山と草花と麺三昧【博多発 森の熊さん】

日々の山歩きと出会う雑草や花と庭いじりとかとかなんでもありで、とても麺好きな博多の熊さんが綴る淡々とした日記です。

【筑前町三山】目配山(めくばりやま)と小鷹城山@朝倉郡筑前町 神功皇后腰掛の石のある景勝の地!!

2012年05月06日 14時35分32秒 | 【実録】山歩きは、最高

5月5日(土)昨日山行きした「城山」に続き、筑前町にある『筑前町三山』のひと峰である
『目配山』に朝から行ってきました。

筑前町三山(勝手にそう呼んで見ただけですが・・・)とは、
 ●砥上岳(とがみだけ)      496.5m
 ●目配山(めくばりやま)     405.1m
 ●城山(しろやま又はじょんやま) 130.9m

と言う事になります。

今朝は、快晴とは言えませんが、まずまずの天候!早速『目配山』目指して出発です。
大国主命を祭る、『大己貴(おおなむち)神社』からが本来の正面登山道と言えるのでしょう
が、今回は、「廃棄物処理センターサンポート」横にある釜寺登山口から登る事にします。

ここからだと、車道歩き無しに周回できますからね!


【サンポート奥の駐車スペース】

登山口:天気:雨 気温:10.8℃ 高度: 80m
山頂 :天気:晴 気温:13.2℃ 高度:405m

【コース】釜寺(サンポート奥)駐車場発<80m>(6:15)~釜寺(サンポート)分岐(三叉路)<170m>(6:26)
~黄色い道標<270m>(6:50)~東側展望あり<330m>(6:57)~目配山山頂<405.1m>(7:08)
~山頂散策~山頂発(7.24)~釜寺(サンポート)分岐<170m>(8:00)~小鷹城山分岐<150m>(8:05)
~小鷹城山分岐(三叉路)<160m>(8:12)~小鷹城山取付<175m>(8:17)~山頂<213.3m>(8:26)
~休憩~山頂発(8:35)~小鷹城山分岐(三叉路)<160m>(8:39)~小鷹城山登山口<90m>(8:55)
~釜寺(サンポート奥)駐車場着<80m>(9:00)

計測値は目安です。(PROTREK計測値)


【栗田から見た目配山】

 
【釜寺登山口】
駐車場奥にある、舗装路を少し入ったところに登山口があります。
道標には、約60分の案内が書かれています。
左に石垣を見ながら20m程進んだところから右に折れて谷川沿いを進み高度を上げます。

 
【釜寺(サンポート)分岐】
10分程植林帯を登ると、弥永から来るメインルートと出合います。
ここを左に折れて、目配山を目指します。
あとは一本路です。


【軽快な登山道】
自然林と杉・檜の植林帯を交互に抜けながらの登山道を進み、徐々に高度を上げます。

 
【黄色い道標】
高度を200m程上がった標高270m付近にある道標です。
後、20分の案内が記されています。
ヤセ尾根風の登山道しばらく進む事になります。

 
【踊り子草の群落】
標高380m付近でいきなり東側斜面が開けたところで出ます。
この登山道脇には、踊り子草の「お花畑」が広がり心和ませてくれます。


【草原の目配山山頂広場】
お花畑を過ぎてすぐ、登山道が左の急坂にかかります。山頂はもうすぐです。
暗い自然林の坂道を登り詰めると『目配山山頂』の草原広場の東側に飛び出します。


【目配山山頂(405.1m)】
山頂は、広々とした平原となっていて西側の端に南側が開けた山頂の標識があります。
広場の中央に3箇所くらいクレータ状の穴がありますが、これは、初日の出を拝みに来る際
にここに火が焚かれているからです。


【神功皇后腰掛石】
山頂広場にの中心にあります。
つい、腰掛けたくなるますよね。

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「筑前國続風土記 巻之十」に
○目配山
栗田村上宮の東なるう山を目配山と云。山上に方一間ある石あり。里人の説に、此の石に
神功皇后坐したまひ、四方を見そなはしたまひし故、目配山と號す。

と記してあります。
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また、異説になるとは思いますが、山名は元々分水嶺であったため「水を配る山」、
『水配山』と呼ばれていた時代があったと聞いています。


広場の北東の端に北へ下る路あり、これを降りると、3分程で林道に出ます。

 
【山頂から望む城山方面】
今日は、春霞のためか、昨日登った「城山」をはっきり見る事はできませんでした。

少しゆっくりした後、元の登山道を『釜寺(サポート)分岐』まで戻ります。


【釜寺(サポート)分岐】
ここを、弥永へのルートを直進します。


【快適な登山道】
高度差も無く快適に距離を稼ぐ事ができる、登山道が続きます。

  
【小鷹城跡分岐】
5分程快適な登山道を下ると、右側に道標があります。
九電の「三輪分岐線6号7号」の標識も目印になります。
このステップを10段くら上がり、雑木林の中の踏み跡をトレースしながら進みます。
この辺には、薮椿がかなりありますね!
緩いピークを越えて下ると、鞍部に出ます。
ここに、また道標があります。

 
【小鷹城山登山口分岐】
梨木城、弥永城山の方向へ向かいます。
左に下るルートは、帰りに使用するコースとなります。

 
【小鷹城山への急坂】
間もなく最後の道標です。
ここを左の急坂に取り付き、登ると事約10分弱で山頂に到着です。

 
【小鷹城山山頂(213.3m)】
8時17分、あまり広くは無い山頂ですが、奥にいかにも手作りの丸太の展望台と、同じく
丸太のかなり年期入ったベンチが設置されています。

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「筑前國続風土記 巻之二十五」に
○小鷹城跡
彌長村に有。むかし楢原備後咬守高利と云し者、此城を築て在城せり。其後秋月種寳が出城と
成、家臣内田善兵衛を城番とせらる。備後守が末、楢原形部小輔と云者は、秋月氏の幕下と成
。御笠郡不動が城に移りぬ。其子兵庫、秀吉公九州征伐之時、秋月氏之先手として戰死せり。

と記してあります。
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また、別名として、「小鷹山」「弥永城」「梨木城」などとも呼ばれています。

 
【甘木方向の遠望・三等三角点】
北側以外葉まずまずの展望が望めます。三等三角点も設置されています。


【丸太製の展望台】
かなり気合が入っている展望台です。

朝食がてらのおにぎりとお茶を頂き、山頂下の広場を少し散策しがてら、お下り開始です。


【銀竜草(ぎんりゅうそう)】
山頂直下の二の丸?かなと思う広場には薮椿と別名:ユウレイソウがあちらこちらに咲いて
います。

下りは、鞍部の分岐まで5分程で戻り、今度は左に下るルートに入ります。
 
直下にある、九電の鉄塔の下を通り抜けて、谷間を下り、サンポートを目指します。


【森を抜けるとサンポート】
鞍部の分岐から10分弱で、ひょっこりと森を抜け、サンポートの南側斜面にでます。
写真左奥がサンポートです。


【小鷹城山登山口】
右のステップが登山口です。


【小鷹城跡案内板】
ここから、2~3分舗装路を下れば「釜寺登山口」に戻れます
檜と杉の植林帯があるものの、自然林もそこそこ豊富で歩き安い登山道です。
筑前町三山制覇まで後一つ!

今回のルートは こちら です

サンポート登山口の駐車場は ココ です

【筑前町三山】城山は報告は こちら です

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