![]() | カストロ謀殺指令〈上〉 (新潮文庫)デイヴィッド・L. ロビンズ(村上和久・訳)新潮社このアイテムの詳細を見る |
¥590+税 新潮社(新潮文庫) 2010/5/1発行
ISBN978-4-10-221930-0
![]() | カストロ謀殺指令〈下〉 (新潮文庫)デイヴィッド・L. ロビンズ新潮社このアイテムの詳細を見る |
¥590+税 新潮社(新潮文庫) 2010/5/1発行
ISBN978-4-10-221931-7
そもそも、この本が出たことで書評誌にとりあげられ、『ルーズベルト暗殺計画』からさかのぼって読むように、とのメッセージを受けたのだ。『ルーズベルト…』は読んでみたら好みではなかったのだが、こちらはなんといってもカストロなので、キューバ好きの琴線にどこか触れるかもしれないと期待して、一応読んでみた。
物語の舞台は1961年。
カストロ、若い。ぶっ続けで二時間の演説なんて軽い軽い。という頃。
そうだった、私が好きなのは、革命間もない頃のキューバではなく、ソ連が崩壊してどん底の経済状況から立ち直った、今のキューバなんだった。
この手の小説が好きな人には、おもしろいと思う。CIAがソ連から連れてきた狙撃手の正体とか…。
600回以上の暗殺から生き残った不死身のカストロさんの小説だけあって、僕もこないだ読みました
アメリカのジャーナリストが防弾チョッキを着ているかという問いかけに
No, voy desembarcar así en Nueva York. Tengo un chaleco moral… que es fuerte. Ese me ha protegido siempre.»
「ああ、私はモラルというチョッキを着てニューヨークにやって来たんだよ
...これがあれば強い。
このチョッキがいつも私を護ってくれてきたんだ。」と答えた名言がありますがもはや伝説と化してますねw
僕は普段はキューバネタ中心に書いてますが、以前ブログで感想書いたので興味があれば遊びに来てください~
http://hastasiempre.blog104.fc2.com/blog-entry-37.html
そういう方の視点で読むと、この作品はまた違った魅力があるのでしょう。読書って本当に個人的体験だから…。
フィデル・カストロは知れば知るほど、魅力的ですね。この人物がキューバに存在した奇跡。
日本では…ううーん、もし生まれていても力を発揮できないよなあ~。