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「カラー」夏の園芸種の花!どんな花にも名前がある!

2017年11月19日 | 花の種類(夏)
「カラー」ワイシャツや修道女の襟のカラーが語源の園芸種の花!夏の花の種類は豊富!



カラーには、2つのタイプがあり、湿地型と畑地型です。
湿地型は江戸時代に、オランダから入って来て、
オランダカイウの名前で、古くから作られています。
白いモダンな花は、切り花として人気があります。
球根は作らず、生育過程で葉っぱの付け根に、花芽を作ります。

畑地型は大正時代に入ってきて、球根を作り、球根内に
花芽を作ります。欧米などで沢山の品種改良された、
長い期間、花を観賞できる園芸種が出回っています。

地中海型気候の地域で品種改良されため、日本で栽培する場合、
夏の高温多湿な気候では、注意が必要です。
伸びた茎の先に花が付きますが、仏炎苞(ぶつえんほう)で、
花は仏炎苞の中の棒状の部分に、細かい花が沢山つきます。
仏炎苞の苞と呼ばれる部分が、葉っぱが変化したものです。

カラーの仏炎苞に似ている花は、スパティフィラム、アンスリウム、
ミズバショウ、 クワズイモ、コンニャク、ウラシマソウ、
マムシグサ、ザゼンソウなどがあります。



カラーの仲間は、南アフリカに8種類ほどの原種が自生し、
この中の1種、白い花を咲かせる原種のエチオピカが、
一般的で川や池などの水湿地を好み、アフリカ各地をはじめ、
世界の温暖な水辺に野生化し、群生している所もあります。
エチオピアの国花にもなり、リリー・オブ・ザ・ナイルとも、
呼ばれています。

カラーという名前は、ギリシャ語のカロス(美しいの意)
に由来しますが、尼僧の白い衿や、ワイシャツの襟に似てるから、
名前が付いたそうです。

学名でカラーといった場合は、北海道などの水辺に自生している
ヒメカイウを指します。湿地型の栽培種のエチオピカは、
変種のチルドシアナ(四季咲きカイウ)や、品種改良された
カラーが主流です。

畑地型は、レーマニーやエリオッティアナから、
改良された園芸品種が多数あり、花色も非常に豊富です。
カラーの仲間は、オランダカイウ、モモイロカイウなど
「カイウ」とつきますが、漢字では「海芋」と書きます。
海芋とは、海を渡って来たサトイモの意味です。

園芸品種で、4種類が栽培されています。
「オランダカイウ」
湿地を好み、球根は持たず、大きな地下茎を持ちます。
苞は白色で、花は芳香を放ちます。日本には1843年に
入ってきました。多くの園芸品種があります。
「シロホシカイウ」
苞は乳白色でやや細長く、根元に赤い斑点が入ります。
日本へは明治初期に入ってきました。球根があります。
「キバナカイウ」
苞は内側が鮮やかな黄色で、外側が緑がかった黄色。
日本には大正初期入ってきました。球根があります。
「モモイロカイウ」
苞は淡い桃色~紅紫色です。日本には大正初期に入ってきました。
球根があります。
     
  • 別名 オランダカイウ

  • 特色 

  • 科  サトイモ科

  • 原産 南アフリカ

  • 花期 6~8月

 



いかがでしたか?

カラーとミズバショウは同じサトイモ科だが、花はぜんぜん違う。
白い苞(花を守ってる部分)は同じように見えるが、形が違う。
園芸種のカラーが出てきたのは、1970年代にボツボツ。

ミズバショウは、1950年代から人気の花。
人気といっても、見られる場所が限られてた。
その後、湿原の管理がよくなって、今では、どこでも見られる。

カラーも、最初は白ばかりだったが、ピンクや黄色が、
出てきたのは1990年代。こんな色もあるのかと、
驚いた事がある。イメージとしては白だったから、
なんか違う花だという感じです。

植物を育てるのは、簡単なようで難しいです。
手入れが行き届かないと、雑草に負けます。
また気温に適さない場合も、枯れてしまいます。
面倒を見てやらないと、ダメですね。

カラーも、茎の長さと花のバランスが、整うように育てるのが、
園芸店で黄色とピンクをかって植えましたが、大きくなりません。
土が悪いのでしょう。今は放りっぱなしで、生きてるかどうか。


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