心の環境をデザインする K-happiness

未来を担う子どもたちが、いきいきと生きられるための人づくり・地域づくりの活動を紹介するブログ

最近の子どもたちを見て思うこと

2018年02月18日 | つれづれ

 手作りすごろく

先日、一日児童館「かっぱら広場」をやっているときの
小学5年生との会話です。

私  「次回は、ホームページづくりをやるよ。賞もつくるから楽しみにしていて」
5年生「賞なんてやめた方が良いよ。そういうのみんな嫌がるから」
私  「エーなんで?励みになるでしょ」
5年生「みんな目立ちたくないんだよ」

仕事でいくつか小中学校に行っていますが、
どこの学校でも、積極的に発表する子(目立つ子)が少なくなったな~と感じていました。

私  「優勝したときに、どうリアクションしたら良いかわからないからかな」
5年生「そう、そうなんだよ」

その子はとても気さくな子なので、
来ると同級生とも上級生とも上手に遊んでいます。

でも、最近はそんな子どもは本当に少なくなりました。


お昼はカレーうどんでしたが、
食べるのか食べないのかを何度も聞いても答えない子がいて、
じゃ~食べないのかと思えば、食べ始めればおかわりもする。

朝、かっぱら広場に来ても「おはよう」を言わないことや
何かしてもらっても、目を見て「ありがとう」が言えないのは今ではふつうのこと。

「おはようは?」とか「ありがとうは?」と声をかけると、
以前の子どもたちは言わなければならないことはわかっているので、
ばつが悪そうに苦笑いしながら「おはよう」「ありがとう」と言ってくれたけど、
今の子どもたちは、「なんでいわなきゃならないの」
「おはよう(ありがとう)を言わなければならない理由が分からない」というような顔で
どこぞを見て言わされている感満載で「おはよう(ありがとう)」と言ってくる。

当たり前のコミュニケーションが、今の子どもたちはできなくなっています。

時代がそうさせているのはわっていても、
そういう子どもたちと関わるのは正直しんどいかな。


周りの大人が、もっともっと子どもたちを温かい目で見て
関わっていってあげてほしい。

今は、大人みんなが自分の生きがいばかりを追求して
自分だけでは生きられない子どもたちのことが後回しにされているのではないかと思います。

時代の流れには逆らえないけど、このままだと本当に日本はダメになるな~と
でも、どうしたら良いんだろう~と考えてしまう今日この頃です。

(今回は、ちょっとネガティブでしたね。)

→かっぱらぱ編集室 http://blog.goo.ne.jp/kapparapa2005

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保育園のスタッフ研修

2018年02月10日 | 心理教育プログラム

カウンセリングの時に、子どもと一緒に作った作品です。

 

先日、保育園の職員研修の打ち合わせに行ってきました。

子どもたちが健やかに生活していくためには、
まずは大人の関係をより良いものにしていく必要があります。

しかし、これが結構難しいのです。


人が集まればいろんな考え方の人がいます。

自分は良いと思っていても、相手も良いと思っているとは限らない。
限らないと言うことに気がついていれば良いのですが、
全く気がつかず自分の意見を押し通す人もいます。

そうなると、押し通す人が悪いように見えますが、
自己主張できない側にも何らかの責任があるのではないでしょうか。

組織で動くときには、目的の共有が大切だと思います。
好き嫌いの感情に左右されがちですが、
組織の目的に照らし合わせて、自分がどう動くかを考えながら
自己主張していく必要があります。

自己主張スキルには、アサーションやソーシャルスキルなどがありますが、
それ以前に、どうして自己主張が苦手なのかに気づくプロセスが大切だと思います。

それには、自分の認知の癖に気づき、それを修正していくことが必要です。

今回の研修会は、そこまでは踏み込まずに、
人の行動が学習によって起こり、
継続されていくプロセス(認知行動療法のオペラント学習)についてと
人の存在認知(ストローク)についてお伝えしながら、
より良い人間関係の構築についてお話をしていきたいと思います。

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ボイスマルシェの登録準備

2018年02月02日 | つれづれ

3月から、女性専用の電話相談の『ボイスマルシェ』に登録することにしました。

今まで14年間、
ずっと学校の中でカウンセリングを行ってきましたが、
学校でのカウンセリングは、まだまだ利用者も少なく
相談してみたくても顔を合わせて話しをすることが不安で、
来られない方も多いのではないかと思います。

もっと身近に気軽にカウンセリングを行うには…と考えたとき、
多少値段ははっても、電話相談は安心なのかな…と思います。

また自分自身も、最近はもっと広く、いろいろな人と出会ってみたいと
思うようになってきました。

人生の折り返し地点を過ぎて、
まだまだ自分には何かできるのではないかと期待して、
新しい世界に飛び込んでみたいと思います。

→ボイスマルシェ(3月から掲載予定)

 

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若者を応援する

2018年01月14日 | つれづれ

今日も何とか一日が終わりました。

学校が始まり、スクールカウンセラーの仕事が入ってくると
精神的にも時間的にもハードになっていきます。

それでも、気持ちを整えながら年度末に向けて頑張っていこうと思います。


先日、静岡県立大学の学生が組織している「NGOあおい」という
サークルの活動発表を聞きました。

カンボジアの児童買春の被害をなくすために、
学生たちが日本でお金を集めて送ってあげたり、
現地に行ってきちんとお金が生かされているかを確認してくるなど、
組織的に動いていて聞いていてびっくりしました。

一見おとなしそうな若者たちの中のどこにそんな力があるのか…。


今まで子どもの居場所づくりの活動をしてきましたが、
対象が小中学生だけではなく、
20代の若者たちも私にとっては子どもの年齢だな~と、
ふと、彼らの様子を見ていて気が付きました。

がんばっている若者たち、がんばりたい若者たちをバックアップしていくことも
これからの活動の中で考えていきたいな~と改めて気づかされた時間でした。

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期間限定イベントでのスタッフ教育

2018年01月11日 | 心理教育プログラム

先日、孫を連れて子ども向けAR/VRテーマパークに行ってきました。

子どもの遊び場をインターネットで検索して、
写真を見たり内容を読んで面白そうだなぁと思い一緒に行くことにしました。

対象は、3歳から12歳まで。
期間は、お正月を挟んでの4か月間でした。

混んでいるかと心配しましたが、
思いのほかすいていて驚きました。

遊び始めて感じたのは、
使い方がよくわからないものが多いこと。
90分コースと時間で料金を取っているのに、
戸惑う時間が随分あったように感じます。

スタッフもそれなりにいるのですが、
声をかけてくれる人もいれば、そのままにされる時も。
6歳の孫がやり方がわからず困っていたので、
私が代わりにやり方を聞くのですが、
親切に教えてくれるスタッフもいれば、
なかなか要領を得ない私たちに対して少し面倒な顔をするスタッフもいました。


毎年夏休みに、海洋科学博物館のサメの企画展でお客さん対応をさせてもらっているので、
スタッフへの見方がどうしても辛口になってしまいます。

期間限定のイベントのためアルバイトの人などを雇うことも多いのだと思いますが、
スタッフになった人が、普段子どもと接したことがない、
親とどのように関わっていいかわからない。
それを社員がどのように教えたらいいかわからない。
また、教える側の社員も今の親子の状況をわかっていないため、
「こんなもんだ」と考えてしまう…ということが起きているのではないかと思います。


サメの企画展で丁寧な対応をすると、
期間内に何度も足を運んでくれたり、
翌年、「去年楽しかった」と遊びに来てくれたりする例がいくつもあります。

イベントの内容はきっかけであって、
そこのスタッフとどのように過ごしたかが
子どもの心には大きく残り、物事への興味関心へと広がっていくのだと思います。
親をも巻き込んで、楽しさを伝えられたら良いですね。

楽しませることで自分も楽しくなる。
そんなスタッフ育成をしていきたいですね。(^^)


ブログ「かっぱらぱ編集室つれづれ」より

→2016年 サメの企画展でのコメント

→2017年 サメの企画展でのコメント

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新しい講座を企画中です。その後…

2018年01月10日 | 心理教育プログラム

「自分を活かす心理学講座(仮題)」を企画するにあたって、
実際に自分で試しながら組み立てています。
何だかおもしろい作業です。

コーチングの中に、
「なりたい自分の姿をより具体的に思い浮かべて
それを書き出すことで目標に近づける」というスキルがあります。

これは、心理学の中の認知行動療法のオペラント学習の

『きっかけ → 行動 → 報酬』

(行動によってその報酬が得られるとその行動が増える)に対して、

先に報酬を与えることで行動を起こしやすくする…と考えるとわかりやすくなります。
(これは私の持論です。)

 

ところが、なりたい姿が思い浮かばない…ということがあります。

コーチングは、本人が変わりたいという意思がなければ効果を望めません。
変わりたいのに変われない、変わりたくないのはいったいなぜでしょう。

「何が」自分をそうさせているのか、ここでしっかり考えることで
答えが見つかってきます。


心理学は、今をよりよく生きるために過去を振り返ったり
今を見つめたりするものですが、
コーチングは未来に向けて今をどう生きるかを考えて行動に結び付けていくので
元気が出てきますね。

行動することで考え方や感じ方が変わってくる。
その行動のきっかけを与えてくれるのが、コーチングの考え方だな~と。


面白い講座ができそうです。(^^)

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新しい講座を企画中です(心理学+コーチング)

2018年01月09日 | 心理教育プログラム

いつもお世話になっている清水市民活動センター


ビジネスの世界では、コーチングを学ぶことは当たり前。
それは、仕事では成果をあげなくてはならないという大前提があるからでしょう。

でも、コーチングはビジネス界だけのものなのでしょうか?
普段、私たちが生活している中でも、
自分の能力を持て余し、
使い切れていない人はたくさんいるのではないでしょうか?

それは、勿体ないことですね。


そもそもコーチングとは、どんなものなのでしょう。

大辞林には、「目標を達成するために必要となる
能力や行動をコミュニケーションによって引き出す
ビジネスマン向けの能力開発法」と紹介されています。


コーチングを勉強していると
心理学やカウンセリングとよく似たところがたくさんあります。


私はカウンセラーですが、
心理学を学んだり、カウンセリングをしていて思うことは、
人にはそれぞれ認知特性(ものを見たり聞いたい、
考えたりする時の癖のようなもの)があるということです。
それは生まれ持ったものもあるし、
育ってきた環境や現在生活している環境によっても
影響を受けています。

相手がせっかく教えてくれようとしているのに、
この人には言われたくない、
なんだかこの人は苦手…ということはありませんか?
どうしてそう思うのか。
そういった抵抗がチャンスを逃してしまう結果になっていませんか。


今の生活をさらにより良いものにしていくためには、
まず心理学を学んで、自分の心を見つめ直したり、
自分の特性(ものの捉え方の癖)に気づいたりしていきながら、
その後コーチングを学び自分に合ったやり方を見つけていくという
2段階の方式が良いのではないかと思います。

 

4月から新たに「自分を活かす心理学講座(仮題)」を計画中です。
詳細が決まりましたら、またアップさせてもらいます。(^^)

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人に伝えるということ

2018年01月05日 | つれづれ

年末年始を実家で過ごしていたら、
上の写真の本を見つけました。


87歳になる父は、今でも現役で働いており、
人前で話をすることがよくあります。
先日、その父の講話を見る機会がありました。


我が親ながら、歯切れがよく内容もよくまとめられており、
とてもスピーディーで飽きさせない、とても良い講話でした。


私自身も、頼まれた講話を年間20回前後、
かっぱらぱ編集室が企画している講話を入れると
年間40~50回の講話を行っています。
聞き手に合わせて内容を変えているつもりでしたが、
最近なんだかしっくりこないような気がしていました。


特に難しく感じていたのは、
小学校高学年から中学生です。


自分が中学生だった頃とあまりにも今は違っているので、
どんな話をしたら伝えたいことが伝わるのかな…といつも悩んでいました。


本には、
話をするための台本を作ること。
体験談のネタをたくさん作って、組み合わせていくことなど書かれていました。
講話の内容だけではなく、伝え方をもっともっと勉強していかなければならないな~と
改めて感じています。


今年はいろいろと試行錯誤していきたいと思います。


今年もどうぞよろしくお願いいたします。(^^)

→かっぱらぱ編集室のブログ(実践心理学講座の案内)

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マーケティングについて

2017年12月28日 | つれづれ

先日、東京にマーケティングの勉強に行ってきました。

かっぱらぱ編集室で企画している、
子どもたちと関わる人のための「実践心理学講座」や
お母さんのための「子育てプチ心理学講座」の受講者が伸び悩みしています。


広報は、チラシとネットで少しのみ。
これでは、必要な人の目に届かないのではないか。
リピーターになってもらうための努力などを怠っていたなぁと
マーケティングの講座を聞いていて反省しました。


とはいえ、子どもと関わるのは得意だけど
こっちの分野はなかなか…。


いやいや、マメになることですね。(^^)

→NPO法人 かっぱらぱ編集室のブログ

 

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特別支援教育の実践「いろいろな考え方があっていい」

2017年12月05日 | つれづれ

紅葉がきれいですね~


今日、学校で教室を回っているときに、
2年生が掛け算の勉強をしていました。

「ひと箱にミカンが8個入っています。6箱あるとミカンは全部で何個でしょう」
と先生が問題を書きました。
子どもたちがそれぞれ自分のやり方で解きます。

しばらくして、4つの解き方が出てきました。

①8の段はまだ習っていません。8×6は、6×8と同じと考えた子
②8の数字を四角で囲み、それを6つ描いた子
③四角の中に丸を8つ描き、それを6つ描いた子
④8+8+8+8+8+8と書いた子

先生はみんなの前でそれを一つずつ説明していきました。
そして、「どれも考え方はあっているね」と子どもたちに言いました。

素敵は授業だな~って思いました。

①の子は応用が利く知的に高い子かな

②③は、明らかに視覚優位の子

④は継時処理の子

それぞれの認知特性を生かした解き方をしていて、
それを先生がちゃんと認めてあげている。

難しく考えないで、できることから始めればいいと思う。
こんな実践が一つでもふえていってくれたらいいな~と
今日はうれしく思いながら見ていました。(^^)

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