろな事が
わかりました。


さて、宗派の話にもどります。

いま私たちが住んでいる日本の教会は戦後、アメリカのサポートによって作られた教会がほとんどだと思います。
なので、日本人はアメリカの宗教だと勘違いしている人たちも多くいます。
アメリカ人の宣教者の人たちよってもたらされたものなので、アメリカ文化もいっぱいくっついてきます。

アメリカ文化だけではありません。イースターやハロウィン、クリスマス、サンクスギビングデーなど、数えれば
きりがありません。

僕が最初に通っていた教会はなぜか独立記念日まで祝っていました。

ザビエルや歴史的な話はさておいて、今の日本のキリスト教はアメリカを通して宣教されましたが、
もともとはユダヤの宗教でした。アメリカの宗教ではありません。
アメリカ建国されるまえ、イギリスからピリグリムファーザーたちが渡りましたが、イギリスの宗教でもありません。
ローマの宗教でもありません。

ユダヤ人のためのユダヤの宗教なのです。

ただ恵みにより、わたしたち異邦人は接ぎ木された存在なのです。アメリカ人もそうです。

そこを理解せずに、聖句を乱用していると、わけのわからない教会になります。

クリスチャンになったら十一献金しなければならない、伝道しなければならない、奉仕しなければ
ならない、使徒信条を守らなければならない、会員にならなければいけない、などなど、いろんな縛りを
つけてくる教会があります。

では、聖書のみことばからどのように書いてあるか読んでみましょう。

イエス様の復活後、パウロが宣教し、異邦人が増えてきます。そこでパウロをはじめとする使徒たちは
エルサレムで会議を開きます。異邦人の取り扱いをどうするか話し合うためです。

聖書の箇所は 使徒の働き15章 です。

この会議で決まった結果だけ、ここに書きます。

使徒15:28-29
聖霊と私たちは、次のぜひ必要な事のほかは、あなた方(異邦人)にその上、どんな重荷もおわせないことを決めました。すなわち、偶像に供えた物と、血と、絞め殺した物と、不品行を避けることです。これらのことを注意深く避けていれば、それで結構です。以上。

エルサレム会議で決まったのは以上のことでした。割礼はもとより、献金、奉仕、伝道、なに一つ重荷を課せられませんでした。

キリストを信じることにより、本来は自由になるはずなのに、人間がきめたいろんな取り決めにより不自由な人たちがどれほど多いか、憂いを覚えます。

人ではなく、キリストに従おうとしているかどうか、それは教会選びの重要なポイントになると思います。