読書とかいろいろ日記

読書日記を中心に、日々のあれこれを綴ります。

『迷子石』 梶よう子

2012年06月28日 | 読書日記
迷子石
梶よう子
講談社

¥1,600+税 講談社 2010/12/9発行
ISBN978-4-06-216598-3

富山藩十万石前田家の御医者組に属する藩医、ただし家督相続前なので見習い扱い。それが羽坂孝之助である。
絵心のある孝之助は、売薬版画の版下絵も描いている。
越中富山の薬売り。藩を挙げて保護・管理する売薬行商の、薬に添えるおまけの錦絵に使われる。

昼行灯のような孝之助が、国許と江戸詰の権力争いに巻き込まれる。
父、六左衛門は前藩主の侍医を務めた名医であり、人物も傑物である。父もまた、政争の犠牲になる。


これは好きかも~。
時代小説は、昨今は女性の書き手の方が断然いいなあ。
これは、物語のスケールも、展開も、キャラも、ぜんたいに好みだ。
梶よう子、他の作品も読んでみよう。


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