Kumitsu式太極拳《室町武術文化を繋ぐ会》

すべての太極拳共通のシークレット・テクニック伝授の教室ブログ

七番目の「尊」-16太極拳

2017年09月07日 07時10分14秒 | 太極拳
◇昨日のブログでは、

九密7番目 「尊」-30でした。

今回は、「尊」-16

世間で広く認知されている護身術と九密式で重視している部分のちがいについて

書いていきたいと思います。

九密式太極拳では、相手がこちらを捉えられないようなテクニックを

基本アレンジクラスから教えている武術・護身教室です。

 
◇会社や所属団体の上司や先輩・同僚仲間との身体暴力を伴うトラブル

見ず知らずの人とのトラブル

それらをうまく、あなたは回避する術をもっているでしょうか?

・・・・・ということです。

また、

もしもの時、あなたの立場上、上役を殴りますか?

その上司とは、後後の関係を本当に断ち切れますか?

上司や先輩が居酒屋や路上で酔って絡んでくるようなとき。

または、上司がセクハラをしてきた、

カラダに触れてきた。

でも私には生活がある。

養っていく家族がいる。

何をされても我慢しますか? それとも抵抗で解決しますか。

感情の限界点に達して言葉での攻撃や、

回避行動で相手を殴り飛ばして・・・という行動はやはりとり難いですよね。

いずれにしても

ややこしい状況に追い込まれます。


空手や拳法、柔道の有段者、プロ並みのボクシング経験者ならば

それぞれの技を使うことをちよっと踏みとどまり、「悔しいけど自粛しょう」と

考えるようになるでしょう。

相手を再起不能にしなくとも、背負い投げや突きを出して軽傷でもとなると、

恨みを、そうした感情をずーっと将来的に残すこととなります。

つまりは、「痛い」はとってもネガティブなもの。

そういった負の感情を増幅させることになります。

以上のようなどこででも起こりうる事例は

後、その人との関係をうまく立ち回れるかは非常に難しい問題です。

つまり、こうした

日常あり得る暴力に関する

回避術というのは、実際に、護身術の現場、武道場でも

あまり時間をとって教えられたり

教育としてプログラミングされていません。

護身術では、相手が向かって来たら「こうかわして、パンチを出して」・・・とか

相手を痛めつけるような技術を教えすぎる傾向があります。

あるいは、瞬間的に相手にダメージを与える技ばかりです。


しかし、現実的には、

いきなり対する目前の相手を痛めつける技術よりも、

その正反対の相手を怒らせず、離脱する、イナす技術の方がとっても必要。

相手を痛めない、

負の感情をいだかせず、で上手くソフトに一見見えながら相手の身体を制御する技術です。

相手の立場に立った感覚では

「あれれー」っと戸惑い、意識から混乱してしまうような技です。

結果として、瞬く間に相手の虚を利用して

後(うしろ)をとったり、相手を思い通りに制御してしまう側にいる。立場の交換術。

こういう「しのび」のような技術が。


それが九密式の基本アレンジクラスの内容です。

そして、そこで教えるテクニックの数々です。

相手は、心、つまり思考が混乱してしまい、何をされているのかもわからない。

武術としての虚を突いた状態。

相手に殴られたわけでもなく、痛いという感覚すらないので、

相手からの抵抗もあまり影響なく、こちらの術に従って動いてくれます。

つまりは、恨みや、ややこしい感情も起こさせることなく、

相手を崩します。そういった意味では

なんでも可能です。

そのテクニックは

筋肉的な、物理的な、遅速緩急の話だけではありません。

武術の秘伝というか

基本である

意識、間の操作技術の応用なんです。


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