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「イチジクは無花果、花が咲かない?」今さら聞けな~い!花や植物の話!

2017年11月20日 | 花や植物の話
「イチジクは無花果、花が咲かない?」花は果実の中に!花や植物の話!



植物を調べ始めると、難しい専門用語が沢山出てくる。
花のつき方ひとつとっても、チューリップのように単独で、
花を付けるのと、アジサイのように集団で花を付けるモノがある。
集団の花を花序という。

果実の分類にも様々な方法があって、イチゴやイチジクの、
食用部分は果肉ではなく、小果(しょうか)(一つの花に
複数の実が付き、その個々の実)と、花托(かたく)
(茎から花が育つ部分)が発達したものだそうだ。

植物の果実は形から分類した呼び方をして、
トマト、スイカのように多肉質の種子を多く含むものもある。
難しい話題であるから、それは研究者に任せましょう。

無花果とは、花を咲かせずに、実がなるように見えるからでしょう。
花は実の中に小さな花が沢山あります。実を半分に切ると、
赤いつぶつぶが沢山あります。実のてっぺんの穴からも見えます。

また、花や果実の名前は、唐(カラ)がついたものが多いです。
唐(カラ)から来たもので、だいたい頭に唐がついてますね。
イチジクにも唐柿(とうがき)と呼んでる地方もあるそうです。
当時は異国の果物といった、含みの言葉で表現したのでしょう。



原産地がネットのない時代に、トルコと記憶してましが、
諸説あるようです。はっきりしないようです。
現在の生産量が一番多いのもトルコです。

アラビア産地に近いメソポタミアでは、6千年以上前から、
栽培されていたそうです。古代エジプトの壁画にも、
ブドウと共に描かれており、旧約聖書にも数多く、
登場する歴史ある果物です。アダムとイブが裸を隠すのに、
使ったのもイチジクの葉っぱです。

日本へは江戸時代初期に、ペルシャから中国を経て、
中国から長崎に運ばれてきました。
当初は薬用として栽培され、挿し木で容易に増えることから、
生産量が増え、食用として親しまれるようになったようです。

日本で栽培されているイチジクは、受粉しなくても、
果実が大きくなる「単為結果」という性質を持っている。
原産地の方は、イチジクコバチによる受粉が必要としてる。

イチジクの見分け方で、葉っぱが浅く三裂(1枚の葉っぱに、
切れ込みがあり、3つに見える)するものは、
江戸時代に入ってきた品種。深く五裂(葉っぱが5枚のように見える)
して裂片の先端が、丸みを帯びるものは、
明治以降に入ってきたものである。
     
  • 別名 

  • 特色 果物

  • 花期 初夏

  • 原産 アラビア南部

  • 科  クワ科

 



いかがでしたか?
花の楽しみ方は、色々ありますね。
自然界や植物を知る事も、そのひとつです。

敗戦後の食糧難の時代、友達の家にあり、子供のおやつがわりに、
もぎとって食べさせてもらいました。
イチジクは、葉っぱでも実の外側の皮からも、白い乳液が出ます。
まだ実が熟してないのを食べると、白い乳液でしびれます。

日本の生産を見ると、西日本が圧倒的に多いです。
イチジクは生で食べるものだと思ってたら、
1970年代頃から、料理に出てきてビックリ。
洋食が人気が出てきた頃です。西洋野菜は1950年頃です。

イチジクの木も道路側にあり、食べないから、
誰かがとって行くようです。


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