先日、チームカウンセラー第1期生のKさんと、
「日本教育相談学会静岡県支部」の講演会に参加しました。
内容は、中学校の中にある相談室(教室に行けない子どもたちが、
校内で安心して過ごせるように設置されている教室)のようすや、
そこに来ている子どもたちとの関わりについてでした。
講話の後、質問やディスカッションの時間が設けられていました。
そこで、Kさんが、
「私は、先日チームカウンセラーの資格をとりました。
心理学についてはまだ分からないことがたくさんあって、今学んでいるところです。
学校のことも分からないので教えてください。
どうして相談室は、中学校にはあって小学校にはないのですか?」と質問した上で、
今Kさんが置かれている状況や困り感を発表しました。
それを聞いて、そこに来ていたいろいろな立場の人(先生やスクールカウンセラー、養護教諭、通級指導教室の先生)が
Kさんに教えるという名目で、自分が見聞き、体験している今の学校の様子を語り始めました。
そこに来ている人は、ほとんどの人が学校関係者や、カウンセラーなど心理学を専攻してきている人です。
往々にして、「そんなことは分かっていることだろう」という暗黙の了解の中で、
話しが進んでいくことが少なくありません。
しかし、現場は日々刻々と変化していっています。
机上の論理を話していても、何の役にも立ちません。
学校で相談活動をおこなうには、
文科省の方針や各学校での現状、それぞれの立場(役割)での考え方など、
情報を収集・整理することがとても重要です。
今回、チームカウンセラーのKさんが、
「素人だから教えて欲しい」と質問したことが起爆剤となり、
参加した人たちは、学校が置かれている現状に対しての
より深い洞察を得ることができたのではないかと思います。
時に硬直した関係に風穴を開けるのも
チームカウンセラーの役割、使命かもしれませんね。(^^)
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