読書とかいろいろ日記

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『モップガール』 加藤実秋

2008年01月30日 | 読書日記
モップガール』 加藤実秋
¥1,400+税 小学館 2007/9/18発行
ISBN978-4-09-386192-2

近藤史恵のモップシリーズ(というシリーズ名ではないだろう)を連想させるタイトルで、実際主人公はビル清掃を含むクリーニングサービス会社でバイトする女性。
しかしその内容、というかレベルは、天と地ほども開いている。
加藤実秋は、『インディゴの夜』とか、あらすじだけ読むと面白そうと感じるものを書くんだけど、いかんせん筆力および構成力およびストーリー作成力が(つまり全部だ)、全然今イチなんだよな。
この『モップガール』も、どーにもこーにも、説得力のない展開続きで…。
たとえば、匂いを言葉で説明できるか? この文章で匂いを想像できるか? 説明された人が、「こんな感じなのかなあ」と例に出した香料を他人が嗅いで、次のシーンではその人が「あの匂いだ」と言って謎解きにつながる。ありえんだろう!!
書いてて虚しくならないかなあ、こんなの。

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