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一眼レフ基礎知識「解像力」一眼レフ中級編!

2017年11月17日 | 撮影中級編
基本を覚える「解像力、デジタルになって死語の時代」一眼レフ中級編!



カメラは道具です。写すのはあなたです。
シャッターボタンを押さなけば写りません。

解像力という言葉を、聞いたことがあるでしょう。
一言でいうと鮮明度。
はっきり写ってるかどうかになります。

フィルムの時代には、カメラのレンズ、フィルム、現像液、
印画紙とそれぞれに解像力が要求されています。
一番大きい要素がレンズです。
その他は、使う目的によって変わってきます。

レンズも35mmにはありませんが、大型カメラのレンズには、
人物をとったり商品撮影する場合に、レンズが違ってきます。
特に女性を写す場合などは、少しボケ足が柔らかいほうがいいのです。
肌の毛穴まで見えるような写真では嫌がられます。

反対に貴金属などは、シャープに写らないと、
商品が死んでしまいます。
レンズひとつとっても、写す対象によって、
選び分けるわけで、これが解像力の目安になります。



解像力は、1インチ(2.54cm)に何本黒い線が見えるかで表示します。
35mmで解像力300本というと、素晴らしいレンズです。
2.54cmの中に黒い線が300本、見えるんです。
300本見えることは、白地も300本必要です。
600本必要になり、ほとんど実在してないでしょう。

また、レンズが300本という表示でも、
中心部だけで、周辺はガックっと落ちてしまいます。
その辺が均等に出来てるかどうかが、良いレンズになります。

デジタルになって、レンズの解像力は、
ほぼ関係なくなっています。
フィルム時代に駅貼りのポスターなどは、35mmでは出来ません。
大型カメラや中型カメラになります。
フィルムから拡大するには、大きなフィルムサイズが必要になります。

デジタルになって、今度は、銀粒子の大きさで表現していたものが、
電気信号に変わってしまいました。
大きさではなく、1ピクセルというスクエアー(四角)の情報量です。

35mm、コンデジ、アイホーンなどの場合、
写る面積に1ピクセルが、いくつあるかになります。
それで、表示には1200万画素などとうたわれています。
1ピクセルが1200万集まって、情報を発信しているわけです。
それをフラッシュメモリーのSDカードに、記憶させているんです。
ブログやSNSに使うなら、500~900ピクセルあれば充分です。
使う時は、サイズを小さくして使います。
大きいと重くて、なかなか開かない場合が出て来て、消されます。

1ピクセルが多いほど拡大できます。
拡大できれば、トリミングも簡単に出来ます。
アマチュアの場合、600万画素あれば充分です。
これでもプリントすれば、80cm位の大きさになります。

アイホーンなどの小さなレンズでも、素晴らしく写ります。
解像力に関係ない、電気信号だから出来るんです。
将来、解像力も死語になるでしょう。



いかがでしたか?
花の楽しみ方は色々ありますね。
カメラで写す楽しみも、そのひとつ。

解像力は、英語でResolving powerと言います。
福沢諭吉をはじめ、明治時代に生まれた沢山の翻訳漢字。
Resolving powerを解像力と翻訳して、
新しい漢字表現を作り出しています。
明治時代に、沢山新しい漢字が生まれています。

メーカーなどは、高級機を売りたいために、宣伝しています。
カメラやレンズは道具ですから、基本は写ればいいんです。
ボケボケに写ったら困りますね。
鮮明に写る限度の良し悪しです。
ガラゲーのように、100万画素では困りますが、
それでも見られる写真が写ります。

デジタルの時代、解像力を難しく考えないでください。


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