基本を覚える「解像力、デジタルになって死語の時代」一眼レフ中級編!
カメラは道具です。写すのはあなたです。
シャッターボタンを押さなけば写りません。
解像力という言葉を、聞いたことがあるでしょう。
一言でいうと鮮明度。
はっきり写ってるかどうかになります。
フィルムの時代には、カメラのレンズ、フィルム、現像液、
印画紙とそれぞれに解像力が要求されています。
一番大きい要素がレンズです。
その他は、使う目的によって変わってきます。
レンズも35mmにはありませんが、大型カメラのレンズには、
人物をとったり商品撮影する場合に、レンズが違ってきます。
特に女性を写す場合などは、少しボケ足が柔らかいほうがいいのです。
肌の毛穴まで見えるような写真では嫌がられます。
反対に貴金属などは、シャープに写らないと、
商品が死んでしまいます。
レンズひとつとっても、写す対象によって、
選び分けるわけで、これが解像力の目安になります。
解像力は、1インチ(2.54cm)に何本黒い線が見えるかで表示します。
35mmで解像力300本というと、素晴らしいレンズです。
2.54cmの中に黒い線が300本、見えるんです。
300本見えることは、白地も300本必要です。
600本必要になり、ほとんど実在してないでしょう。
また、レンズが300本という表示でも、
中心部だけで、周辺はガックっと落ちてしまいます。
その辺が均等に出来てるかどうかが、良いレンズになります。
デジタルになって、レンズの解像力は、
ほぼ関係なくなっています。
フィルム時代に駅貼りのポスターなどは、35mmでは出来ません。
大型カメラや中型カメラになります。
フィルムから拡大するには、大きなフィルムサイズが必要になります。
デジタルになって、今度は、銀粒子の大きさで表現していたものが、
電気信号に変わってしまいました。
大きさではなく、1ピクセルというスクエアー(四角)の情報量です。
35mm、コンデジ、アイホーンなどの場合、
写る面積に1ピクセルが、いくつあるかになります。
それで、表示には1200万画素などとうたわれています。
1ピクセルが1200万集まって、情報を発信しているわけです。
それをフラッシュメモリーのSDカードに、記憶させているんです。
ブログやSNSに使うなら、500~900ピクセルあれば充分です。
使う時は、サイズを小さくして使います。
大きいと重くて、なかなか開かない場合が出て来て、消されます。
1ピクセルが多いほど拡大できます。
拡大できれば、トリミングも簡単に出来ます。
アマチュアの場合、600万画素あれば充分です。
これでもプリントすれば、80cm位の大きさになります。
アイホーンなどの小さなレンズでも、素晴らしく写ります。
解像力に関係ない、電気信号だから出来るんです。
将来、解像力も死語になるでしょう。
いかがでしたか?
花の楽しみ方は色々ありますね。
カメラで写す楽しみも、そのひとつ。
解像力は、英語でResolving powerと言います。
福沢諭吉をはじめ、明治時代に生まれた沢山の翻訳漢字。
Resolving powerを解像力と翻訳して、
新しい漢字表現を作り出しています。
明治時代に、沢山新しい漢字が生まれています。
メーカーなどは、高級機を売りたいために、宣伝しています。
カメラやレンズは道具ですから、基本は写ればいいんです。
ボケボケに写ったら困りますね。
鮮明に写る限度の良し悪しです。
ガラゲーのように、100万画素では困りますが、
それでも見られる写真が写ります。
デジタルの時代、解像力を難しく考えないでください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます