「カラー」ワイシャツや修道女の襟のカラーが語源の園芸種の花!夏の花の種類は豊富!
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カラーには、2つのタイプがあり、湿地型と畑地型です。
湿地型は江戸時代に、オランダから入って来て、
オランダカイウの名前で、古くから作られています。
白いモダンな花は、切り花として人気があります。
球根は作らず、生育過程で葉っぱの付け根に、花芽を作ります。
畑地型は大正時代に入ってきて、球根を作り、球根内に
花芽を作ります。欧米などで沢山の品種改良された、
長い期間、花を観賞できる園芸種が出回っています。
地中海型気候の地域で品種改良されため、日本で栽培する場合、
夏の高温多湿な気候では、注意が必要です。
伸びた茎の先に花が付きますが、仏炎苞(ぶつえんほう)で、
花は仏炎苞の中の棒状の部分に、細かい花が沢山つきます。
仏炎苞の苞と呼ばれる部分が、葉っぱが変化したものです。
カラーの仏炎苞に似ている花は、スパティフィラム、アンスリウム、
ミズバショウ、 クワズイモ、コンニャク、ウラシマソウ、
マムシグサ、ザゼンソウなどがあります。
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カラーの仲間は、南アフリカに8種類ほどの原種が自生し、
この中の1種、白い花を咲かせる原種のエチオピカが、
一般的で川や池などの水湿地を好み、アフリカ各地をはじめ、
世界の温暖な水辺に野生化し、群生している所もあります。
エチオピアの国花にもなり、リリー・オブ・ザ・ナイルとも、
呼ばれています。
カラーという名前は、ギリシャ語のカロス(美しいの意)
に由来しますが、尼僧の白い衿や、ワイシャツの襟に似てるから、
名前が付いたそうです。
学名でカラーといった場合は、北海道などの水辺に自生している
ヒメカイウを指します。湿地型の栽培種のエチオピカは、
変種のチルドシアナ(四季咲きカイウ)や、品種改良された
カラーが主流です。
畑地型は、レーマニーやエリオッティアナから、
改良された園芸品種が多数あり、花色も非常に豊富です。
カラーの仲間は、オランダカイウ、モモイロカイウなど
「カイウ」とつきますが、漢字では「海芋」と書きます。
海芋とは、海を渡って来たサトイモの意味です。
園芸品種で、4種類が栽培されています。
「オランダカイウ」
湿地を好み、球根は持たず、大きな地下茎を持ちます。
苞は白色で、花は芳香を放ちます。日本には1843年に
入ってきました。多くの園芸品種があります。
「シロホシカイウ」
苞は乳白色でやや細長く、根元に赤い斑点が入ります。
日本へは明治初期に入ってきました。球根があります。
「キバナカイウ」
苞は内側が鮮やかな黄色で、外側が緑がかった黄色。
日本には大正初期入ってきました。球根があります。
「モモイロカイウ」
苞は淡い桃色~紅紫色です。日本には大正初期に入ってきました。
球根があります。
- 別名 オランダカイウ
- 特色
- 科 サトイモ科
- 原産 南アフリカ
- 花期 6~8月
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いかがでしたか?
カラーとミズバショウは同じサトイモ科だが、花はぜんぜん違う。
白い苞(花を守ってる部分)は同じように見えるが、形が違う。
園芸種のカラーが出てきたのは、1970年代にボツボツ。
ミズバショウは、1950年代から人気の花。
人気といっても、見られる場所が限られてた。
その後、湿原の管理がよくなって、今では、どこでも見られる。
カラーも、最初は白ばかりだったが、ピンクや黄色が、
出てきたのは1990年代。こんな色もあるのかと、
驚いた事がある。イメージとしては白だったから、
なんか違う花だという感じです。
植物を育てるのは、簡単なようで難しいです。
手入れが行き届かないと、雑草に負けます。
また気温に適さない場合も、枯れてしまいます。
面倒を見てやらないと、ダメですね。
カラーも、茎の長さと花のバランスが、整うように育てるのが、
園芸店で黄色とピンクをかって植えましたが、大きくなりません。
土が悪いのでしょう。今は放りっぱなしで、生きてるかどうか。
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