Kumitsu式太極拳《室町武術文化を繋ぐ会》

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太極拳 七番目のキーワード「尊」という意識 

2017年09月06日 07時55分42秒 | 太極拳
九つの密のうち7番目「尊」-30




九密式太極拳で

相手(対する人)を崩している

それを可能としている一つには

皮膚接触と皮膚を開した介してのコントロール技術です。

皮膚へのアプローチ操作がキモとなっています。

つまりそれが重要な操作です。

力を使っている様子は見えないに、スルスルと相手が膝から崩れおちたり

同調して動き、また崩れたりしていくのは、

対する相手の筋肉へ力を伝えているわけではなく、皮膚から、コントロールしているからです。

人間には表面から、内部に入っていく(相手の関節を制御しているわけですが)こころの使い方

相手の手の取り方、関わり方があります。

練習での一端を言葉で説明していますが

なんとなく理解いただけたでしょうか。


相手へのアプローチで大切な「尊」。

これは九密の7番目の意識を使っています、ベースにしています。

より具体的に言いますと、相手に対して筋肉反射を誘発しない接触が必要で

かつ、ソフトなタッチ(刺激)がなければ、相手をコントロールする

そういった関係性が起きません。そういう「尊」という心の技を使えば

その条件をクリアしてしまう。

結果として相手との関係で勝機や離脱のチャンスを見出せることができます。


私の生徒さんに、知っていてほしいのは、もちろん、こうした武術エッセンスの

根本になっているのは、「基本アレンジ」です。

型1.クラスに合格すると基本アレンジクラスに進めます。

そこで"基本アレンジクラス①~④"での「九密」の意識やそれに同調する操作を

身体で感じること、理解してゆくこと、さらにそれを信じられる心があって、

次の上級アレンジクラスになり繋がっていく技術習得過程をもちます。

上級アレンジクラスを受講してもらうと、急激な質的飛躍といった感じに戸惑う場合もありますが

あくまでもちょっと先の世界を体験してもらっているだけです。

きちんとした練習過程をふんでいけば、基礎(基本アレンジクラスの内容)がわかっていけば、

必然的に皮膚コントロールもできるようになります。

そうすると、

九密意識や対人的な太極武術としての接触が

感性で理解できるようになります。




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