「お待たせ致しました 少しお待ちになられましたか？」
「いえ、わたしもたった今着いたのです、どうぞお座り下さい」
「へ～ッ ここは素晴らしい眺めのレストランですね」
「まずは 私どもでご提案させて頂きましたプランニングの書類です」
「簡単にご説明させて頂きますと 今後のコストは このグラフのように・・・」
「チョット待って、そんなに急がなくても食事をしながらゆっくり聞くわね」
「電話では何度かお話してるのに 思ったより若いのですね」
「いえ、そう言われましても もう５０ですからね」
「見た目では若く見えますわよ」
「札幌から来て頂いて 今日は蒸し暑かったでしょう」
「気温の差で体調崩す人も多いのよね」
「実はこちらに来る少し前 風邪で体調を崩しまして」
「それ以来 あまり食欲も無い状態なんですよ」
「わたしと同じね、わたしも２日寝込んでたのです」
「それならそうと・・・ウエーターさん・・・」
「風邪で食欲が無い時はこれが一番なのよ」
「あっ・・・さっきの契約書見せて頂けます？」
「とりあえずは 私のサインと実印を押しておきますので」
「明日の朝 会社に来て頂いて 契約書を交わしましょう」
大都会の魅力は確かに大きい
しかし 一歩間違えると 地獄も大都会の落とし穴なのです。
ハァ～ なんとか気に入られて良かった～♪
この後 オーナー様に ２軒のハシゴ酒のお付き合い (^^ゞ
ゴホッ・ゴホッ・・・これじゃー風邪治んないよ～ (T_T)
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