前回のライトブルーに引き続き、二個目のCAPである。
昼頃「ポストに入らないお手紙があるんですが」とインターホンに郵便屋さんの声。
ピーンときた私が、こいちゃんに受け取らせに行くと、興奮した面持ちで大きな袋を抱えたこいちゃんが部屋に飛び込んできた。
「ディズニーからだ!!CAPかも!!」こいちゃんが大きな声で話しながら、袋を開けていくと、中から鮮やかなブルーの帽子が一つ一つ丁寧に袋に入って、2個出てきた。
いっくんも歓声を上げて大喜び。
すぐさまビニールを引きちぎり頭にかぶって見せ、こいちゃんと腕を組んで喜びを分かち合った。
「これで、サマーキャンプにこれカブっていけるね!!」とこいちゃんが意気込み、いっくんも大変はしゃいだ。
こいちゃんは大事そうにナイロン袋に片付けなおし、いっくんはCAPをかぶったまま英語のゲームをし始めた。
その楽しさと大変さを知っている二人にとってそれはただの帽子ではないのだ。
誇らしげな二人を見て、私も最高に嬉しかったのは言うまでもない。